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漢字にはさまざまな読み方があります。日常生活でよく見かける漢字であっても、あまり馴染みのない送り仮名がつくと「あれ、これってなんて読むの?」と戸惑ってしまうもの。普段あまり使う機会のない言葉だったりすると尚更です。
そこで本記事では、意外と読めない漢字クイズを出題します。
本記事でご紹介するのは「慮る」です。

「慮る」の「慮」が、他にどのような言葉に使われているかというと「遠慮(えんりょ)」「考慮(こうりょ)」「思慮(しりょ)」などです。とはいえ、「慮る」を「りょる」と読むことはもちろんありません。
「〜る」の送り仮名がつく言葉で、なかなか使う機会のない言葉…と想像したとき、「おもねる」という言葉が浮かんだ人もいるかもしれませんが、残念ながらそれも不正解。「おもねる」は「阿る」と書き、「慮る」とは意味が異なります。
「阿る(おもねる)」は
人の気に入るように振る舞う。へつらう。
出典元:小学館 デジタル大辞泉
を意味しますが、
「慮る」は
周囲の状況などをよくよく考える。思いめぐらす。
出典元:小学館 デジタル大辞泉
を意味します。

「おもんぱかる」です。
かつては「おもいはかる」と読まれていましたが、その音が変化し、「おもんぱかる」となりました。
ここで「え?おもん“ば”かる、じゃないの?!」と驚いた方もいるかもしれませんが、本来の読み方は「おもん“ぱ”かる」です。ですが、「おもん“ば”かる」と読んではいけないいうわけではありませんのでご安心を。
なお「慮」には
しか読みはありません。「おもんぱかる」にはこの漢字しか当てはまらないので、漢字、読み、意味とまとめて覚えてしまうことをおすすめします。
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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