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「TOB」は何の略でしょう。
答えは「Take Over Bid」です。
「TOB」は英語の「Take Over Bid」の略。日本語では「株式公開買付け」といいます。ただし、英語圏ではTOBという略語はあまり使われず、takeover bidとフルスペルで綴られるか、短縮表現としてはtakeoverを省略した「bid」とすることが多いようです。
公開買付けは経営権の掌握等を目的とし、その会社の株券や資本性証券を市場外で一定期間のうちに一定価格で買い取ることを公告したうえで取得する方法をです。TOBが行われるケースで多いのは、第三者が企業買収や子会社化など、対象企業の経営権の取得をする場合です。
日本では金融商品取引法(旧証券取引法)において、一定の場合に公開買付けを義務づける「強制公開買付制度」が採用されています。はじめて導入されたのは1971年(昭和46年)で、1990年(平成2年)にほぼ現行の制度となりました。TOBがよく知られるようになったのは、ライブドア事件や村上ファンドの活動が活発だった2000年代と言えるでしょう。
TOBには、経営が行き詰まった企業がいわば身売りする「友好的TOB」と、会社が乗っ取られるような「敵対的TOB」があります。企業経営にはいろいろな苦労や格闘があるようですが、消費者・ユーザーとしては、TOBによるサービスや品質の低下がないように祈りたいものです。
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OTONA SALONE|オトナサローネ
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