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積⽔ハウス 総合住宅研究所が「男性の家事参加(パパ家事)」の実態を調査したところ、特に25~34歳(アラ30)の男性が家事参加に積極的であることが分かった。子どもも一緒に、家族で家事をするために、住まいでどんな工夫をしたらよいだろう?【今週の住活トピック】
「家事参加についてのアンケート調査」を公表/積水ハウスアラ30パパは家事参加に積極的
調査対象は、⼦どものいるフルタイム勤務の既婚男性(20~60代)。炊事・洗濯・掃除といった王道の家事を「自分が行う」と答えたパパは、25~34歳(アラ30 )が半数近くに達し、35~44歳(アラ40)、45~54歳(アラ50)、55~64歳(アラ60)に比べて実施率に⼤きな差があり、家事参加に積極的であることが分かる。
パパが参加する定番家事は、「ゴミ出し」「⾵呂掃除」「⾷器洗い」がトップ3。なかでも、アラ30世代はすべての項目で実施率がトップとなり、幅広い家事に参加していることが分かる。
一方、配偶者(妻)の家事実施率が高いものは、「朝食・昼食・夕食を作る」や「洗濯物を干す・取り込む・たたむ・しまう」など、技術や経験が必要で、時間もかかる家事だった。
「家事を週に3回以上⾏う」家事積極パパと「家事をほとんどしない・まったくしない」消極パパに、「子どもも家事に参加させたい」かどうか聞くと、YES(そう思う・まあそう思う)の回答は、積極パパ(68.5%)のほうが消極パパ(61.8%)より高いものの、いずれも子どもの家事参加には肯定的だ。
ならば、子どもも一緒に家族で家事参加をするために、住まいの工夫も必要だ。
例えば、キッチンの高さは、女性の背の高さに合わせていることが多い。男性には低かったり、子どもには高かったりするので、踏み台などを使ったり、作業スペースを別に設けるなどの工夫をしたい。狭いキッチンに家族が入ると動線がぶつかって動きづらいといったこともある。広めのキッチンを選んだり、出入り口が1つではなく回遊できるようなものを選ぶと、「イライラ」も軽減されるだろう。
動線がシンプルなこともポイントだ。「ごみ箱に捨てる、ごみをまとめる、ごみを出す」とか、「洗濯物を洗う、干す、取り込む、たたんでしまう」など、家事は一連の作業が続くことが多い。家事コーナーなどがあって、作業を集中的に行えたり、動線がスムーズだと家族も参加しやすいだろう。
収納についても、しまう場所をそれぞれに決めておけば「ママしか分からないから、家族はできない」といったことが避けられる。「ルールが守られないから、自分でやったほうが早い」とママも思わないで、我慢して見守ることも大切だ。
調査結果では、家事積極パパほど、「頑張っていることを分かってほしい」と思っていることも浮かび上がった。パパや子どもが少しでも家事に携わったときには、それを認めてあげることが、最も効果があることは間違いないだろう。
住まいに関するコラムをもっと読む SUUMOジャーナルこの記事のライター
SUUMO
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