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前編の続きです。
【リバイバル配信 40代の婚活塾#9後編】
Nさんがぽつりぽつりと語りだしました。
「元アイドルの人も先輩女性もすごいと思った。本当に心から。
でも自分は、仕事もしながら、時間的にも金銭的に精神的にも体力的にもそこまで頑張る気力がない。
子どもを持つことは、私の人生の最優先事項じゃなかったんだ。
もっと本音を言うと『子どもはあまり好きじゃない。欲しくない』と認めるのが怖かった。
人として欠陥があるんじゃないか。母性がないと思われたくない。子どもが苦手なんて、人でなし、冷酷、愛情が欠落している。そんな風に思われるんじゃないかと不安だったんです。
世間の声が、目が怖かった。
でも今はわかった。
私は子どもを持つことを望んでいない。
もちろん、もっと若い時に結婚して、自然に妊娠していたら、すごくかわいいと思うし、愛情もわくと思う。
しかし、この年まで一生懸命仕事をして、それなりに認められ、充実した毎日を送っているこの生活を全部犠牲にして、子どもを持つという選択は今の自分にはない。
42歳のうちに子どもを作ろうと思っていたので、頑張って婚活をしていましたが、その理由がなくなりました。本当の人生のパートナーを得ることと子どもは関係ない。だったら、今じゃなくてもいいと思うんです」
すがすがしい表情で彼女は苦しい婚活からの卒業を宣言したのです。

それからNさんは変わりました。結婚に対する考え方がすごくシンプルになったのです。
●結婚は今じゃなくていい
●人生の後半、40代、50代、60代の30年間を楽しく過ごそう。子育てをしない分、好きな人と笑って生きよう。
●パートナーと相談して、もし本当に子どもを育てたいと思ったら、その時に養子を迎える事を考えればいい。
●そもそも両親にしても孫が可愛いのは4歳ぐらいまで。そのあとは、じいじとばあばはお財布なんだからと気楽に考えよう(笑)
●私が健康で、笑って、幸せそうに生きている事が本当の親孝行なんじゃないか。
そんな事を話しながら「今は毎日を楽しむ事に集中します!」と笑っています。
Nさんの笑顔を見て彼女は大丈夫だと思いました。
憑き物が落ちたというのでしょうか(笑)。案外そんな時に素敵な出会いがあるものです。
Nさんは言います。
「私にとってこの結婚相談所での婚活は無駄ではありませんでした。自分の事が良く分かったし、何をパートナーに求めるかも分かりました。最初にどんな人と結婚したいのか、どんな生活がしたいのかと聞かれた時は、具体的なビジョンは出てこなかった。しかし、お見合いを重ねるうちに、私はこういう人と出会いたいのだという事がはっきりしました。そして、子どもを持つという事に対して、現実味を帯びた未来が見えました。婚活して本当に良かったです」
婚活マネージャーにとって、成婚していただく事は何よりの喜びです。
しかし、Nさんのように、たった1度の自分の人生、どう生きたいのかをはっきりと分かったと言っていただく事も同じように喜びです。
晴れやかな笑顔のNさんは「また結婚したくなったら、ここに戻ってきます!」と言って相談所婚活を卒業されました。
私はNさんのような卒業もありだと思っています。
成婚する事だけが正解ではないと思うから。
Nさんのこれからの人生が素晴らしいものになりますように!
(構成/奥永陽子)
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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