アプリでmichillが
もっと便利に

無料ダウンロード
ログイン・会員登録すると好きな記事をお気に入り登録できます

カラダで覚える「DIY」、はじめの一歩はイベント参加から

/

当記事はSUUMOジャーナルの提供記事です

当記事はSUUMOジャーナルの提供記事です

他のおすすめ記事を読む
ダイソーさんのコレ名品だよ!マニアが「買って手放せなくなった」アイテム5連発
DIYイベント参加で実感! 独学ではわからなかったコツと楽しさ

今年、築2年の中古マンションを購入した編集部員N(30歳代・女性)。引越して半年が過ぎ、新しい家具の配置も落ち着いたところだが、早くも白い壁に飽きてきた。最近よく、テレビで芸能人がオシャレに部屋を変えてるのを観るけど、ああいうの、やってみたいなぁ……と漠然と考えていたとき、壁塗り・壁紙張り・床張り替えを一日で体験できるDIYイベントが開催されるという情報を聞きつけ、身一つで参加してみた。
一戸建ての2部屋をDIYし放題! プロのアドバイスつき

今回のDIYイベントを主催したのは、「賃貸でも自分らしいお部屋で暮らす」をモットーに不動産仲介事業を行っている和光建物株式会社。東京・世田谷区のDIY体験などができる一戸建て「池尻セレクトハウス」で開催された。

築35年の一戸建て。外観からはイベント会場だということは分からない(写真撮影:SUUMOジャーナル編集部)

築35年の一戸建て。外観からはイベント会場だということは分からない(写真撮影:SUUMOジャーナル編集部)

出迎えてくれたのは、同社取締役の竹岡剛志さん。
「今までにもマンションの一室をDIYルームとしてイベントを多数開催してきましたが、今回は築35年の空き家を住空間ショールームとして11月28日(土)にグランドオープンします。池尻セレクトハウスは、“選ぶを楽しむ、自分らしい住まい方”をコンセプトに、1階はデザイナーによるプロ仕様のペイント空間に、2階はDIYによる手づくりの空間にしました。
今後は定期的なショールームやDIYイベント開催(次回は2月)のほかに、企業や個人を問わず住まいに関するイベントや情報発信をしたい方にもお貸しし、さまざまな住まい方の発信基地のようになっていってくれたらと思っています。また、イベントを通じて弊社で行っているDIY可能な賃貸物件の認知や、今後業界的にDIY可能な賃貸がさらに増えていってほしいと思います」(竹岡さん)

DIYイベントで使用する塗料や壁紙・床材などの商品は、イベントに共催する住宅関連メーカー・ブランドが提供し、実際に使ってみることができる。また、ペイント体験・壁紙張り体験・床模様替え体験それぞれに講師がついているので、道具の使い方やきれいに仕上げるコツなども教えてもらえる。

今回は、池尻セレクトハウスの2階部分の2部屋を、「30代新婚夫婦が賃貸で入居開始」という“設定”で、各メーカーが選んだ塗料や壁紙を使用して、参加者が壁を塗り、壁紙を張り、床材を張る、という工程を一日で行うイベントだ。

参加募集枠は各体験それぞれ約10名だったが、募集を開始すると、すぐに埋まったそう。DIYの認知度や関心が高まっていることが分かる。「30代新婚カップルの部屋」という設定にもかかわらず、意外にもカップルで参加している人は少なく、ほぼ単身での参加で、40代・50代の人もちらほら。

編集部員Nも「汚れても良い服装」で、参加者の方とおしゃべりをしながらDIY作業に参加。ほかの人がこのイベントに参加した理由を聞いてみると、「これから猫を飼おうと思っているんだけど、賃貸だからやっぱり壁紙がどうしても気になっちゃって。猫にガリガリ爪を研がれてもいいように、貼ってはがせる壁紙を張って、退去時に原状回復しようと思って」(53歳・女性)。
なるほど、DIYをはじめるきっかけは、おしゃれにしたい、こだわりたい、補修をしたいというニーズ以外にも、今借りている部屋を汚さない、傷をつけないという防御策としても有効だ。

単身で参加されていた男性(42歳)は、「今度、家族で一戸建てに引越すので、部屋を自分たちの好きなようにしたいと思ったから。今日のイベントに一人で参加したのは、妻がまずはDIYってどんなものか見てこいって(笑)」
分かる! 女性はデザインや色にはこだわりたかったりするが、実際の作業は男性のほうが几帳面できれいに仕上げる性質だったりする。妻は司令塔として指揮を執り、夫はプレーヤーとして動くと、DIYはうまくいくのかもしれない。

【画像2】壁塗りの様子。2部屋を2チームに分かれて塗る。ペイントブランドROOMBLOOMの「fun in the sun(イエロー系)」と「classic jazz(グレー系)」の2色を使用。まずは養生後、はけ&ローラーにて仕上げていく。臭いがほとんどなく、色ムラにもなりにくいため、DIY初体験でもキレイに施工できる(画像提供:和光建物株式会社)

【画像2】壁塗りの様子。2部屋を2チームに分かれて塗る。ペイントブランドROOMBLOOMの「fun in the sun(イエロー系)」と「classic jazz(グレー系)」の2色を使用。まずは養生後、はけ&ローラーにて仕上げていく。臭いがほとんどなく、色ムラにもなりにくいため、DIY初体験でもキレイに施工できる(画像提供:和光建物株式会社)

【画像3】壁紙張りの様子。株式会社ジュブリーの輸入壁紙を2部屋で4本使用。「自分ひとりで張れるかも?と思ったけど、脚立にのぼって高い位置で壁紙を手で押さえると、ほかの道具が取れなかったりするから、やっぱり2人以上いたほうがいいね~」などと話しながら、和気あいあいと作業をしていく(写真撮影:SUUMOジャーナル編集部)

【画像3】壁紙張りの様子。株式会社ジュブリーの輸入壁紙を2部屋で4本使用。「自分ひとりで張れるかも?と思ったけど、脚立にのぼって高い位置で壁紙を手で押さえると、ほかの道具が取れなかったりするから、やっぱり2人以上いたほうがいいね~」などと話しながら、和気あいあいと作業をしていく(写真撮影:SUUMOジャーナル編集部)

【画像4】床張りの様子。株式会社ナガイの「ウルティモ」を使用。既存の床の上から敷くことができ、接着剤やくぎを使用しないため賃貸でも施工可能。軽い素材で、板と板をパズルのように組み合わせて差し込んでいくだけなので、女性一人でもラクラク。壁を塗る・壁紙を張るよりも簡単だが、これだけでも部屋の雰囲気がガラっと変わる!(画像提供:和光建物株式会社)

【画像4】床張りの様子。株式会社ナガイの「ウルティモ」を使用。既存の床の上から敷くことができ、接着剤やくぎを使用しないため賃貸でも施工可能。軽い素材で、板と板をパズルのように組み合わせて差し込んでいくだけなので、女性一人でもラクラク。壁を塗る・壁紙を張るよりも簡単だが、これだけでも部屋の雰囲気がガラっと変わる!(画像提供:和光建物株式会社)

“リカバリーの術を知る”のがDIYイベント参加の醍醐味

参加者の方が口をそろえて言っていたのは、「DIYってやってみたいと思っても、いきなり自分の部屋をやるのって勇気がいるよね」ということ。まず何を買っていいか分からないし、いくらかかるのかも分からない。一応材料を買ってみたところで、施工手順マニュアルやYoutubeなどの動画を観ながら自力でやろうとしても、いまいちピンとこないのが正直なところ。失敗したときのことを考えると、慎重になってしまうのはしかたのないことだろう。

編集部員Nが今回のイベントに参加してよかったなぁ~と実感したのは、“リカバリーする術を得られた”ということ。今回の体験中も、壁紙がはがれてきたり、床材の最後の1枚がぴったり入らなかったりと、なかなか、スムーズにできた!とはいえないハプニングも。これを自分だけでやってみて失敗した日には「あーあ、材料がムダになっちゃったな……」と心が折れてしまうかもしれないけれど、教えてくれる人が一緒なら、リカバリーするためのアドバイスがもらえる。そして、それが解決したときの参加者全員の連帯感といったら! これこそイベント参加の醍醐味だ。

完成! 10人が一日がかりで2部屋を一新!

今回のイベントは、
10時~12時半 壁塗り体験
13時~15時半 壁紙張り体験
15時半~17時半 床模様替え体験
というスケジュールで、壁塗り体験だけ参加、壁紙張り体験だけ参加、というように一部だけの参加も可能だったが、大半の人が午前中から参加して、作業の後みんなで昼食をとり、そこで距離を縮めて午後もそのまま和気あいあいとDIYを楽しんだ。

そして、約10名が一日がかりで完成した部屋はこちら

【画像5】(Room A)左/Before→右/After。ウッディ+黄色のアクセントカラーが効いたカフェ風の部屋に(写真提供:和光建物株式会社)

【画像5】(Room A)左/Before→右/After。ウッディ+黄色のアクセントカラーが効いたカフェ風の部屋に(写真提供:和光建物株式会社)

【画像6】(Room B)左/Before→右/After。Room Bは黒と白のシックな部屋に。ただ、作業中は少し目がチカチカした……(写真提供:和光建物株式会社)

【画像6】(Room B)左/Before→右/After。Room Bは黒と白のシックな部屋に。ただ、作業中は少し目がチカチカした……(写真提供:和光建物株式会社)

一日がかりの作業だったので、最後は全員疲れを隠せなかったが、「今度は、○○さん家のDIYをしに行きましょうね~」と言い合いながら、笑顔で別れた。

DIY体験イベントに参加したことで、カラダで覚えた

自分の部屋のDIYを独学でやろうとする前にイベントで体験してみると、やっぱり”カラダで覚えた感“がある。編集部員Nは今週末から自宅のDIYをやろうと思っているが、イベント参加前とは違い、もう材料は何を買えばいいかイメージしており、道具はどう使えばいいかが分かっているので、迷わず着手できそうだ。

近ごろDIYやカスタマイズがはやり始め、DIYグッズも商品の種類が増えて、ネットやホームセンターで気軽に買えるようにはなってきたが、一般的にはまだまだ”はじめの一歩“のハードルは高い。

でも最近は、ちょっと調べてみれば、どこかで開催されているイベントやワークショップにも出合える。編集部員Nのように、「DIYをやってみたいけど、何から始めたらいいのかなぁ?」と思っている人は、考える前にまずカラダを動かすDIYイベントに参加してみることをおすすめする。

また、SUUMO賃貸物件では、こだわり条件で「DIY可」「カスタマイズ可」という検索軸で絞り込んで部屋を探すこともできる。まずはどんな物件がDIYできるのかをチェックして、この部屋をこんな感じに変えたいな、と想像(妄想)してみるのも楽しい! まだまだ賃貸でDIYができる物件数は多くはないけれど、自分で自分の部屋に手を入れてみると、愛着が湧き、より居心地の良い家がつくれるのではないだろうか。

●取材協力
・和光建物株式会社
・池尻セレクトハウス●参考
・SUUMO 賃貸情報 DIY可の賃貸物件 カスタマイズ可の賃貸物件 住まいに関するコラムをもっと読む SUUMOジャーナル

【住まいに関する関連記事】



この記事のライター

SUUMO

『SUUMOジャーナル』は、魅力的な街、進化する住宅、多様化する暮らし方、生活の創意工夫、ほしい暮らしを手に入れた人々の話、それらを実現するためのノウハウ・お金の最新事情など。住まいと暮らしの“いま”と“これから= 未来にある普通のもの”の情報をぎっしり詰め込んで、皆さんにひとつでも多くの、選択肢をお伝えしたいと思っています。

ありがとうを贈ると
ライターさんの励みになります

トップへ戻る

ライフスタイルの人気ランキング

新着

カテゴリ

公式アカウント

ログイン・無料会員登録