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だんなさんに対する奥様方の怒りをぶつける場所となったWEBサイト「だんなデス・ノート」。そう、主婦業はストレスが溜まるんです。24時間365日休みなし、いつも家族を優先し、自分はいつも後回し。これでは、イライラが募ってしまっても仕方がないというもの。
殺意を書き込む前に、素敵な暮らしをしている人を参考にイライラをなくす家仕事を試してみませんか? イライラが消えるだけでなく、家事も進むので一石二鳥ですよ!
例えば、床を磨いたり、無心になって料理に取り組んでみたり、収納を見直してみたり、アイデアはたくさん!
今回は料理家・中川たまさんのイライラを消す家仕事の一部を紹介します!
ルールその1
香りや音に癒やされる家事をする
季節の果物を選んでコトコト煮るジャム作り。柑橘系の爽やかな香りは心をリフレッシュさせる効果が期待できます。皮を細かく刻む作業も雑念が払われ、頭の中がスッキリするという効果も。
ルールその2
単純作業を繰り返し、無心になる
「粉ものをこねる」「卵を泡立てる」「鍋やグラスを磨く」といった単純作業は難しいことを考えず行うことができるので、頭の中が空っぽになり気分転換に。作業が終わったあとの達成感もイライラ解消のポイントです。
ルールその3
ひと息ついて心をリセットする
家事や仕事に身が入らない、なんだか行き詰まってしまった、というときは思い切ってひと休み。ホッとひと息つける時間を意識的に作りましょう。「心も体もリフレッシュできたら、もうひと仕事」が効率アップに。
また、「仕事や家事で忙しくて自分のペースが乱れると、気持ちも乱れて何事もうまくいかなくなってしまいます。そんなとき、一番いいのが丁寧にマーマレードを作ること」と中川さん。キッチンに広がる柑橘の香り、果物を刻む、じっくり煮るという五感を刺激する作業がアンガーマネジメントに最適なのだそうです。みなさんも家事・仕事でイライラしたときはマーマレードを作ってみてはいかがでしょう。
〈レモンマーマレードの作り方〉
【材料】
無農薬レモン…4個(200g)
砂糖(洗双糖を使用)…100g
【レシピ】
①レモンを縦4等分に切り、搾る。内皮とわたは取り除き、種はお茶パックに入れておく。※苦味を加える場合はわたを少し残す。
②外皮を半分にカットしてから、細切りにする。
③たっぷり水を入れた鍋に②を加えて10分ゆで、30分水にさらす。これをもう一度繰り返し、えぐみが抜けていたらOK。まだなら再度繰り返す。
④鍋に水を切った③と、半量の砂糖、お茶パックに入れた種を入れ、ひたひたになるまで水を足して10分煮る。
⑤残りの砂糖を加え、つやが出て少しとろみがつくまで煮詰める。
⑥でき上がったら、冷めるのを待って清潔な保存容器へ。冷蔵庫で2週間保存できます。
完成したマーマレードは、オイル・ビネガーを加えてドレッシングにしたり、炭酸水で割って飲んでも美味しくいただけます。
「だんなデス・ノート」にだんなさんへの殺意を綴るのではなく、このようにマーマレードを煮ることでイライラを解消してみませんか?
中川さんの他のレシピや、違う方のイライラ解消の極意が気になる!という人は、TJ MOOK『イライラを消す家仕事』をチェックしてみてください!
【Profile】
安藤俊介
一般社団法人日本アンガーマネジメント協会代表理事。
1971年、群馬県生まれ。2003年に渡米しアンガーマネジメントを学ぶ。その後、日本に導入し、アンガーマネジメントの第一人者に。ナショナルアンガーマネジメント協会では1500名以上が在籍するアンガーマネジメントファシリテーターの中で15名しか選ばれていない最高ランクのトレーニングプロフェッショナルに米国人以外で唯一選ばれている。主な著者に中国、台湾でも翻訳され累計27万部を超える『アンガーマネジメント入門』(朝日新聞出版)がある。
【Profile】
中川たま
料理家。
神奈川県・逗子の海からほど近い家で夫・長女とともに3人で暮らす。料理教室を開催するほか、雑誌やイベントなどで活躍中。著者に『暦の手仕事』『季節の果実をめぐる114の愛で方、食べ方』(日本文芸社)など。
TJ MOOK『イライラを消す家仕事』
安藤俊介 監修
この記事のライター
宝島オンライン
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