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一人暮らしの楽しみの一つは、自分の家のインテリアを自分の趣味で決められること。ただ、かっこ良くしようと思ってアイテムをそろえたのに、いざセッティングしてみたら「想像とちがった」なんてことになってしまってはお金も時間ももったいない。
そこで今回は、一人暮らし初心者に向けて、センスの良い部屋へ仕上げるためのインテリア術をご紹介したい。話を伺ったのは、インテリアコーディネーターとして活躍する+COCOCHIの冨田陽子さん。
メインの照明選びはどうする?「メイン照明は、部屋のイメージや求める機能を考えて選びましょう。例えば、蛍光灯やLED照明は室内を明瞭にしてくれるので、読み書きなどに最適。また、省エネの観点からもLEDや蛍光灯が向いていますね。逆に、くつろぎやリラックス効果が欲しい場合は、ミニクリプトン電球やハロゲン電球などの白熱電球タイプを選ぶと、温かみのある空間になります。天井面のメイン照明を蛍光灯やLEDに、間接照明に白熱系の電球を取り入れて、生活シーンによって使い分けるのも良いですね」
間接照明に挑戦してみよう「間接照明の効果をよりよくするポイントは3つあります。1つは多灯(複数)使いにすること。2つめは、光源に高低差をつけること。3つめは、天井・壁面や植物などの『面』のあるものに照射することです。例えば、観葉植物の足元から明かりを当てると、植物の影が天井・壁面にうつりこみ、まさに影のアート。ぐっと雰囲気が出ます。また、お気に入りの絵やディスプレイコーナーなどをつくって、スポットライトを当てるのも楽しいですよ!」
家具選びの際のポイントとは?「一人暮らしに適したサイズを選ぶのは当然ですが、少し意識するといいのは『フレキシブルさ』。例えばテーブルの場合、サイズ拡張できるものを買っておけば、友達が集まったときに効果を発揮してくれます。また、家具の高さを低めに抑えるのは、部屋を広く見せるテクニックの王道ですが、床や建具の色をベースに、家具の色もそれに合わせて多色にならないように意識すると、部屋全体の雰囲気をまとめやすくなります」
家具をレイアウトするときは「動線」に注意「レイアウトのポイントは、生活パターンとその動線を意識すること。動線がシンプルでつながりがあるのが理想的です。動線がギザギザしていたり、途切れたり、行き止まりが多かったりすると、ストレスを感じてしまいます。ひとつの部屋の中でこれを満たすのはとても難易度が高いのですが、少し意識して、動線の優先順位をつけるといいでしょう。また、時々模様替えをして、リフレッシュしてくださいね!」
おしゃれに見える壁のインテリアって?「おすすめはウォールシールです。貼ったり剥がしたりが自由にでき、ローコストなので、使い勝手のよいアイテム。オリジナルのストーリーを考えながら貼り付けると、作業自体も楽しめます。また、壁面にお気に入りの布をかけてタペストリーのようにしたり、種類の違うアートフレームをいくつかランダムに飾ったりするのもいいですね」
紹介したポイントを頭に入れつつ、部屋づくりを存分に楽しもう!
住まいに関するコラムをもっと読む SUUMOジャーナルこの記事のライター
SUUMO
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『SUUMOジャーナル』は、魅力的な街、進化する住宅、多様化する暮らし方、生活の創意工夫、ほしい暮らしを手に入れた人々の話、それらを実現するためのノウハウ・お金の最新事情など。住まいと暮らしの“いま”と“これから= 未来にある普通のもの”の情報をぎっしり詰め込んで、皆さんにひとつでも多くの、選択肢をお伝えしたいと思っています。
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