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住まいのトラブル調査【賃貸編】賃貸物件のトラブルで一番多いのは、物件の欠陥や設備の故障だった!

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当記事はSUUMOジャーナルの提供記事です

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住まいのトラブル調査【賃貸編】賃貸物件のトラブルで一番多いのは、物件の欠陥や設備の故障だった!

新しい住まいを探すとき、契約するとき、そして住んでからも、トラブルに巻き込まれてしまうことってありますよね。今回の調査では、賃貸住宅に住んでいる人に、どんなトラブルに遭遇したか、そしてトラブル解決のためにとった行動などを聞きました。事前に防げるもの、その場で対処するしかないものなど、これから引越しを考えている人は要チェックの内容です。
一番多いのは物件の欠陥や設備の故障 次いで近隣トラブル

実際どのようなトラブルにあっているのか聞いてみると、物件の欠陥や設備の故障などのトラブル(67.7%)がトップ、次いで近隣トラブル(61.0%)となりました。賃貸物件は、新築でない限り以前に誰かが部屋を使用しているため、物件の欠陥や設備故障などが見つかるケースが多いのかもしれません。近隣トラブルは賃貸物件に限ったことではありませんが、経験したことがある人が6割を超えました。
続いて3位に「敷金、原状回復のトラブル」(20.7%)、4位「物件探しでのトラブル」(18.0%)、5位「契約に関するトラブル」(16.7%)という結果に。

物件の欠陥や設備の故障、近隣トラブルは3人に2人が経験している(出典/SUUMOジャーナル編集部)

物件の欠陥や設備の故障、近隣トラブルは3人に2人が経験している(出典/SUUMOジャーナル編集部)

また、トラブル後、そのトラブルが解決したかどうかについては、約7割(70.7%)が解決したと回答しています。解決法は「管理会社に連絡をした」(56.6%)が圧倒的に多く、次いで「不動産会社に連絡をした」(32.5%)、「大家に連絡をした」(25.9%)と、関係する管理会社や不動産会社に相談している人が多いようです。

トラブルが起きたとき、特に近隣トラブルなどの場合は当事者同士で直接解決しようとすると、余計に溝が深まったり、さらに大きなトラブルになる可能性もあります。管理会社や不動産会社、大家など、部屋を管理する人に相談し、その人を介して話し合いをしたり、集合住宅であれば貼り紙をしてもらうなどでトラブルを他の住人に知らせてトラブル解決を図るのが賢明と言えそうです。

また、「家族、友人、知人に相談した」は2割程度。同じようなトラブルの経験がある人がいた場合、経験をもとにしたアドバイスはトラブル解決に役立ちそう。その結果、管理会社や不動産会社に連絡をしたり、専門家に相談したという人もいるようです。

「解決した」が7割いる一方で、「解決していない」が約3割(出典/SUUMOジャーナル編集部)

「解決した」が7割いる一方で、「解決していない」が約3割(出典/SUUMOジャーナル編集部)

「何もしなかった」人はわずか7.1%で、解決をした人は何らかの行動を起こしている(出典/SUUMOジャーナル編集部)

「何もしなかった」人はわずか7.1%で、解決をした人は何らかの行動を起こしている(出典/SUUMOジャーナル編集部)

トラブルの相手は不動産会社、管理会社のほか、近隣住民も

トラブルがあった人に聞くと、その相手は「不動産会社、管理会社」(44.3%)と「同じ賃貸物件の居住者」(43.0%)が2トップでした。
トラブル内容で多いのは、「物件の欠陥や設備の故障などのトラブル」「近隣トラブル」でしたから、相手が「不動産会社、管理会社」「同じ賃貸物件の居住者」なのは納得がいく結果だといえます。

不動産会社、管理会社はトラブルを相談する相手だが、トラブルの相手にもなり得るようだ(出典/SUUMOジャーナル編集部)

不動産会社、管理会社はトラブルを相談する相手だが、トラブルの相手にもなり得るようだ(出典/SUUMOジャーナル編集部)

ちなみに、「不動産会社、管理会社」「物件の大家」がトラブル相手の場合、「居住中」にトラブルがあったという人が6割強。トラブル内容としては、「物件の欠陥や設備の故障などのトラブル」が多いようです。次いで多いのは「退去時」で、約2割の人が該当すると答えました。

居住中はもちろん、部屋探しのときや契約時にもトラブルが起こっている(出典/SUUMOジャーナル編集部)

居住中はもちろん、部屋探しのときや契約時にもトラブルが起こっている(出典/SUUMOジャーナル編集部)

また、トラブル相手が「同じ賃貸物件の居住者」「物件の近隣住民」と答えた人のなかで、「苦情を言った」人は56.0%、「苦情を言われた」人は25.3%でした。一方、「苦情は言っていないが、迷惑していることがある」人は36.7%で、必ずしも「迷惑であることを相手に伝える」行動に移しているわけではないと分かります。

トラブルの具体的な内容としては、「深夜なのに音楽がうるさい」「夜中、猫の鳴き声がうるさいと言われた」「上の階の子どもの足音や走り回る音が下まで聞こえ、夜遅くまで続く」などの騒音問題をはじめ、「廊下に生ごみなどを放置」「共用スペースに布団を干す」などの生活マナーの問題などが多く挙げられました。

近隣トラブルに関しては、約6割が「苦情を言った」と回答しているが、「苦情は言っていない」人も36.7%いることがわかる(出典/SUUMOジャーナル編集部)

近隣トラブルに関しては、約6割が「苦情を言った」と回答しているが、「苦情は言っていない」人も36.7%いることがわかる(出典/SUUMOジャーナル編集部)

トラブルの内容は、「敷金礼金」や「エアコンの故障」など

最後に、「部屋探しのとき(部屋の内見も含める)」「契約時」「居住中」「契約更新時」それぞれのトラブル内容をご紹介します。

【部屋探しのとき(部屋の内見も含める)】
・この部屋だと決めて引越しの用意もしたが、当日鍵をもらいに行くと 他の人に決まったと言われた(48歳・女性)
・不動産会社で紹介された内容と実物が全然違うし、家賃も契約時の書類内容と違っていた(49歳・男性)

【契約時】
・敷金礼金を多く取られそうになった(24歳・女性)
・家賃の金額が紹介してもらったときと違っていた(49歳・男性)

【居住中】
・クーラーが取り付けてあって、家賃に含まれているのに使用できなかった(38歳・女性)
・機器や備品の壊れがひどく、電話してもきちんと対応してくれなかった(31歳・女性)

【契約更新時】
・契約を更新して家賃の月額が2000円下がったにも関わらず、以前のままの金額が引き落とされていた(43歳・男性)
・一方的に契約変更があった(33歳・男性)

今回の調査で、賃貸物件に住んでいる人は、物件の欠陥や設備の故障、近隣トラブルを経験しているケースが多く、トラブル相手は「不動産会社、管理会社」「同じ賃貸物件の居住者」などであることが分かりました。

さまざまなトラブルがありますが、約7割は解決したと回答し、その方法としては「管理会社に連絡をした」「不動産会社に連絡をした」「大家に連絡をした」などがありました。トラブルがあっても、自分達だけで解決しようとせず、部屋を管理している会社や大家に相談するのがいち早く解決する方法だと言えそう。解決するための相談相手が分かっていれば、たとえトラブルにあったとしても慌てず対応できるはず。

また、物件の欠陥や設備の故障などのトラブルは、物件の内見の際にチェックすることで、ある程度防ぐことができるかもしれません。近隣トラブルなども、日々きちんと挨拶をかかさない、夜中の騒音には気を付けるなど、生活をする上で少し気を付けることで回避できることがありそうですね。

●調査概要
・[住まいのトラブル調査 賃貸編]より
・調査期間:2018年3月8日~9日
・調査方法:インターネット調査(ネオマーケティング)
・対象:全国の賃貸住宅にお住まいの18歳~49歳の方
・有効回答数:男女300名 住まいに関するコラムをもっと読む SUUMOジャーナル

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この記事のライター

SUUMO

『SUUMOジャーナル』は、魅力的な街、進化する住宅、多様化する暮らし方、生活の創意工夫、ほしい暮らしを手に入れた人々の話、それらを実現するためのノウハウ・お金の最新事情など。住まいと暮らしの“いま”と“これから= 未来にある普通のもの”の情報をぎっしり詰め込んで、皆さんにひとつでも多くの、選択肢をお伝えしたいと思っています。

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