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本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「彼方此方」です。

「彼方」を「かなた」と読んだ人は少なくないはずです。もちろん「彼方」の読みの一つなので間違いではありません。辞書を調べてみると「彼方此方」の読みには「彼方」を「かなた」と読む「かなたこなた」も含まれています。
かなた‐こなた【▽彼▽方×此▽方】
[代]遠称の指示代名詞。いろいろの場所・方向などをさす。あちらこちら。方々。出典元:小学館 デジタル大辞泉
ただ、本記事でご紹介する「正解」は、日常生活でも使われている、誰もが一度は聞いたことのある読み方です。正解はひらがな4文字。例文には「彼方此方探したが見つからない」などが挙げられます。
まずは正解を見てみましょう。

「あちこち」です。
「彼方此方」は
①いろいろな場所や方向。あちらこちら。
②物事の順序などが食いちがうこと。あべこべ。出典元:あちこち|言葉|漢字ペディア
を意味します。
辞書には「あちこち」「かなたこなた」の他に、
の読みが紹介されていますが、どれも意味は「あちこち」に同じです。
「彼方此方」を逆にした「此方彼方」という言葉もあります。「此方彼方」の読みは「こなたあなた」または「こなたかなた」。「こちあち」「こっちあっち」とは読みません。とはいえ「此方彼方」も意味は「あちこち」と同じです。なんだかややこしくなってきましたね……!
「彼方」には
の読みがありますが、「あちら」と「かなた」ではやや意味が異なります。
「彼方(あちら)」は
①相手や自分から離れた場所、また、方向や人。
②外国。特に、欧米をいう。出典元:あちら|言葉|漢字ペディア
「彼方(かなた)」は
時間的・空間的に遠く離れたところ。ずっとむこう。あなた。
出典元:かなた|言葉|漢字ペディア
を意味します。
どちらも離れた場所を示す言葉ですが、「かなた」と読むと、その距離はより遠くなります。
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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