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ジャズやクラシックの楽興で印象的な音色を奏でる楽器、サックス。
「サックス」は何の略でしょう。
答えは「サキソフォーン(サクソフォン)」です。
「サックス」は「サキソフォーン(サクソフォン)」の略。金属(真ちゅう)で作られており、見た目からも金管楽器のように思えます。しかし以外にも発音の原理をもとに、クラリネットやフルートなどと同じ木管楽器に分類されます。
多くの楽器は、さまざまな変遷を経て現在の形になっているため、だれがいつ作ったかははっきりしていません。しかし、サックスは発明された時期、発明した人の名前がわかっています。
サックスはベルギーの楽器製作家、アドルフ・サックス(1814~1894)によってつくられました。さまざまな吹奏楽器を使えこなせる人物だったそうです。彼は木管楽器と金管楽器、両方のよさを持つ楽器を作ろうと思い立ち、1840年代にサクソフォンを考案、パリで特許を得ました。
また「サクルソン」という同じく自分の名前にちなんだ金管楽器も発明しましたが、こちらは広まりませんでした。
サックスはサクソフォンだけでオーケストラをつくろうと思っていたため、当初は14種類ものサックスが存在していました。もっとも、現在はソプラニーノ、ソプラノ、アルト、テナー、バリトン、バスの6種類に落ちついています。
ジャズとクラシックの両方でさまざまに重宝されているサックス。楽曲に潤いをもたらす楽器としてこれからも重宝されることでしょう。
参考:サックスは人の名前!?(スガナミ楽器「楽器の豆知識」)
サクソフォン誕生ストーリー(ヤマハ「楽器解体全書」)
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