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日本にはたくさんの美しい四字熟語があります。中にはおしゃれで華やかなものから、和風で素敵なものなど色々。
そこで今回は、言葉の響きが美しい四字熟語を集めました。漢字の並びが綺麗で華やかなもの・かっこよく素敵な響きのものなど、厳選した16個をご紹介します。
普段から自然に取り入れてみるのもおしゃれ。美しい四字熟語の世界をご堪能ください。
最初にご紹介するのは綺麗で美しい四字熟語。響き・漢字・意味などが華やかで素敵な四字熟語を4つピックアップしました。
華やかな四字熟語には、日本の素敵な景色を表現するものがたくさん。言葉の持つ美しい趣を感じとってください。
目をつぶり美しい景色を思い、四字熟語の世界に浸ってみると、華やかな気分になれそうです。
山紫水明(さんしすいめい)
山が紫色に見え、川が透き通って見えて美しいこと。または、そのように美しい心。
出典:http://4ji.za-yu.com/2015/01/post_993.html
「山紫水明(さんしすいめい)」は、美しい自然の景色を表す四字熟語。
陽の光によって紫色に見える山並みや、澄んだ美しい川の様子。「山紫水明な場所」や「山紫水明を味わう」と使えます。
またそんな自然の素敵な景色を美しいと感じられる「心」を表現することも。
綺麗な音の流れは、口に出して言いたい美しい響きがありますね。日本の四季の華やかさを表現するのにもぴったりの、おしゃれな四字熟語です。
清風明月(せいふうめいげつ)
明るく澄んだ月とすがすがしい風が心地よいしずかな夜の様子。
出典:https://yoji.jitenon.jp/yojic/1306.html
月が綺麗で美しい夜は、気分が穏やかになります。そんな夜を表した日本風のおしゃれな四字熟語が「清風明月(せいふうめいげつ)」。
「清風」とはすがすがしく爽やかな風、「明月」は明るく澄んだ月を意味しています。
気候が心地よいこの季節。たまにはテレビやスマホをオフにして、綺麗な月を眺めながら素敵な夜を楽しむのもおしゃれですね。
言葉に出して言いたくなる、おしゃれで美しい四字熟語です。
火樹銀花(かじゅぎんか)
町の灯りや花火の光が輝く様子。
出典:https://yoji.jitenon.jp/yojik/5074.html
漢字が華やかで美しい四字熟語「火樹銀花(かじゅぎんか)」。綺麗な夜景や、光り輝く日本の花火の様子を表す言葉です。
「火樹」は灯りによって樹が燃えるように見える様を、「銀花」はきらめく銀白色の光を意味しています。
目を閉じて想像してみると、華やかできらびやかな景色が浮かびあがり、ワクワクしてきませんか?おしゃれで美しい四字熟語は、日本の夏の夜を思わせますね。
鏡花水月(きょうかすいげつ)
「儚い幻」という意味。
鏡に映る華や水面に輝く月のように、目には見えても決して触れられないものの例え。
出典:https://dic.pixiv.net/a/%E9%8F%A1%E8%8A%B1%E6%B0%B4%E6%9C%88
鏡に映る花や、水に映る月の様子を意味する「鏡花水月(きょうかすいげつ)」。どちらも、目で見えていても手には取れないですよね。
また小説や詩などの文学において、味わい深さを表現する際に使われることも。奥ゆかしい日本人ならではの、おしゃれな表現方法です。
手に触れられない儚さを表した、素敵な四字熟語ですね。おしゃれで美しい言葉の響きを、ぜひ言葉に出して楽しんでみてください。
続いては、可愛いイメージを持つ四字熟語をご紹介。
日本女性の生き方を表現するような、おしゃれで素敵な四字熟語を4つ集めました。自分の心にハマるものがあれば、これからの人生の指標とするのもいいでしょう。
あなたの考え方を変え、悩みを吹き飛ばし、生きていくのが少しラクになる。そんな言葉に出会えるかもしれません。おしゃれで可愛い四字熟語をさっそく見ていきましょう。
桜梅桃李(おうばいとうり)
それぞれが独自の美しい花を咲かせるように、他人と自分を比べることなく、個性を磨こうという教訓を含んでいる。
出典:https://yoji-jukugo.com/%E6%A1%9C%E6%A2%85%E6%A1%83%E6%9D%8E/
「桜梅桃李(おうばいとうり)」とは、漢字のごとく、桜・梅・桃・李(すもも)の花のこと。どれも違った美しさや個性がありますよね。
日々暮らしていると、つい他人と色々比べがち。そんな時にはこの言葉を思い出しましょう。どんな花が咲いても、そこにはその花にしか出せない魅力があります。
とてもポジティブで素敵な考え方ですね♪漢字も華やかで、どこかに書き留めておきたいおしゃれな四字熟語です。
天真爛漫(てんしんらんまん)
飾らず自然のままの姿があふれ出ているさま。生まれつきの素直な心そのままで明るく無邪気なさま。
出典:https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%A4%A9%E7%9C%9F%E7%88%9B%E6%BC%AB/
よく耳にする「天真爛漫(てんしんらんまん)」も、可愛いイメージを持つ四字熟語。
「天真」とは純粋で飾らない様子を、「爛漫」とは咲き乱れる花や光輝いている様子を意味する言葉です。男女問わず、天真爛漫な人には他人を惹きつける魅力があります。
大人になればなるほど、かっこつけずにありのままの自分を出すのはなかなか難しいもの。天真爛漫な魅力が自然とあふれる人になりたいですね。
洒々落々(しゃしゃらくらく)
性格や言動が淡白であっさりとしていて、物事にこだわらないこと。
出典:https://yoji.jitenon.jp/yojid/1757.html
響きがおしゃれで可愛らしい「洒々落々(しゃしゃらくらく)」。さっぱりとした気質を表す四字熟語です。「さいさいらくらく」と読む場合もあります。
何かとストレスの溜まりやすい現代の日本。時には「洒々落々」のスタイルでやり過ごすことも大切です。
些細なことでイライラしそうな時には「しゃしゃらくらく」とおしゃれな呪文のように呟いてみましょう。気持ちが軽くなるかもしれませんよ。
黄花晩節(こうかばんせつ)
年老いても、気高く立派な信念を守り続けることのたとえ。
または、年老いても健康なことのたとえ。
出典:https://yoji.jitenon.jp/yojik/5346.html
長寿のお祝いの際にも使われる「黄花晩節(こうかばんせつ)」。極寒の冬でも華やかに花を咲かせる菊をイメージした四字熟語です。
背筋をピーンと伸ばして元気に生きる、可愛い日本のおばあちゃんが浮かびます。
同じく長寿をお祝いする四字熟語としては「千秋万歳(せんしゅうばんざい)」が使われることも。
年齢を重ねても凛とした花を咲かせる、おしゃれで黄花晩節な女性になりたいものです。
次にご紹介するのは、美しい響きの中にもかっこいい意味を持つ四字熟語。中には、初めて聞く四字熟語もあるのではないでしょうか?
かっこいい人の様子を表す言葉やかっこいい考え方など、4つの四字熟語をピックアップしました。かっこよく生きていくための座右の銘にしたいような言葉もありますよ。
気に入った言葉があれば、書き留めて毎日思い出してみてください。
明鏡止水(めいきょうしすい)
一点の曇りもない鏡や静止している水のように、邪な心がなく明るく澄み切った心境。
出典:https://sanabo.com/words/archives/2000/01/post_267.html
邪念のない澄んで落ち着いた心を表す四字熟語「明鏡止水(めいきょうしすい)」。
「明鏡」とはチリひとつ付いていないピカピカの鏡を、「止水」とは揺れがまったくない止まっている水を意味しています。
剣道の場面でも使われているというこの四字熟語。「明鏡止水の心」や「明鏡止水の境地」という使い方をすることが多いようです。
雑念や偏見にとらわれず平穏に物事を考える心は、忙しい大人にこそ大切なものですね。
徹頭徹尾(てっとうてつび)
初めから終わりまで。一つの考えや方針などを、徹底してあくまでも貫くさま。
出典:https://sanabo.com/words/archives/2001/06/post_361.html
「徹頭徹尾(てっとうてつび)」は、最初から最後まで一つの考えをブレずに貫く、というかっこいい四字熟語。
よく耳にする「首尾一貫(しゅびいっかん)」と同じような意味を持ちます。音の響きからも、ブレない様子がイメージできますね。
あらゆる情報が簡単に手に入る現代は、便利な反面、情報に惑わされ本当の自分の気持ちが揺らいでしまうことも。
自分が決めた道を、徹頭徹尾の精神で貫く強さを持っていたいですね。
荘厳華麗(そうごんかれい)
重々しく威厳があり、華やかな様子。
出典:https://yoji.jitenon.jp/yojij/4755.html
漢字の響きや見た目からもかっこよさが滲み出ている「荘厳華麗(そうごんかれい)」という四字熟語。
威厳ある気高さと、きらびやかな華やかさを兼ね備えていることを意味しています。大人の女性なら憧れてしまう様子ですね。
人に対して使うほか、自然の景観や芸術の様子を表現する時にも使える言葉です。ほとんど同じ意味を持つ四字熟語として「荘厳美麗(そうごんびれい)」という言葉もあります。
疾風勁草(しっぷうけいそう)
その人の真価は苦境に立って初めてわかることのたとえ。
出典:https://yoji.jitenon.jp/yoji/482.html
トラブルが起こった時にこそ、その人の本当の強さがわかるという意味の「疾風勁草(しっぷうけいそう)」。
もともとは「疾風に勁草を知る」という言葉だったのが略され、四字熟語となったものです。
「勁草」とは風雪にも強い草のこと。激しく強い風が吹いた時に初めて、どの草が一番強いのかがわかる、ということです。
逆境にも耐える強さを持つ、そんなたくましく美しい女性はいつの時代も素敵ですね。
最後は希望に溢れた意味を持つ四字熟語をご紹介します。
日本のみならず、世界中が困難に立ち向かっている今の時代。明るい未来を願い、希望が持てる四字熟語を集めました。どの言葉にもさまざまな希望がつまっていますよ。
心に響いた四字熟語があれば、ノートなどに書き留めておくのもいいですね!声に出して言うことで、希望が叶うかもしれません。
一陽来復(いちようらいふく)
物事が回復すること。春の兆し。
出典:https://idiom-encyclopedia.com/maemuki/
「一陽来復(いちようらいふく)」とは、悪いことが長く続いた後には必ず良いことがやってくる、という意味の四字熟語です。
暦の上で春の到来とされる、12月の冬至。昔の日本ではこの日を「一陽来復」と言い、冬至を境にして良い運が訪れると考えられてきました。冬至の日に柚子湯に入るのは、「一陽来復」の幸運が来る前に、香りが強い柚子で厄払いをする意味があるそう。
今も続く日本の素敵な伝統ですね。
重見天日(ちょうけんてんじつ)
暗く苦しい状況から開放されて、以前の明るい状況に戻ること。
出典:https://idiom-encyclopedia.com/choukentenzitu/
今の悪い状況を抜け、再び良い方向へ行くことを意味する「重見天日(ちょうけんてんじつ)」。今世界中の人たちが願う、希望に満ちた四字熟語です。
「重見」は再び見ることを、「天日」は太陽のこと。もう一度輝く太陽が出ることを願ってやみません。
同じような意味を持つ「撥雲見天(はつうんけんてん)」という四字熟語も。暗い雲が晴れ、太陽の光がさす様子を表しています。重見天日となる日が訪れますように。
勇気凛々(ゆうきりんりん)
失敗や危険を恐れず気力に溢れていて、勇ましい様子。
出典:https://idiom-encyclopedia.com/yukirinrin/
「勇気凛々(ゆうきりんりん)」というこの四字熟語は、耳にしたことのある人が多いのではないでしょうか?
4文字の漢字からも勇ましい様子がみなぎり、元気になれるような素敵な言葉ですね。
「勇気」という言葉や「凛々」という響きが心地いいこの言葉。声に出して言ってみると、それだけでパワーがあふれてくる感じがしませんか?
子どもから大人まで、いつも心に留めておきたい、希望に満ちた四字熟語です。
四海兄弟(しかいけいてい)
真心と礼儀を尽くして他者と関わることで、世界中はみんな兄弟のように仲良くなるということ。
また、そうすべきであるということ。
出典:https://idiom-encyclopedia.com/sikaikeitei/
最後は、世界中が手を取り合えるようなピースフルな言葉。
「四海兄弟(しかいけいてい)」の四海とは4つの海=世界中を意味しています。世界中がみんな兄弟ということですね。
四海兄弟の気持ちを持つことは身近な人間関係でも大切。真心と礼儀を忘れずに人と接することを思い出させてくれる、素敵な四字熟語です。
世界中が仲良くなったら…なんて考えていると、なんだか華やかで幸せな気分になってきます。
華やかで素敵な四字熟語をたくさんご紹介しましたが、気になる言葉はありましたか?
海外の人にとって、漢字はとてもおしゃれで魅力的に見えるそう。せっかく日本人に生まれたのなら、美しい四字熟語の世界を存分に楽しんじゃいましょう。
四字熟語には、昔から受け継がれてきた日本人の心がつまっています。自分だけのお気に入りを見つけて、いつも心に置いておきましょう♪
この記事のライター
folk
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