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本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「打遣る」です。

「打」は「打つ(うつ)」や「打開策(だかいさく)」など、比較的目にする頻度が高いかと思います。一方「遣」も、歴史の教科書などで目にする「遣唐使(けんとうし)」や「気を遣う(きをつかう)」といった表現で、目にしたことがある人は少なくないはずです。
ですが、それぞれの漢字が組み合わさって「打遣る」と表されると「ん、これなんて読むの?」と戸惑ってしまうもの。それぞれのよく見知っている読みを組み合わせ、一か八か「だけんる」と読んだ人もいるかもしれませんが……残念ながらそれは不正解。
なお「打遣る」は
①投げすてる。
②ほったらかしにする。
③相撲で、寄ってきた相手を土俵際でひねって外に出す。
④最後の場面で形勢を逆転させる。出典元:※
を意味します。
読みのヒントは
の2つ。
読み方はわかりましたか?

「うっちゃる」です。
「打ち遣る」とあった場合には「うちやる」と読みます。
また「うっちゃる」は「打棄る」と表すこともできます。「打遣る」にも“③相撲で、寄ってきた相手を土俵際でひねって外に出す。”の意味があります。「うっちゃり」という相撲の決まり手に当てられている漢字は「棄」を用いる「打棄」の方が多い印象です。
ちなみに「うっちゃり」は
土俵際まで寄られながら、そこから相手の体を持ち上げて背後の土俵外に出す、逆転の技。
出典元:(株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」
なのだとか。「ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典」には、“力士が大型化した現代では珍しい技になった。”とありますが、ぜひとも「打棄」をみてみたいものです。
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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