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同じ漢字を二つ重ねて表す畳語(じょうご)。同じ言葉を似回繰り返すことで、より強い意味を表現するのです。今日は、普段よく使っている畳語を漢字にした副詞を3つ紹介します。あなたは3問中何問読めるでしょうか。挑戦してみてください!

「かたかた?」「へんへん?」いえいえ、そんな言葉ありませんよね?ヒントを読んで、読み方を当ててみましょう!
例えば「桜が片片舞い落ちる」
例えば「木漏れ日が風で片片としている」
もう分かりましたね?

さきほどの例文で言うと……
「片」は「片方」という意味もありますが、「一片、二片」という数え方からも分かるように、花びら、葉、紙など薄く平たいものを数える言葉でもあります。それを重ねることで「ひらひら」の意味を表すのですね。

「どど」? まさかね(笑) そうではありません。ヒントを読んで、読み方を当ててみましょう!
「努努」の意味は次の通り。
例えば「努努考えもしなかった」など。
分かりましたか?
正解は……

さきほどの例文で言うと……
と読みます。
「努」は、「努力」を表す漢字ですが、「けっして」という意味もあります。重ねることで意味を強めていますね。ロックバンド ONE OK ROCK の曲名にもあるので、読めた人も多いかもしれませんね。

「仄仄」は何と読むのでしょう。意外な読み方なんですよ。でも、ここまで読んだあなたなら、漢字のイメージから想像して読めるはず!ヒントを読んで、読み方を当ててみましょう!
「仄仄」の意味は次の通り。
例えば「夜が仄仄と明ける」
例えば「仄仄とした愛情」
もう分かってしまいましたね。
正解は……

さきほどの例文で言うと……
「仄」には「片方に寄る」という意味もありますが、「ほのか」「かすか」という意味もあります。二つ重なることで、かすかな感じを表すのですね。
読めましたか? どれも普段使っている単語だったと思います。漢字で書くと読めないこともあり、このような畳語は仮名表記することが多いのですが、漢字で書くとこういう字を使うのだと分かっていると、これらの畳語をより深く理解することになると思います。日本語って面白いですよね。
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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