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グレーのカーテンは「シックで冷たい」と思うかもしれませんが、実のところグレーは柔らかな印象を持ち、温かでナチュラルな雰囲気を生み出します。
また主張の強い色と違って幅広いインテリアと合わせやすく、落ち着いた印象があるのでインテリアコーディネートにはもってこいの色合いなんですよ。そんなグレーカーテンを使ったインテリアコーディネート実例をご紹介します。

自然界の雲をイメージしたグレーカラーのカーテンを取り入れた、ナチュラルインテリアコーディネート。
グレーカラーのカーテンは名脇役的存在感で床やクロスと調和しながら、お部屋を優しく落ち着いた雰囲気で満たしてくれます。
さらにワンランク上の上品さを加えるには、シンプルな色やデザインの家具の中にボタニカルやトラッドなどのおしゃれ柄のインテリア雑貨を投入するといいですよ。

グレーカーテンはアグレッシブに訴えかけてくるインパクトはありませんが、エレガントでコンサバティブな雰囲気を醸成したい時にはうってつけのインテリアアイテムです。
ホテルライクなインテリアのお部屋作りをしたい時には、エクスペンシブな素材のグレーカーテンを選んでおけば自由自在に間違いのないコーディネートを楽しめるでしょう。
カーテン生地がおしゃれのポイントです。

こちらのお部屋ではインテリアを4系統に分けて、カテゴリーごとに色を揃えるように意識してコーディネートしています。
布製ソファやラグもカーテンと同じファブリック系アイテムということでグレーを選択。
ただしトーンまで揃えず、少しずつ色合いを変える方がインテリアにリズムができておしゃれです。
カーテンのグレーを重めのトーンにすると空間が引き締まり豪華な印象に。

モノトーンインテリアでお部屋をコーディネートする場合、カーテンの色も3択で白、黒、グレーのいずれかになりますね。
完全に白と黒のみで構成するモノトーンインテリアでない限り、カーテンはグレーを選ぶのがおすすめです。
なぜなら、白はどうしても透けるので遮光性が若干悪くなりますし、黒はよほどアバンギャルドなインテリアでなければ組み合わせが難しいでしょう。

お部屋を北欧モダンインテリアにコーディネートする時のスタンダードメソッドは、白、ライトグレー、ナチュラルベージュの3色をベースカラーにして家具や雑貨を使いやすく組み合わせて配置すること。
こちらのリビングは、まさにその王道を行く手本のようなインテリアコーディネートです。
ライトグレーのカーテンとソファのファブリックがリンクして、配色のバランスがおしゃれですね。

グレーはくすんだ色合いなので味わい深い個性豊かなレトロ家具ともコーディネートでき、シンプルな家具ともおしゃれに共演できます。
ナチュラルブラウンの床にグレーのソファとグレーのカーテンを組み合わせた部屋の一角に、レトロな木製シェルフやアルテックスツールが置かれおしゃれな印象です。
グレーカーテン自体は目立たないのに、周りのインテリアを格上げしてくれます。

グレーカーテンは派手に目立たないので没個性的と思われるかもしれませんが、お部屋のインテリアに合わせてテイストを変えることも可能です。
その方法は素材を変えること。素材によってグレーの明るさや鮮やかさも変わりますし、素材のテクスチャーでも印象が違います。
こちらはリネン製カーテンでコーディネートしたリビング。ラタン家具やドライフラワーとよく合いますね。

DIYで取り付けた本棚に、書斎のように本を並べたリビング部屋。ブルックリンテイスト×BOHOインテリアのようなスタイルでおしゃれですね。
こちらのカーテンのグレーはアイアンフレームの黒に寄せたダークグレーをチョイスして、男前な雰囲気をアップしています。
ダークグレーのカーテンは重苦しいイメージかもしれませんが、日中はカーテンを開けるのでさほど気になりません。

ホテルライクな寝室インテリアコーディネートには、シックでラグジュアリーな素材と作りのグレーカーテンがジャストマッチですね。
ゴージャス感を出すためにゴールドのコブラン織やベルベッドの赤いカーテンにすると緞帳のようになってしまい寝室には向きません。
お部屋の目的に合ったコーディネートにするのが、おしゃれなインテリアのポイントです。グレーは心を落ち着けますよ。

こちらは厳密に言うとカーテンではなくローマンシェードと言い、たたみ上げて開閉するカーテンのようなものです。
壁一面を覆うかのような大きさなので、カラーの選び方は重要ですね。
グレーカラーは寝室に温かみをもたらしつつ、圧迫感や刺激も少ないのでうってつけの色合いです。
またユニセックスなカラーなので、女性のお部屋でも男性のお部屋でも使いやすいでしょう。

ビビットなカラーを持ち込まず、アースカラーでエスニックな趣にコーディネートした寝室インテリア。
心も安らぐような落ち着いた雰囲気が魅力的なお部屋です。
透け感のあるダークグレーのカーテンは全体のくすんだ感じを優しく引き締めて、コーディネートをおしゃれにまとめています。
ダークグレーは黒のように暗くてもどこかマイルドな雰囲気があり、重さや硬さが少ないですよ。

こちらはドレープカーテンとレースカーテンが一体型となっているカーテンです。
ドレープの方には星形の小さな穴が開いていて光が射すとカーテンの上に星が瞬きロマンチック。
画像はグレーのカーテンで、グレー以外に4色のラインナップがあります。
レースカーテンの上部にはフリルレースのペプラムが付いていてフェミニンでおしゃれ。スイートインテリアのお部屋におすすめです。

シンプル&カジュアルなベッドルームの窓にコーディネートした無地のグレーカーテン。
味気ないかなと思うくらいシンプルなカーテンの方が、睡眠に集中できる落ち着いた寝室空間になりますよ。
布団カバーに柄があってもがちゃがちゃした印象にならないのでコーディネートも楽ちん。
他のお部屋も同じカーテンで揃えていますが、家全体のインテリアとも合わせやすいですよ。

ダークグレーを基調としたモノトーンな男前インテリアにコーディネートしている寝室。
アクセントクロスとトーンを揃えたチェック柄のダークグレーカーテンを合わせています。
チェック柄のラインも白ではなく地の色より少し薄いグレーで入っているので、柄が目立たずうるさく感じないでしょう。
木製アイテムのナチュラルベージュを差し色に使うことでリラクシー感を演出。

いたってノーマルなグレーカーテンですが、このお部屋のカーテンはこれがベストマッチと思えるコーディネートです。
グレー率多めのモノトーンインテリアに、北欧テイストもプラスしておしゃれにまとめています。
グレーは差し色にピンクを合わせることで、フェミニンなスイートカラーになるので面白いですね。シンプルなカーテンながら、無くてならない役割を果たしています。
グレーカーテンのおしゃれなインテリアコーディネート実例をご紹介しました。無彩色のグレーは、カーテン単体で見ると地味に見えるかもしれません。
でも、部屋の中の広い面積を占めるカーテンは、インパクトのある色合いよりも調和する色合いを選ぶ方が模様替えにも柔軟に対応でき、日々の生活に安らぎを与えてくれます。もし、カーテンの色に迷ったらぜひグレーをお試しください。
この記事のライター
folk
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