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本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「如何わしい」です。

「如何わしい」に用いられている「如」は、日常生活で頻繁に見かける漢字ではないかもしれませんが、「突如(とつじょ)」や「欠如(けつじょ)」、「百聞は一見に如かず(ひゃくぶんはいっけんにしかず)」など、一度は聞いたことがあるであろう表現に用いられています。
とはいえ、上記のような「如」の読みで「如何わしい」を「じょなにわしい」「にょなにわしい」「しなにわしい」と読むのは残念ながら間違いです。
「如何わしい」の意味は
1 本当かどうか疑わしい。物事の内容、人の正体などが、あやしげだ。信用できない。
2 下品でよくない。風紀上よくない。出典元:小学館 デジタル大辞泉
で、例文には「如何わしい映画」「如何わしい人物」などが挙げられます。
この意味を見て、読み方が思い浮かんだ人も少なくないのでは?

「いかがわしい」です。
「如」の読みは
です。訓読みは全て常用漢字表外のものなので、新聞や雑誌、公的な文書で目にすることはないはずです。ただ「如」を用いた言葉には、「如」の音読みにも訓読みにも当てはまらない、独特な読み方をする言葉で、時々目にするものがいくつかあるのでご紹介します。
「如何」は読みによって意味が異なります。
「如何(いかが)」と読む場合は“①どのように。 ②どうですか。どうぞ。(出典元:いかが|言葉|漢字ペディア)”で、この場合は「どう」とも読みます。
一方これを「いかが」でも「どう」でもなく「いか“ん”」と読むと、意味は“①事の次第。なりゆき。②どのように。(出典元:いかん|言葉|漢字ペディア)”になります。「いかん」は「如何に(いかに)」が転じたものです。
「如何様」は、「いかよう」と読めば“どんなふう。どのよう。(出典元:いかヨウ|言葉|漢字ペディア)”を意味しますが、「いか“さま”」と読めば、いんちきのことを表します。
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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