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復縁なの?それとも…? 元カレと再会して話したこと【40代編集部長の婚活記#258】

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目次

40代の婚活には、失敗と成功の繰り返し? 婚活歴4年11カ月となるのOTONA SALONE編集部長・アサミ(49歳)は、これまでの婚活で100人以上もの男性と出会ってきた。

時は、コロナ禍の前に遡る。交際して約3カ月で別れてしまったジェントルさんから突然の連絡、そして再会! これって復縁ってパターン? ちょっとだけ期待するアサミだったが……!?

この話は40代独女の「実名 顔出し」で書いている、リアル婚活改め、パートナーを探す活動=「パー活」ドキュメントである。

【「婚活記」の過去記事一覧はコチラ】

 

【40代編集部長の婚活記#258】

「忘れたことはなかった」

数カ月ぶりのジェントルさんとの再会は、奥渋谷で19時半。ちょっとクールに装うことも考えたけど、結局、相変わらずちょっとフェミニンというか、チャーミングな彼の言葉遣いや仕草に、ついつい笑顔になってしまった。

この時点でもう、私の気持ちは察しているだろう。再会した瞬間はちょっと緊張していた彼の表情もやわらかい笑顔になる。それは、良好な関係だった頃のように。

近況を話しているうちに、彼はテーブルの上に置いていた私の手に、手を重ねてきた。

ジェントル「あなたのことは、あれからもずっと忘れたことはなかったから」

な、なんというパワーワード! ぶっちゃけ、この一言で数カ月のモヤモヤした気持ちがどこかに飛んでいってしまった。

 

体温上昇、頬も紅潮?

体温が上がるのがわかる。たぶん、顔も赤くなっているだろう。

以前にお付き合いする前から、彼はスキンシップの多い人だった。私のネイルアートを見るために手を持ったり、手の甲に触れたり。海外暮らしが長いせいもあるのだろうけれど。

お付き合いしているうちに彼のスキンシップには慣れたつもりでいたけれど、数カ月のブランクのせいで、またドキドキしている。そして「ずっと忘れたことはなかった」という言葉。

私もそうよ、ジェントルさん。なんとかして忘れようと努力していたけど、1日だって忘れたことはなかったの。

それは私も同じ

ドキドキが最高潮に達していたそのとき、オーダーしたドリンクが運ばれてきた。

店員「お待たせいたしました」

ハッと我に返り、乾杯する。けれど、彼は私の手に手を重ねたまま。そして私の手を撫でながら話し始めた。ちょっと恥ずかしいけど、周囲の目をあまり気にしないのが彼のスタンダードだ。

ジェントル「あの時は本当にごめんね。僕がどうかしてた」

アサミ「いえ、私のほうこそ、自分勝手だったと思います」

ジェントル「アサミさんは僕のことを理解しようと努力してくれた。自分勝手だったのは僕のほうです」

アサミ「そんな……」

 

「僕がどうかしてた」と言うけれど

どちらがというのではなく、お互いに自分勝手だったのかもしれない。

ジェントル「病気のことも、子供のことも、複雑な僕の事情をわかったうえでやさしく接してくれていたのに。あの時は自分の状況にパニックになっていて、あなたの気持ちをまったく考えていなかった」

アサミ「仕方ないことです。私があなたの立場だったら、同じように思ったかもしれない」

ジェントル「アサミさんを傷つけてしまいました。悲しませてしまいました」

アサミ「いいんです」

ジェントル「本当に、本当にごめんなさい。許してもらえますか?」

 

許すも何も……

両手を合わせて、ちょっと困ったような表情を見せながら謝るところも、やっぱりチャーミング。こういうのを「可愛げ」っていうのだろうか。年上の男性であり、社会的立場も確立しているけれど、可愛げがあるところが彼の魅力の一つかもしれない。

アサミ「許すも何も」

ジェントル「怒っていませんか?」

アサミ「いいえ」

そもそも、怒ってなんていないもの。悲しかったけれど、怒りの感情はゼロだった。

ジェントル「ひどい男だと思っていませんか?」

アサミ「そんなことないです」

10年ぶりくらいに恋をしたと実感するくらい、好きだったから。

ジェントル「本当に?」

アサミ「本当に」

何度も念を押してくる彼。

 

何度も確認してくる

見つめ合って、手の指と指とを絡めてギュッと握る。彼の大きな手からぬくもりが伝わってくる。

ジェントル「また会えてうれしい。今日はアサミさんの言うこと、全部聞くから。食べたいものオーダーして。ね?」

アサミ「じゃ、レーズンも頼んじゃおうかな?」

好き嫌いはほとんどない彼だけれど、唯一、レーズンがあまり好きじゃなかった。

ジェントル「いいですよ。ぜーんぶ、食べていいからね」

アサミ「嫌いだからでしょ」

まるで積もった雪が解けていくかのように、この数カ月の心の距離が一気に縮まった気がした。

 

会わない間、どうしてたの?

アサミ「いくつか聞いてもいいですか?」

ジェントル「もちろん」

アサミ「病気のことが心配ないっていうのは、いつ頃わかったの?」

ジェントル「あれから2カ月くらいしてからかな。精密検査のあとしばらく通院して経過観察だったんだけど、薬も合ってたみたいで」

アサミ「あの、お子さんに病気のことは話したの?」

ジェントル「いいえ。元妻には伝えたけど、娘に余計な心配はかけたくなかったから」

アサミ「会ったりはしてるんですか?」

離婚してから、彼のお子さんは元奥様と一緒にちょっと遠い場所に住んでいた。

 

彼が心配していたこと

ジェントル「このあいだ、少し長い休暇を取って会いに行ってきた。病気のことも落ち着いたし、いろいろ話したんだ」

アサミ「どんな話?」

ジェントル「将来のことをね。彼女の将来のこともだけど、僕の将来のことも」

アサミ「ジェントルさんの将来?」

ジェントル「気がついたらどんどん成長しているね。別居のこと、最初はショックだったと思うけど、いまは冷静に受け止めているんだよね」

アサミ「6年生なのに、すごい」

ジェントル「うん。離婚して別々に暮らしていることを『パパにはパパの人生があるでしょ』って言われたよ」

アサミ「大人ですね!」

小学6年生で、すごいな…

ジェントル「あなたと一緒にいることを、病気のこともあったけど、どこかで別れて暮らす娘にこれでいいのかって気持ちがあったんだと思う」

アサミ「……」

ジェントル「もちろん、あなたと出会う前にも同じようなことを言ってたんだけどね」

確かに、聞いたことがある

ジェントル「でもそれは、娘がガマンしているんじゃないかと僕が勝手に思ってしまって」

なんかわかる。私に子供はいないけれど、もしいたら同じようなこと考えてしまうかもしれない。子供がいるのに恋愛していいのかって。

ジェントル「想像しているより娘はずっと成長していて、自立していたんですよね」

 

離れてみてわかったこと

ジェントル「この数カ月、あなたと離れてみて、改めてわかったんです」

アサミ「どんなことを?」

ジェントル「あなたはいつも笑顔でいてくれた。僕がちょっとした悩み事を話しても、イヤな顔せずにずっとニコニコして聞いてくれた」

アサミ「そうだったかな」

意外と愚痴をこぼしてくれた彼。イヤじゃなかった。むしろ私に心を許している気がしてうれしかった。

ジェントル「落ち込んでいるときでも、あなたと一緒にいると明るい気持ちになれることに気づいたんです」

アサミ「そう言ってもらえるのは、うれしいです」

 

明るい気持ちになれるって!

ジェントル「いつもあなたが穏やかでやさしく聞いてくれるから、僕は甘えていたんだと思います」

アサミ「いえいえ、いつもやさしかったのはジェントルさんです。むしろ私が無神経というか、精神年齢が幼いというか……」

ジェントル「すごい気を遣ってくれてたのに」

あの頃は努めて明るく、病気のことに悩んでいる彼に負担をかけないような言葉選びをしていたかもしれない。それに対して「いい人過ぎます」なんて言われたこともあったけ。

アサミ「全然。当たり前のことです」

ジェントル「僕が勝手にいろいろ考えすぎてしまって、あなたを振り回してしまった。しばらく距離を置きたいと言ったり、約束をキャンセルしてしまったり」

 

「あなたを振り回してしまった」

不思議。「無理なんです」と言われたあの頃は、いまみたいな状況になるなんて、まったく想像もできなかった。

アサミ「あの時のことは、いいんです」

ジェントル「もう、そんなことはしませんから」

アサミ「はい」

ジェントル「約束しますから。針千本飲んでもいいですから」

アサミ「それは飲まなくていいです」

また私の手に手を重ねて、真剣な表情で言ってきた。

ジェントル「また、一緒にいていただけますか?」

つ、ついにキターーーー! これは復縁、復活愛ってことでいいのよね? いわゆる、元サヤってヤツよね? 少し期待していたこととはいえ、ハッキリとした彼の言葉に、思わず目がうるんでくるのだった。

 

 

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この記事のライター

OTONA SALONE|オトナサローネ

女の欲望は おいしく。賢く。美しく。OTONA SALONE(オトナサローネ)は、アラフォー以上の自立した女性を応援するメディアです。精神的にも、そして経済的にも自立した、大人の女のホンネとリアルが満載。力強く人生を愉しむため、わがままな欲望にささる情報をお届けします。[提供:主婦の友社]

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