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『プロトコール』とは国際儀礼であり、国際社会の平和を目的としています。歴史や文化、宗教が異なる国同士の交流が円滑におこなわれるために、さまざまなルールが設けられているのです。
あらゆる人のお手本を求められるキャサリン妃やロイヤルの方々にとっては、プロトコールは振る舞いの規範になる大切な事柄でもあります。
特に、正しい姿勢であることを最も重んじ、背筋を伸ばした優雅な佇まいでいることを絶対の基本としています。
今回は、振る舞いの基本「正しい姿勢」について、(一社)日本プロトコール&マナーズ協会主任講師の松田玲子先生にお聞きしました。
【連載・気品を身につけるシンプルな教え#4】
こちらの写真は、ウィリアム王子とキャサリン妃が女王陛下を代表してバッキンガム宮殿で「英国アフリカ投資サミット」のレセプションを主催されたときのものです。
英国王室の中に入られたキャサリン妃は、ウィリアム王子と列席する行事が多いものです。国の行事では長時間にわたり立つことも多いのですが、キャサリン妃も体を動かすことなく正しい姿勢で立たれています。
長時間立たれていても終始おだやかで、端正な姿を身につけるには「正しい姿勢」に秘訣があるからです。
「正しい姿勢」。それは骨格が正しい位置にある状態です。横から見ると「頭頂」「耳」「肩」「腰」「くるぶし」が一直線上にあり、さらに「耳たぶの下」と「上唇」を結んだ線が床と平行になります。
あなたも鏡でチェックしてみてください。うつむき加減になってはいませんか?
紳士淑女教育でもプロトコールでも、「正しい姿勢」であることを重要視し、背筋を伸ばして優雅に振る舞うことを基本としています。
いつでも控えめでありながら、見ている人たちに心地よさを与え、上品さを感じさせてくれるキャサリン妃。そのオーラは「正しい姿勢」にあるのではないでしょうか。
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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