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「働き方改革」の潮流はコロナ禍で後押しされ、若手育成を担う40代が板挟みに直面するシーンも増えました。
「若手が辞めない」「コロナ禍でも新規出店できる」ヘアサロン、Belle代表の飯田さんに今どきの人材育成を聞きました。
【Belle飯田さんのイマドキ仕事術#1】
Belle 代表・飯田尚士さん1978年生まれ(43歳)、東京都立川市出身。都内のサロン2店の勤務を経て、2010年に堀之内大介氏とともにBelle 表参道をオープン。プライベートでは3歳の娘さんとよく遊ぶパパ。

2010年の表参道店オープンを皮切りに、12年原宿、15年銀座並木通り、17年吉祥寺、19年銀座5丁目、20年恵比寿、大宮を軌道に乗せたBelle。21年11月には新宿への出店も決め、現在90人もの従業員を擁します。
「コロナ禍ってネガティブな要素もたくさんありますが、ぼくたちにとっては物件が空き、好立地に出店ができる絶好のチャンスでした」
もともと美容室は景気の影響を受けにくく、悪くても10%減、よくても10%増と意外と手堅い業態です。とはいえ、10年続かずクローズとなるお店も多く、熾烈な業界でもあります。
「ぼくたちはコロナ禍でもスタッフとお客さんが増えたら1店舗出す、この身の丈のピッチは崩していません。美容室は人が看板の商売なので、人が育ってきたら必ずステージを作ってあげないとならないんです」
Belleはギグワーカーの時流に逆行し、今でも人材の自前育成を貫いています。すでに技術のあるスタイリストを中途採用で集めるのではなく、敢えて見習い段階のアシスタントを採用、時間をかけて育てる理由は?
「以前、とあるタレントさんが寿司店の修行期間の待遇の悪さ、長さを例にとって、『いまどきそんな悠長な修行はしない』とツイートして炎上していました。でも、ぼくは寿司職人学校を卒業したばかりのスタッフの寿司店にはわざわざ食べに行きたくないです。だいいち、彼もきっと行ってないですよね」
飯田さんの理想とするサロン像は「ステキな美容師の集団」。安売りの店舗を作る気持ちははなからもたず、技術を身につけ相応の対価を取ること、そのためまず技術に自信を持てる人材を育てることが必須と考えているそう。
「修行期間の待遇は、むしろ改善しないサロンが淘汰されています。ぼくが若手だったころって、修行中は休みの日も出勤するのが当たり前、給料も安くて当たり前でした。でも、経営者になってわかったんですが、実は給料はもっと払えるし、休みも出せる。シンプルに、かつて自分がイヤだなと思っていたことをどんどんやめています」

撮影/廣江雅美
この記事のライター
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