どこの職場にも1人はいる、後輩への当たりがやたらと強い「お局様」。一体、なぜ彼女たちはあんなに意地悪なのでしょうか?
そこには、知れば思わず納得のある心理が働いていたのです。
理由1:自分のポジションを脅かされるのが怖いから
長い時間をかけ、現在のポジションを築いてきたお局様にとって、後から入ってくる後輩はその安定した地位を脅かしかねない危険な存在。
特に、ルックスが良くて男性社員に人気のある人や、バリバリ仕事ができて上司に信頼される人への恐怖は計り知れないものがあるでしょう。
そのため、お局様は、根も葉もない噂を流したり、仕事の妨害工作をしたりして、ライバルの評判を落とそうとします。
「なぜか自分だけお局様に辛く当たられる」という人は、自分でも気づかないうちにコンプレックスを刺激してしまっているのかもしれませんね。
しかし、根拠のない噂や卑怯な裏工作は、いつか必ずバレる日が来ます。見ている人はちゃんと見ているので、自分の責任をきちんと果たしつつ堂々としていましょう。
噂を鵜呑みにされてしまうことを避けるためにも、できれば、些細なことでも相談できる相手を社内に作っておくと良いですね。
理由2:男性社員に比べられてみじめになるから
これは、はっきり言って男性社員にも責任があります。日頃自分たちと協力して働いているお局様を差し置いて、後から入ってきた若い子をちやほやしてしまうのですから。
特に、自分自身が新人の頃にモテた自覚のある人ほど、今の自分とのギャップに耐えられず、後輩に八つ当たりしたくなる傾向が強いようですね。
この場合は、思いきってお局様の懐に入り込んでしまうのも1つの方法です。ルックス、仕事、コミュニケーション能力、とにかくなんでも良いので、お局様を褒めて「尊敬しています」という空気を醸し出しましょう。
若さでは叶わなくても、人気者の後輩に尊敬されている自分という立ち位置を得ることで自尊心を満足させられるので、お局様の意地悪も徐々に少なくなるはずです。
理由3:自分も先輩にいじめられてきたから
思わず「なんだそりゃ!」と言いたくなるような理不尽な理由ですが、これ、意外と多いのです。
学校でも、親やいじめっ子に虐げられている子供が、自分より弱い子を見つけて憂さを晴らそうとしますよね。お局様としては「私だってやられてきたんだから、あなたも大人しくいじめられなさいよ!」と言いたいところなのでしょう。
しかし、同じように先輩からいじめを受けても、自分の中で消化して、決して他人に八つ当たりしない人もたくさんいます。
後輩に同じことをしてしまう人は、結局、心が弱かったり、自分に自信がなかったりで、意地悪でもしていないと心を平静に保てないのでしょう。
この場合の対処は、基本的に「無視」です。仕事に支障が出るほどひどいものなら上司に相談する必要もありますが、いじめは弱い人がするものなので、こちらが平然とした態度でいれば徐々に鎮火していきます。
ただ、中には「どうして泣かないの。もっと激しくいじめてやる!」と燃え上がる病的な人もいるので、その場合は速やかに対策をとりましょう。ボイスレコーダーなどを使い、会話を録音するのもおすすめです。
お局様は自分に自信が持てず、焦っている
お局様に意地悪をされるとまるで自分がダメな人間のように思えてしまいますが、事実は逆。お局様が自分に自信を持てずにいるから、後輩に嫉妬していじめるのです。
うまくやっていくには、徹底的に関わらないようにするか、懐に入ってしまうのがおすすめ。対抗しようとすると余計にいじめがひどくなるので、こちらが大人になってうまく立ち回りましょう。