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何気ない所作で女性としての品格が試されます。意外と見られているのが、電車の中や、ホテルのラウンジで座っているときの姿。座る姿勢が美しいと見目麗しいですね。ここでも振る舞いの基本「正しい姿勢」が大切です。
あらゆる人のお手本を求められるキャサリン妃やトップレディの方々は、プロトコールを振る舞いの規範としていますが、特に、正しい姿勢であることを最も重んじています。リラックスしたときもエレガンスに座る方法がありますので、(一社)日本プロトコール&マナーズ協会主任講師の松田玲子先生にお聞きしました。
【連載/気品を身につけるシンプルな教え#18/座り方と相槌編】
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写真は、アメリカのジルバイデン夫人をイギリスにお招きし、キャサリン妃が現在研究されている幼児教育について、ディスカッションをなさっているシーンです。
まず、美しく見えるポイントの第一は、椅子の背もたれにもたれかからないことです。椅子の背にもたれかかると、姿勢が悪くなりますし、洋服の背中にシワができてしまいます。真にエレガントな女性はそれを良しとしません。

背筋を伸ばして座っているだけで品よく見えるので、まっすぐ上半身をキープさせることを心掛けます。
では、美しい座り方を順を追ってお伝えします。

※(一社)日本プロトコール&マナーズ協会の資料より
1. 「正しい姿勢」で椅子の前に立ち、深く腰掛けます。
正しい姿勢は、こちらでお伝えしましたのでご覧ください。
2. 足の裏は床に着け、背もたれに腰の一部が軽く触れる姿勢が最も安定します。
3. アヒルのようにお尻を少し突き出すように座ります。
こうすれば自然と骨盤が締まるので、腿も開かず、膝も開きません。
4. かかとをやや後ろに引いて膝よりも前に出ないように。
身体が安定し精神も安定します。
5. 上半身は、身体を傾ける時も横を向く時も、常に「腰から頭は一直線」であることを心掛けます。
膝と爪先は広げません。
6. 両手を重ねてももの上に乗せましょう。
美しい姿勢で座ることができたら、ぜひ、座りながらの所作も美しくします。相槌を打つときや、おじぎをする際に首を動かしてばかりいると、どうしても背中が丸まり前かがみになって美しくありません。常に腰から頭を一直線に動かすようにすれば端正な所作になります。
意識して座ることは、はじめは疲れるかもしれません。正しい姿勢を保つのも簡単ではありません。ですが、これが人と接するときの敬意表現であり、美しい姿を見せることもレディのたしなみです。ほとんどの人は「座る」という行為にあまり注意を払っていないように思います。魅力的な大人の女性にふさわしい、立ち居振る舞いを身につけましょう。
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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