/
つい言ってしまいがちな「大丈夫?」という言葉。それを聞いた8歳児のコメントにハッとさせられます。
保育士・放課後児童支援員として多くの子どもたちと関わる、きしもとたかひろ(@1kani1dai)さんがTwitterで投稿した「気づき」に、6.1万件のいいねがつき話題になっています。
4歳の子がつまずいてグズりだし、励ますつもりで「大丈夫やんな」と声をかけたというきしもとさん。すると……
普段のコミュニケーションでよく言ってしまいがちな「大丈夫?」という言葉。でも、「大丈夫?」と聞かれたら「大丈夫」って答えないといけないように感じてしまう……言われてみれば、そうかもしれません。相手を心配させるまいと、つい本当は大丈夫じゃないのに「大丈夫」と言ってしまうこともありますよね。
この投稿に、声がけに対する共感や気づきなど、たくさんのコメントが寄せられています。投稿主のきしもとたかひろさんにお話を聞いてみました。
――8歳さんのセリフを聞いたとき、どんなお気持ちでしたか?
きしもとたかひろさん保育や支援の仕事を長年しているため、「大丈夫? と聞くと大丈夫と返してしまうので、具体的にどこが痛い? つらい? と聞くようにする」というテクニックは知っていましたし、実際の関わりでも意識していたのですが、8歳の子に諭されたときは正直「うわーいつも気をつけてるはずやのにうっかりしてたー」と落ち込みました。それと同時に、この子にとってはその伝え方が「正解」や「テクニック」という意味のものではなく、シンプルに目の前の子のことを思っての気遣いであることに感嘆しました。
――相手の気持ちを思いやって出てきた言葉ということですね。
きしもとたかひろさんその子には「あかんで!」と怒られたというよりは、僕の気持ちにも配慮してくれるように苦笑いしながら言われたことも、そう感じた理由のひとつです。正しい関わり方とかうまくコミュニケーションをこなすためのテクニックではなくて、相手のことを思って大切にするために必要なことなんだよなと、当たり前のことかもしれないですが改めて考え直すきっかけにもなりました。
――子どもだけでなく大人同士でもそうですよね。4歳さんはどんな反応でしたか?
きしもとたかひろさん4歳さんはとくに変わりなかったです。変わりないからこそ気づかずに見落としてることも多いんだろうなと感じるので、今回気付づけてよかったです。
====================投稿主きしもとたかひろさんTwitter@1kani1dai
★きしもとさんが子どもたちとかかわる中で得たいろんな気づきや葛藤を詰め込んだエッセイ本『大人になってもできないことだらけです』(KADOKAWA)が9月15日に発売します。是非お手に取ってみてください。
(マイナビ子育て編集部)
<関連記事>・まんざらでもない0歳弟とゴキゲンな19歳の兄!「年の差兄弟」の筋トレ風おんぶにほっこり
・「舐めんなよ」保護者会のあと高校生息子から唐突なLINEが届いた母の悲劇【全部見られていたなんて!】
・「めんどうくさいタイプの男に育つかもしれません」パパが書いた保育園の連絡帳が面白すぎる!
この記事のライター
マイナビウーマン子育て
3513
「マイナビウーマン子育て」は、働く女性の恋愛と幸せな人生のガイド「マイナビウーマン」の姉妹サイトです。結婚後ママになりたいと思っている人や現在0歳から6歳までの子どもを持つママの、日々の不安や悩みを解決するお手伝いをしています。
恋愛・結婚の人気ランキング
新着
カテゴリ
公式アカウント