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いろんな国の動物、ごはん、建築物が子どもの興味をそそる!ごちゃまぜの世界が感じられる大型絵本『MAPS』がすごい

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目次

使いやすいグッズがあれば、子育てはもっとラクに楽しくなるはず。今回は5歳の父・ズイショさんに、イチオシの子育てグッズを教えてもらいました。

おすすめしてくれた人

ズイショさん(5歳の父)

WEB広告代理店に勤める36歳の会社員で、 妻と5歳の息子との3人家族。 本業の傍らブロガー・ライターとしても活動しています。インターネットの知人と初めて会うとよく言われるのが「意外と普通ですね」です。

Twitter@zuiji_zuisho blogzuisho.hatenadiary.jp

おすすめグッズ:MAPS(マップス)愛蔵版 新・世界図絵

地図とたくさんのイラストで世界各国を紹介するポーランド発の大判絵本。世界62か国の食べ物、歴史的な建物、有名な人物、動物、植物……すべてのページにバラエティ豊かな情報がぎゅっと詰まっています。

子供に英語を学ぶ意義を伝えたい

うちの子は、5歳の温和な男の子。折り紙や工作、お絵かきなどで遊び始めると予定も忘れて熱中し続けてしまうのが玉に瑕ですが、一人遊びが得意で、集中力抜群なタイプです。今は幼稚園の年中組に通いながら、英会話、ピアノ、体操の教室に通っています。

そんな息子に対して、父である僕は甘やかすでも厳しくするでもなく、年の離れた友人くらいの感覚で接するようにしています。英語に関してはすでに息子のほうがうまいので上からの態度で絡んでくることもありますが、僕のほうが得意なジャンルにおいては一応敬意を払っているっぽいのでOKです。

もともと、子供は1歳くらいから英語学習を始めました。「日本語のほかにも言葉を知っていると、世界中の様々な人と話せて仲良くなれるよ」と伝えていたのですが、日常生活で英語を使う機会はほぼありません。そんななか子供が英語を学ぶ意義を感じるにはどうしたらいいんだろう、とよく考えていました。

その後、子供が4歳になるかならないかの頃に、たまたま臨時収入があり、図鑑をたくさん買おうと思って調べていたときに見つけたのが、大型絵本『MAPS』です。世界の広さ、いろいろな国の文化を知って、その人たちとお話するためのツールとしての英語を学んでいる自分に自信を持ってもらいたいなと考えました。

ごちゃまぜの世界を描いた絵本

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情報量がすごい!

『MAPS』は、それぞれの国ごとに様々な特徴が描かれているというシンプルな構成です。イラストと単語で完結しているので、まだ文字がわからない年齢でも親しみやすく、苦手意識を持つことなく本に触れることができるだろうと思います。

ちなみに作者はポーランド人なので、日本のページを見ると「ああ、外国人から見た日本はこういうイメージなんだ」と思って面白かったです。

そういうわかりやすい構成である一方、内容は食・自然・偉人・文化・歴史的建築物が入り混ざり、闇鍋みたいにごちゃごちゃしています。でも、実際に世の中を見渡してみるとごちゃごちゃしているのは当たり前のことなので「なんか世界ってごちゃごちゃしてるな」というのを感覚的に理解できるところも気に入っています。

特に欠点はないですが、強いて言うなら、大きくて重いことくらいでしょうか。片ページがB4より少し大きいくらいで、重さはだいたい1.5kg。「家にある足の指に落としたくないものランキング」をすれば間違いなく上位に入ります。

また『MAPS』は、あまりキャッチーな本ではないので、最初は子供の反応が薄かったです。この本を一人で楽しむには、前提となる知識と楽しめるだけの知的好奇心が必要で、むしろ親子で楽しむための本といえるかもしれません。夫婦で眺めていても盛り上がります。

『MAPS』と地球儀で情報を紐付ける

我が家では『MAPS』と地球儀を常にリビングに置いておいて、何かきっかけがあればすぐに手に取れるようにしています。動物や昆虫、料理などあらゆるものにはルーツがあるので、子どもが何かに興味を持った瞬間に「それはどこの国にいるの/あるの/生まれたのかな?」というふうに水を向けて地球儀とMAPSに誘導します。

いかんせん子どもは興味のあるものに一直線になってしまいがち。うちの子も恐竜ブームの時は恐竜の話、ポケモンブームの時はポケモンの話しかしませんでした。それ自体は決して悪いことではありませんが、興味を広げるきっかけがあったほうがベターだと思います。

一方で親のほうも「子供にはこういうことに興味を持ってほしい」という思考に陥りがちです。子供に自分の好みを押し付けたり、自分の知っている範囲のことをすすめる傾向は、多かれ少なかれ、どんな親にもあるだろうと思います。

『MAPS』は、そういう子育てのなかで子どもにも親にも発生しがちな偏りを取っ払って、雑多な情報をごちゃごちゃっとまとめて与えてくれるところが「一家に一冊あるといいかな」と思う理由です。

最近、子供はテレビ番組に動物が出てきた時に『MAPS』を持ってきて、その動物が生息してる国のページを開いていることがあり「情報が紐づいてきてるなあ」と感心します。また様々な国の公用語をチェックして「おっ英語」などと言ってるので、当初の購入動機のひとつは達成できたのではないでしょうか。

そんなわけで『MAPS』は、子供の興味の幅を広げてあげたい親御さんにおすすめです。子供と親の興味・関心の共通項を探るためのツールとしても最適だと思いますよ!

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この記事の執筆者 大西まお 編集者・ライター。出版社にて雑誌・PR誌・書籍の編集をしたのち、独立。現在は、WEB記事のライティングおよび編集、書籍の編集をしている。主な担当書に、森戸やすみ 著『小児科医ママの「育児の不安」解決BOOK』、名取宏 著『「ニセ医学」に騙されないために』など。特に子育て、教育、医療、エッセイなどの分野に関心がある。■Twitter


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マイナビウーマン子育て

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