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フィナンシェとマドレーヌは、どちらもフランス発祥の焼き菓子です。発祥地が同じで食感が似ていることから、「同じもの」と認識している人も多いのではないでしょうか?今回は、そんなフィナンシェとマドレーヌの違いについて解説します。
■こんな方に読んでほしい!・フィナンシェとマドレーヌの違いについて知りたい・フィナンシェとは、マドレーヌとは、それぞれの由来を知りたい・フィナンシェとマドレーヌのカロリーを知りたい・焼き菓子についてもっと知識を深めたい
フランス生まれのフィナンシェとマドレーヌは、似たようなお菓子に見えてしまいますよね。しかし、実はどちらも似ているようで、全く種類の違うお菓子なんですよ。
フィナンシェとマドレーヌ、それぞれの違いは、大きく分けて以下の3つがあります。
・材料の違い・形の違い・風味、食感の違い
この記事では、フィナンシェとマドレーヌの違いが気になる方に向けて、それぞれにどのような違いがあるのか、詳しくご紹介していきます。
まず、フィナンシェとマドレーヌは原材料が違います。レシピによって細かい材料の違いはありますが、基本的には以下のような材料で作られるのが特徴です。
【フィナンシェの場合】・卵白・砂糖・アーモンドパウダー・薄力粉・焦がしたバター
【マドレーヌの場合】・全卵・砂糖・薄力粉・ベーキングパウダー・溶かしたバター
マドレーヌは全卵を使用する一方で、フィナンシェでは卵白のみ使用します。また、フィナンシェはアーモンドパウダーが使われるのが特徴です。
どちらもバターが使われている点は同じですが、フィナンシェの場合は焦がしたバター、マドレーヌの場合は溶かしたバターを使っているのがポイント。
こうして材料を細かく見ていくと、まったくの別物であることがはっきりと分かりますね。
それぞれを見分けるうえで、もっとも簡単なのが形で見分けることです。
マドレーヌが丸や細長い貝をモチーフとした形である一方で、フィナンシェは長方形に作られています。基本的な形はどの菓子店でも同じなので、形さえ覚えておけば簡単に見分けられるでしょう。
ただし、現代では正方形のフィナンシェや肉球形のマドレーヌなど、形が変わったタイプも登場しています。
フィナンシェは、焦がしバターとアーモンドの風味が広がるのが特徴です。反対に、溶かしバターを使っているマドレーヌは、甘くて優しい風味になります。
また、フィナンシェは表面がカリっと、中身はもちっとしている一方で、マドレーヌはふんわりしっとりしているのも見分け方のひとつです。
ただし、レシピや作る人によって、風味や食感に違いが出るので、風味や食感の見分け方は参考までにしておきましょう。
同じフランス発祥であるフィナンシェとマドレーヌ。それぞれの違いとはなんなのか、どのような由来で生まれたのか、気になりませんか?
そこでこの項目では、それぞれの由来や歴史、違いが生まれた理由についてご紹介します。
フィナンシェは、17世紀頃のフランスで生まれたといわれています。
「フィナンシェ」は、フランス語で「金融家」や「金持ち」といった意味をもつ言葉。金融家が背広を汚すことなく手軽に食べられるお菓子として金融街で広まり、そこからこの呼び名がついたといわれています。また、「フィナンシェの特徴的な台形が金塊のように見えるから」という説もあるようです。
フィナンシェの伝統的な形は細長く台形のものですが、現代では正四角形のように派生したものもあるそうです。味もプレーン以外に抹茶やチョコレートなど、さまざまなものがあります。
フィナンシェと同じくフランスで生まれた焼き菓子。ただ、誕生はフィナンシェより少し遅く18世紀頃といわれています。
名前についての由来は諸説ありますが、1755年にマドレーヌ・ポルミエロレーヌという女性の名にちなんで名付けられたそうです。
当時召使いだったマドレーヌは、あり合わせの材料と、厨房にたまたまあったホタテの貝殻を使ってお菓子を焼きました。それがマドレーヌの発祥とされています。
カロリー計算サイト『カロリーSlism』[*1]によると、一般的なフィナンシェとマドレーヌのカロリーは、以下の数値になります。
・フィナンシェのカロリー:38g 143kca・マドレーヌのカロリー:28.1g 118kcal※それぞれ1つあたりのカロリー
どちらも100kcal以上のカロリーがあることが分かりました。
どちらのお菓子もおいしくてついついたくさん食べてしまいがちですが、あまり食べ過ぎるとカロリーを摂りすぎてしまいます。ダイエット中の方は特に注意しましょう。
これまで、フィナンシェとマドレーヌの違いを知ったり、由来や歴史を知ったりして、「自分でも作ってみたい!」と思いませんか?
どちらのお菓子も材料とオーブン、そして焼き型さえあれば誰でも簡単に作れます。ここでは、お菓子作り初心者におすすめの焼き型を見てみましょう。
食品級の重型炭素鋼を採用し、高い蓄熱率できれいな焼き色がつくのが特長です。これなら、初めてでもプロのような見た目のマドレーヌが作れそうですね。
おやつ作りやプチプレゼント用にマドレーヌを作りたい方におすすめ。かわいい一口サイズのマドレーヌができあがる、クラフト紙でできた焼き型です。耐熱200℃の耐熱紙を採用しているため、家庭用のオーブンで簡単に焼けます。
定番の形のフィナンシェが焼ける焼き型です。シリコン加工を施しているため、型抜けもお手入れも簡単。シンプルで使いやすく、お菓子作り初心者から上級者までおすすめの一品です。
本格的なブリキ鋼板で作られた焼き型です。定番フィナンシェ型よりも少し深いデザインのシャンティーヌ型なので、まるでお菓子屋さんのような、厚みのあるエッジが綺麗なフィナンシェを焼けます。
この記事では、フィナンシェとマドレーヌの違いについてご紹介しました。
フィナンシェとマドレーヌは、お互いにフランス発祥で似ている焼き菓子ですが、実は全く種類の異なる焼き菓子。材料の違いや形の違い、食感の違いで見分けましょう!
この記事のライター
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