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CyberOwlが運営する塾や習い事に関する総合情報サイト「テラコヤプラス by Ameba」は6月6日、全国の小学3年生~高校生の保護者を対象に実施した「子どものChatGPT利用」に関する調査結果を発表しました。
保護者に「チャットGPT」を利用したことがあるか尋ねたところ、30.3%が「ある」と答えました。利用した理由は、「お試しで」「文章を作ってもらった」「ちょっとした調べものをしてもらった」の3パターンが多くなっています。
「利用したことがない」(69.7%)という保護者に使ったことがない理由を尋ねたところ、「必要性を感じない」(30.0%)がもっとも多く、続いて「使い方が分からないから」(24.1%)、「チャットGPTを聞いたことがない」と(17.2%)となりました。
次に、子どもはチャットGPTを知っているか聞いてみると、39.7%が「知っている」と回答しました。
具体的な使い方を聞くと、「目的はなく、ただどんなものか遊び半分で使っていた」(小学6年生の保護者)、「チャットGPTが答えられないようなひねくれた質問を考えては書き込んで、一人でツッコミを入れている…」(高校2年生の保護者)と、大半は”遊び半分”で質問をして楽しんでいることがわかりました。
しかし、なかには「課題の作文に行き詰まり、アドバイスを貰うために利用したそうです」(高校1年生の保護者)と、勉強のサポートに利用している子どももいました。
そこで、子どものチャットGPTの利用に不安はあるかどうかを尋ねたところ、「不安」が15.2%、「どちらかと言えば不安」が49.0%で、約6割(64.2%)の保護者が子どもへの影響を不安視していることがわかりました。
どのような点に不安を抱いているのか聞くと、「思考力の低下」(34.7%)が最も多く、僅差で「誤った情報を信じてしまうこと」(33.7%)が続きました。
子どもの利用に対する不安を、チャットGPTを利用したことのある保護者とない保護者とで比較すると、「不安」を感じる割合が大きく異なりました。チャットGPTを利用したことのある保護者は「不安」(7.1%)「どちらかと言えば不安」(37.0%)を合わせて44.1%と半数を下回っていますが、利用したことのない保護者は、約7割(72.9%)が不安を抱いています。
子どものチャットGPTの利用に規制などは必要だと思うか尋ねたところ、全体の48.0%が「そう思う」と回答しました。「とてもそう思う」(24.0%)と合わせると、72.0%が子どものチャットGPTの利用には何らかの規制が必要と考えているようです。
こちらも、チャットGPTを利用したことのある保護者とない保護者で比べたところ、「規制が必要」という回答に大きな差がありました。利用経験のない保護者は「とてもそう思う」(28.5%)と「そう思う」(53.1%)を合わせて約8割(81.6%)を超えましたが、利用経験のある保護者で規制などが必要と考えている保護者は合わせて半数の50%となっています。
「規制は必要」と考える保護者の理由としては、以下のようなものが挙げられました。
一方、「規制は必要ない」と答えた保護者の意見は、次のようなものでした。
調査期間:2023年4月28日~2023年5月22日調査機関:自社(CyberOwl)調査対象:全国の小学3年生~高校3年生の子どもの保護者508人調査方法:インターネット(クラウドワークス)調査内容:「ChatGPT」に関するアンケート
CyberOwlhttps://www.cyberowl.co.jp/
(マイナビ子育て編集部)
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