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忙しい日々には、できるだけいろいろな家事を家族でシェアしたい。手はじめにぴったりなのが「みんなで献立」を考えること。保育園児から参加しやすい献立決めについて、4人の子持ちママのライフオーガナイザーの実例を紹介! 5年間続けた変化もあったそうですよ。
4人の子どもと暮らすライフオーガナイザー®︎中矢くみこです。
私は料理を作るのは好きだけど、冷蔵庫にある材料でパパッと作るのは苦手なタイプ。できれば、毎日何も考えずにご飯を作りたいのです。
そのために必要なことは、あらかじめ献立を考えること。ただ、この目には見えない家事のひとつ献立を考える時間が負担になっていました。
それを解決すべく、5年前から取り入れているのが「みんなで献立」。献立決めを家族みんなの家事にしたのです。今回は、そんな「みんなで献立」についてご紹介します。
みんなで献立を決めるようになってよかったことは、いくつもあります。
・献立を考える時間が短くなる・家事の孤独感が減る・子どもが食事に興味を持つ・ご飯にブーイングしなくなる
この中でも、私にとって一番よかった点は「家事の孤独感が減ったこと」。
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週末に献立を決めるのですが、夫も主体的に「食べたいもの何〜?」と家族に声をかけるようになりました。献立を考える大変さも実感しているようですよ。
みんなで献立を考えはじめたのは、下の子どもが5歳のころ。
まずは、主菜・副菜などを写真やリストにして共有してみましたが、これが大失敗! 季節によって旬の野菜も違いますし、献立も変わるのに、リストを作り変える余裕がなかったのです。
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結局、はじめに作ったメニュー表は更新せず(家族が好きなもの・定番メニューばかり……)、新しいメニューは雑誌、書籍、スーパーの出入り口にあるレシピの紙など、そのときに手に入るものも活用するようになりました。
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写真は、保育園児でも食べたい「メイン料理」が選べるので、献立決めに大活躍。食べたい「副菜」まで決めてくれれば、なおよし!
とはいえ、スーパーでお買い得になっているものも、うまく献立に取り入れるために、大人が選んだメニューの範囲で献立を調整することもありますよ。
家族みんなで献立を考えるというのは、一見さまざまなメニューが出てきそうですよね。しかし、はじめた当初は、毎週のように「唐揚げ!」「ハンバーグ!」といった同じメニューや、麺類ばかりがリクエストされること事態に。なんと「メニューの偏り」が発生してしまったんです。
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そこで、献立を決めるときのお願い事を3つ決めました。
1. 同じメニューは1週あけること2. 麺類は週に1回3. メニュー決めは辞退できる
私自身がメニューを考えることに負担を感じていたので、家族にも強制したくはありません。そこで、辞退することもOKに。
ただ、参加しないときは、ほかの家族が考えたメニューに後々文句をいうのはナシ! ダイニングに並んだご飯を見て「あれが食べたかった〜」とゴネるのもナシ! これはマナーとして守ろうね、としています。
最近は、A4用紙の裏紙にメモ書きのように書いている献立。半分に折り曲げて、一面には献立と材料をメモ。もう一面には、それをまとめた買い物リストのメモを書いています。
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これを見ながらピックアップするだけ。1週間分でカゴ2つがパンパンになる量ですが、所要時間は20分ほど。リストは、余分なものを買わない抑止力にもなるので、うれしい効果です。
買い物をしたあとは、賞味期限や日々の予定を見ながら、何曜日にどの献立にするかもざっくり決めておきます(もちろん、変更することもあります)。献立を冷蔵庫の近くに貼っておけば、これを見ながら一気に材料が出せて時短につながります。
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料理をするときも、リストを見れば何も考えずにパッと料理をはじめられるので、疲れて頭が回らない日の助けにもなっています。
みんなで献立を決めるようになってから約5年。献立を考えることが当たり前になりました。
小学生の子どもたちはまだまだ同じメニューを出すことが多いですが、「あ! 次これにしよう!」と、新たな料理に興味を持つことも増えてきました。旬の食材の話をしたり「油っぽいのが続くから、これはだめか……」と、献立全体のことも、少しずつ意識しはじめています。
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なにより「今日のご飯なに?」「あ! オレのだ!」と楽しみにしてくれる子どもたちのおかげで、私のご飯作りの孤独感が軽くなりました。
自分が食べたいものをリクエストできる「みんなで献立」。家事シェアの中でも、比較的楽しくできるのではないでしょうか?
5年後の家族の姿をイメージしながら、今の忙しい日々の負担を軽くするヒントになるとうれしいです。
この記事のライター
マイナビウーマン子育て
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