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「元旦」と「元日」、どちらも1月1日を言い表す言葉で年賀状にもよく使いますが、実は少し異なった意味合いになります。今回は「元旦」と「元日」の違いについて解説します。
まず「元旦」は、元日の朝、すなわち「1月1日の朝」のことを言い表す言葉です。時間帯としては、1月1日の夜明けから午前中いっぱいを指します。
元旦の「旦」は、太陽を表す「日」と、地平線を表す「一」で成り立っており、「明け方」「朝方」という意味があります。言われてみると確かに、「旦」の字からは、太陽が地平線から昇ってくる光景が浮かび上がります。
また、元旦は「元朝(がんちょう)」とも呼ばれます。
「元日」は、1年の最初の日である「1月1日」を言い表す言葉になります。「元旦」が「1月1日の朝」を意味するのに対して、「元日」は「1月1日全体」を指します。
言うなれば、元旦は「元日に含まれている時間帯の一部」であるということ。
そのため「元旦の朝」という言い方は、「腹が腹痛」と同じように誤った言葉の使い方になります。ちなみに「元日の朝」は合っています。
では、年賀状には「元日」と「元旦」どちらを記載するべきなのでしょうか?
実は、本来年賀状は、1月1日の午前中に配達されることを前提としています。そのため、年賀状は「元旦」を用いるのがマナーです。「元旦=1月1日」なので、「2024年元旦」はOKですが、「1月元旦」は意味が重複するのでNGとなります。
年賀状を出すのが遅くなってしまい1月1日に届くか怪しい……という場合は、「迎春」「新春」など特定の日付を示さない表現を使うことをおすすめします。
今回は、「元旦」と「元日」の違いについて解説しました。今年の年賀状で間違った使い方をしてしまった……という方はこの記事を覚えておいて、ぜひ来年こそリベンジしてくださいね!
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マイナビウーマン子育て
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