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おばたのお兄さん 不妊治療と流産。わかっていても悲しかった、でも「妻に頼ってほしいから僕はどっしりしていたかった」/インタビュー

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目次

フジテレビアナウンサー・山﨑夕貴さんと結婚し、昨年父になったおばたのお兄さん。自身のYouTubeで不妊治療について発信したことも話題となりました。その間、どんな心境ですごしていたのでしょう。

ずっと寄り添っていることしかできなかった

ーー2018年3月29日に山﨑さんと結婚を発表しましたが、当時はお子さまについてどんなふうに話し合っていましたか?

おばたのお兄さん(以下、おばた)「いつか欲しいね」くらいで、すごくゆったりしていました。「きょうだいも欲しいし、そろそろ子どもを作ろうか」となったのは今から2年前くらいですね。

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ーーそれで妊活をはじめたんですね。

おばたはい。でも自然にできなくて。最初に妻だけが検査をして、あとから僕も調べて。そこで初めて、不妊治療しなければならない状況だったことがわかりました。最終的に体外受精を選択しましたが、そこまで「もうちょっとほかの方法で粘ろう」など検討することはなく、短期間でトントントンと進めました。「確率の高いものを早めに試そう」という僕の希望でした。

ーーそれに山﨑アナも賛同して。

おばたそうですね。

ーー不妊治療中は、日々、どんなコニュニケーションを取っていましたか?

おばた産むのは僕じゃないじゃないですか。僕がどれだけ考えていようが、10ヶ月間お腹の中に宿して産むという、たいへんな思いをするのは妻なので、とにかくずっと寄り添って、どうしてほしいか、何をしたらいいのかを聞いて、行動にするしかできませんでした。

「生まれてきて、泣くまでは絶対に安心できない」

おばただから妻の選択を尊重していました。正直「このサプリ、こんなに高いの……!?」とか、理解しがたいところもめちゃくちゃあるわけです。でもそんなことは口が裂けても言いませんでした。

ーー不妊治療については、ご自身のYouTubeチャンネル『おばたのお兄さんといっしょ』でも発信していました。発信を決めた経緯を教えてください。

おばたお互いのまわりにも「実はうちも……」という声がめちゃくちゃ多かくて、腹を割ってフラットに話せる関係性ならいいんですが、そうじゃないという現状がありまして。それを身に染みて感じた妻から「発信したいんだけど、いい?」と提案があって、「全然いいよ!」となりました。

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ーー生まれるまでの不安なども発信していましたが、おばたのお兄さん自身は、山﨑アナの妊娠期間、どんな心境ですごしていましたか?

おばたまわりでよく聞いていたのは、流産や死産の話でした。お母さんが亡くなってしまったという話も聞き、「生まれてきて、おぎゃーと泣くまでは絶対に安心できない」というつもりでいましたね。

ーー山﨑アナも流産の経験を公表しました。そのとき、おばたさんは……。

おばた最初の妊娠がわかったときも「生まれてくるまで気を抜きません」と緊張感を持っていたので、流産は「仕方がない」と自分を納得させられました。妻も同じように緊張感を持っていましたが、やっぱりわかっていても悲しいのは当然で。

ーーそうですよね。

おばたただ、自分が落ち込んでいる姿を見せたら妻も余計にネガティブになってしまうと思うから、僕はどっしりしていたかったんです。なにかあったときに妻が頼ってくれたら、と思っていましたしね。

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ーーそんな不安定な時期を経て、昨年8月に第一子出産を発表しました。いま、かわいいばかりの日々じゃないですか?

おばたもうめちゃくちゃかわいいです!早く家に帰りたいし、ずっと見ていたいし。だからほんとうに24時間が短く感じるというか。いままで1日の時間感覚なんて意識していませんでしたが、見る時間がほしいから、1日を25時間にして1時間はただただ見ている時間がほしい、と思っています(笑)。

おばたのお兄さん/芸人・俳優

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1988年6月5日生まれ、新潟県出身。2017年、『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル』(フジテレビ系)で披露した小栗旬のモノマネでブレイク。日本体育大学出身で芸能界屈指の運動神経を誇り、芸人草野球チームやスキーの大会で活躍、『SASUKE』(TBS系)の常連でもある。SNSでは『もののけ姫』のアシタカなどジブリ映画の登場人物モノマネで人気を博しているが、2022年より舞台『千と千尋の神隠し』の青蛙役に抜擢。ミュージカル俳優としても頭角をあらわす。2018年に山﨑夕貴さんと結婚、2023年8月に第一子が誕生した。

(撮影:松野葉子取材・文:有山千春)


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マイナビウーマン子育て

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