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大切な人や自分を守ってくれる、身に付けるだけで気分が上がる、そんなお守りのような存在、誕生石。2021年12月には63年ぶりに日本の誕生石が改定され、新たに10石が追加、全29石になりました。この連載では、そんな新・誕生石の特徴や魅力を紹介します。3月は「アクアマリン」「サンゴ」「アイオライト」「ブラッドストーン」です
3月の誕生石は、「アクアマリン」「サンゴ」「アイオライト」「ブラッドストーン」の4種類です。その特徴や意味を紹介します。
アクアマリンの名は、ラテン語で水を意味するアクアと海を意味するマリンに由来します。古代ローマ時代には航海を安全に導き、旅の安全を約束する宝石として身につける人が多く、船乗り達の御守りとされてきました。古くから人魚の宝物といわれたアクアマリンは、美しい海がそのまま石となり身に着けられるジュエリーに変わってくれた宝石のように感じられます。深く濃い青色で良質なものは、サンタマリアと呼ばれることもあります。
サンゴは日本でとれる貴重な宝石です。主に高知県沖や小笠原諸島沖、沖縄県沖など日本の近海で採取されます。地中海やミッドウェー沖でも採取されますが、日本産の濃い赤色(血赤サンゴ)が最高品質とされています。
日本では古くから愛され、さまざまな装飾品が作られてきました。桃色のサンゴはその色合いからエンジェル・スキンと呼ばれ人気があります。枝サンゴの置物はアートコーラルとして「拝見」という名称で呼ばれています。
ギリシャ語の青紫=IOSと、石=LITHOSから名づけられたアイオライトは、上から見るとすみれ色、横から見るとほとんど無色に見える不思議な石です。かつて北欧のヴァイキングがアイオライトの薄い板を偏光器として使用し、太陽の位置を確かめて航海したことから行くべき道を示す「ヴァイキングの羅針盤」といわれています。
酸素の循環を良くして血液に力を与えるといわれるブラッドストーン。濃緑色に血を連想させる赤い斑点のあるカルセドニー(玉髄)で、ヘリオトロープとも呼ばれます。キリストが十字架にかけられたとき、傷口から鮮血が緑の大地にしたたり石に変わったのがブラッドストーンだという伝説があります。
(文:株式会社 明治堂 会長 望月英樹、写真:協同組合山梨県ジュエリー協会)
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