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相手の誤りに気がついた時、こちらが応えられない難しいお願いをされた時、相手との今後の関係を考えると伝え方に迷ってしまう……。こんな経験はありませんか?
※画像はイメージです
今回は日常の事象から、歴史上の出来事や文化論、ニュースまで、幅広い観点で研究、執筆するグループ「博学面白倶楽部」による『大人の「ひと言」ハンドブック』(三笠書房)から、ちょっと言いにくい✅相手の誤りに気づいたら✅難しい頼みごとをされたらに、使える「ひと言」についてお届けします!
何かの間違いに気づいた場合でも、ミスを強く抗議したり、非難したりするのは賢明とは言えない。事実関係を明らかにして、修正を依頼するスタンスで応じたほうが、あとあとしこりを残さなくてすむ。
フォーマル度:★★頭に血が上って強い調子にならないように。
急ぐときは、「大至急、ご送付いただけるようお願いします」「配達日時をお知らせください」などとつけ加えると、こちらの切迫感が相手に伝わる。
フォーマル度:★★明らかに相手側に誤りがあると思っても、互いに誤解していたかもしれないという姿勢が大事。「相達があるようです」とやんわり指摘する程度がベター。
フォーマル度:★★★商品の不具合について問い合わせ、対応を求める言い回し。
日頃親しくしている相手にこそ、こうしたフォーマルなひと言を使うことで、こちらの本気度を伝えることができる。
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相手の求めに応じられない場合、ただ「ノー」と断っては今後の関係に影響が出てしまいかねない。こちらの状況を汲んでもらえるようなひと言を添えて、理解してもらうほうがベター。
フォーマル度:★★よくない返事には、定番のかたい表現を使い、きちんとした印象にまとめるのも手。
「諸般の事情に鑑みて」「昨今の情勢を踏まえ」と言い換えられる。「有り体に申し上げて、きわめて困難です」「率直に申し上げて非常に厳しいです」なども使える。
フォーマル度:★★要求がのめない理由が自分の力不足にあるとして、謝ってしまう言い回し。そんなふうに謝られては、相手もこれ以上頼みづらくなる。
状況に応じて、「手を尽くしてみましたが、八方塞がりの状態です」「関係各所に働きかけましたが、どうにも道が拓けません」といったフレーズも使える。
フォーマル度:★いつも相手の希望に応えようと努めている関係で、「今度ばかりはムリ!」と言いたいときに使える。「ご希望」を「ご期待」に換えてもいい。
また、状況への理解を求める表現「お察しください」のほかには、「お汲み取りください」も使える。
できるだけ丁寧な言い方にしたいときは、「ご賢察いただけますようお願い申し上げます」とすればいだろう。
この記事は、博学面白倶楽部著『大人の「ひと言」ハンドブック』(三笠書房)より一部抜粋・再編集したものです。詳しくは下記をご覧ください。
この記事のライター
マイナビウーマン子育て
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