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恋愛だけで自分を満たせると思ったら「それは大きな間違いだよ!」【pecoインタビューvol.2】

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目次

現在、5歳の息子を育てるpecoさん。あいくるしい笑顔からはつねにハッピーオーラがにじみ出ていますが、子どもの前でも「ハッピーでいること」を心がけているといいます。pecoさんが日々の中で見つける、ハッピーとは?

イライラするし喧嘩もするけど……

ーーpecoさんにとって「ハッピーでいる」ということは、「常に笑っている」など表面的なことではないと思いますが、息子さんに対してどうやって体現していますか?

pecoさん(以下、peco)そうですね、たしかに全然笑っていないし(笑)、息子が先週末に高熱を出して以降、4日間くらい家でつきっきりで甘えたモードで、たいへんで、私ずっとこんな顔(眉間にシワを寄せる)をしていました(笑)。イライラするし、喧嘩もするし。でも、「しゅん……」というのはないですね。見せないのではなくて、「しゅん……」がないんですよ。息子とこうしてすごせて、ワンちゃんもいてくれるし、「こんなにかわいい2人とすごせて仕事もできる!」ということにしっかりと幸せを感じているから。だから常に、ハッピーボルテージが溜まって満タン状態です。

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pecoティーンや20代前半の子って、恋愛にすごく悩んだりしているじゃないですか。恋愛の“幸せ”だけが、“幸せ”じゃないんですよね。恋愛だけで自分を満たせると思ったら「それは大きな間違いだよ!」と、すごく伝えたいです。

ーーたしかに、恋愛って相手ありきなのでどうしても振り回されてしまいますよね。それだけで自分を満たすなんてできないと思います。

peco私は、恋愛はいちばん最後、自分のハッピーボルテージが上がったところに、さらに付け加えるのがそういう感情だと思っています。

ハッピーは「部屋をキレイに掃除できた」レベルでいい

ーー「自分だけでハッピーを満たしておく」、とても大切なことですね。

pecoほんとうに小さくても、目の前にあるその幸せを、ちゃんと“幸せ”と思うことが、いちばん大事だと思っています。ただ、「目の前にあるものを幸せに思えていない……」と自己嫌悪に陥る人もいると思います、私だって毎日思っているわけではないですしね。だから、思えない日ももちろんあっていいし、余裕があるときは噛み締めたらいいのかなと思います。

ーーちなみに、今日のpecoさんのハッピーは?

pecoさっき家を出るときに部屋をキレイにしてこられたこと!

ーーおお、即答で!いいですね!自分を褒めてあげられるし、部屋もキレイになるし。

peco昨日たまたま床に花びらがたくさん落ちていたから、朝、掃除機をかけてきたんです。そのまま周辺をちょこちょこと片付けていたらテンションが上がりました。こんなレベルでいいと思うんですよね。

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ーー掃除のお話が出ましたが、エッセイ『My Life』には料理の話も登場します。<息子が生まれて離乳食を作るまで、料理はいっさいやらなかったし、できなかった>(CHAPTER4 My Sonーー子育てについてP200)とあり、それでも離乳食を作るうちに自然と作れるようになったという過程が、肩の力が抜けていてすてきだと想いました。

peco料理は、1週間のうち4日間うどんを食べさせて自分も毎日うどんを食べる、なんていう日もありながら、息子の成長とともに、必然的というか、自然とできるようになっていきました。

はじめての炊飯器体験は「おかゆコース」

peco人間の対応力ってすごいですよね。だって私、離乳食を作るときに初めて炊飯器を使ったんですよ!白米じゃなくて、おかゆコースで。

ーー人生初炊飯器がおかゆコースってなかなか珍しいですね!料理が苦手だったのでしょうか。

peco苦手とか嫌いレベルじゃなくて、ryuchellに「危なっかしいからキッチンに近寄らないで!」と言われるほどだったんですよ。いろんな事件を起こしてきたから(笑)。でも妊娠中、お仕事もお休みいただいていたので時間ができて、「最初に料理をするなら、かわいいカップケーキが作りたい!」と思ったんです。かわいいものが好きだから。

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pecoそこから始めて、次にホットケーキを焼きました。一方で、お料理なら「パエリアとかオシャレだなあ」と思いましたが、そんなものは絶対に作れないし。それでもキッチンに立つことに慣れるために、徐々にウインナーを焼き出したりして、気づいたら離乳食が始まっていたんです。

ーーむりやり「頑張らなきゃ」ではなく、自分らしい動機からスタートするのは、苦手なものを始めるのにちょうどいいのかもしれませんね。

pecoそうですね。今では子どものお弁当も作っています。料理がまったくできなかった私でもできたのだと、いま悩んでいるママのはげみになったらうれしいです。

pecoさん/タレント、ブランドプロデューサー

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1995年6月30日、大阪府出身。原宿系ファッションのカリスマ読者モデルとして10代を中心に支持され、パートナーのryuchellとテレビ番組やTVCMなど多数出演。一児の母になった現在は、育児やライフスタイルを映したSNSが人気。2023年に自身がデザイナー・プロデューサーを務めるファッションブランド「Tostalgic Clothing」を開始。2月に初のエッセイ本『My Life』(祥伝社)を上梓した。

(撮影:松野葉子取材・文:有山千春)


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この記事のライター

マイナビウーマン子育て

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