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子どもと過ごす毎日は楽しいものだけど、すごく大変な面があるのもまた事実。青鹿家の娘・ふーみんは絶賛イヤイヤ期中。そのしんどさを自己嫌悪にならずに「愚痴」で解消するにはどうしたら?
子どもとの生活はとても楽しく、ステキなことがたくさんあります。しかし楽しいばかりが育児ではなく、むしろ今のところ大変が8割で、その8割を凌駕するほど我が子がかわいいだけなのです。
大人と子どもは力が対等ではないので「大人が我慢しなければ……」というのは頭では重々わかっているのですが、何もかも上手くいかずにイライラが溜まってしまう日もあります。
ある日、我慢の限界を超えてしまい、寝かしつけを終えた夫をつかまえ、ダラダラと育児の愚痴を言ってしまいました。しかし、ひとしきり毒を吐いた後で「とはいっても大人げないし、我が子の悪口にもなる愚痴を言うなんて、よくない母親だ」と落ち込んで反省しました。
すると夫は「愚痴が全部悪いわけじゃなくて、時と場合によるんじゃない?」と一言。続けて以下のように話してくれました。
親だからといって、子どもの全てを受け入れ我慢しなければならない、仏のようでなくてはならないのだとしたら、とてもツラい。それに仮に口に出さなければ、イライラは心に溜まっていく。負の感情が溜まっていくのは精神衛生上よくない。何より急にイライラが爆発してしまい、子どもにぶつけてしまうのが一番怖い。それならば、適度にガス抜きをしたほうが子どものためでもある。
夫のフォローはとてもありがたく、その通りだなと思って聞いていたのですが、愚痴を言いたくなる一方で、言えば言うほど「子どもの悪口を言う自分」に幻滅して落ち込む私もいました。どっちにしろ落ち込む面倒な性格だと自嘲気味にこぼしたところ、夫は「愚痴のルールを決めてみたらどう?」と提案してくれたんです。
①愚痴は、本人が聞いてない場所で言う子ども本人の前で愚痴を言うと傷つけてしまうので、聞かれる恐れのない時だけに言うことに決めました。
②愚痴に飲まれないようにする私の場合、愚痴に対して強く共感されすぎると増長し、つい言い過ぎてしまうことがあったので、控えめにするようにしました。
③愚痴を次の日に持ち越さないいったん愚痴を言ったら「その話題は終了!」と、翌日は気持ちを切り替えることにしました。
こうしてルールを決めるうちに、なんだかお酒のマナーに似ていることに気づきました。
ちょっとならば心が軽くなるお酒も、飲みすぎれば毒になります。愚痴も適度ならばガス抜きとして機能しますが、いつまでもその言葉を反芻し、愚痴に飲まれてしまうと負の感情でいっぱいになり、ガス抜きどころか憎しみやさらなるいらだちとなって次の日も残ってしまいます。
「愚痴を言ってはいけない!」だとツラいので、言ってもいいけどルールや節度を守って、最初の目的の「ため込まない。ちゃんとガスを抜くための愚痴にする」をゴールにするよう心がけました。
すると、節度を持って愚痴を言えるようになり、とても気がラクになりました。何よりひどくイライラしてしまった時も「あとで夫に愚痴を聞いてもらおう」と思うだけで余裕ができ、夫も「毒気の強い愚痴を、何時間も聞かされるのは負荷が大きいけど、適度なら付き合える」と負荷が下がったようです。
「愚痴を言っても飲まれるな!」が、我が家のルールになりつつあります。
育児中のガス抜きって、とても大切ですよね〜!「自分はこんなことでガス抜きをしている」「こんなルールを決めているよ」ということがあったら、ぜひ教えてください。
#育児中のガス抜き
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次回更新は、5/26の予定です。どうぞお楽しみに!
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(編集協力:大西まお)
この記事のライター
マイナビウーマン子育て
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