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ママ185人に聞いた「自分に初潮がきたとき、お赤飯って炊かれた?」 参考にしたい「気遣い上手な母親」のエピソードも

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目次

女の子の大事な成長過程である「初潮」。ママが子どものときは、初潮がきたお祝いにお赤飯を炊かれた、という人も多いでしょう。でも、自分の娘にはどうしたら? ママたちのさまざまな体験談から、令和の女の子育児ではどんなお祝いの仕方がよいのか、考えるきっかけにしてみてください。

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▶︎ 特集「10歳からの心とからだ」の記事はこちら

自分に初潮がきたとき、あなたは親にお赤飯を炊かれましたか?

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初潮がきたとき、親にお赤飯を炊かれた経験がある人は、35%でした。

お祝いの席で出されることが多い「お赤飯」。赤い色は邪気を祓うとされ、魔除けと招福の願いを込めて、お祝いの席で食べられるようになりました。特に小豆やもち米を使ったお赤飯は、貧しい地域ではたいへんなごちそう。結婚式などの人生の節目には、欠かせないお祝いのご飯だったのです。

ただ、それがママ本人にとってうれしい経験となったかは別のお話……。自分の経験から、我が子にはあえて炊かなかった人もいます。

ママたちが経験した初潮エピソード

お赤飯が恥ずかしかった

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●恥ずかしかったです。でも母も気持ちをくんでか赤い赤飯ではなく醤油赤飯でした。しかも分かりにくいようになのか、スーパーで買ってくれてほかの惣菜も買い、特別感がでないようにしてくれていました。(女性/25歳/学校・教育関連/専門職)

●生理がくるのがほかの子より遅かったので、お祝いと言ってお赤飯を炊いてもらったのはうれしかったけど、父にお赤飯の理由を知られるのは恥ずかしかったです。(女性/32歳/建設・土木/事務系専門職)

●絶対に父には言わないでと言ったのに御赤飯を炊かれて、正直すごく恥ずかしかったです。(女性/36歳/情報・IT/経営・コンサルタント系)

お赤飯を炊いてお祝いしてもらった人の多くは、当時の恥ずかしい気持ちを記憶しているようです。お母さんが喜んでいるのはうれしいけれど、お父さんをはじめ、異性の家族に知られるのは恥ずかしい、という気持ちはよくわかります。

特に、普段お赤飯を炊かないお家では「なぜ今日はお赤飯?」という質問が出るのは必至。お母さんがなんと答えるのか、聞き耳を立ててしまいますよね。

なお、お答えに出てきた醤油赤飯は、新潟県長岡地方の郷土料理で、醤油、みりんなどで味つけした炊き込みご飯に金時豆をあしらったものだそうです。

「恥ずかしい」を通り越して「イヤだった」

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●そもそも赤飯が好きじゃないのに出される意味がわからず、兄や父になんのお祝いなのか聞かれるのも凄く嫌でした。(女性/36歳/学校・教育関連/クリエイティブ職)

●姉のときもお赤飯を炊かれていたので、自分のときもそうだろうなと覚悟はしていました。それでも家族に知られるのは嫌でした。(女性/38歳/食品・飲料/販売職・サービス系)

●初潮がきたこと自体にトイレで泣いてしまうくらい戸惑いがあり、弟や父親がいたので、知られたくないというのが一番の気持ちでしたが、夕飯に赤飯を炊かれ、公表はされませんでしたが、赤飯を炊かれる意味が分かっていたので、本当に嫌でした。(女性/37歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)

「恥ずかしい」を通り越して「イヤだった」という人もいます。

生理は、赤ちゃんを産むことができるように体が変化したということで「大人の女性になった」と表現されることも多く、自分の性について強く意識させられる体験だといえます。また、自身の体の変化に気持ちが追いつけない子は、戸惑いや嫌悪感を抱いてしまったり、家族から性差を意識したまなざしを向けられたように感じてしまったりするケースもあります。

お赤飯を炊くことが「お祝い」「風習」とはいえども、子ども自身の気持ちを尊重してあげたいものです。

単純にうれしかった

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●家族みんなから「おめでとう!」と言われてうれしかった。まだ小学4年だったのもあり、恥ずかしいという意識はなく、誕生日を祝われているときのような感覚だった。(女性/33歳/マスコミ・広告/クリエイティブ職)

●子ども向けの性教育の漫画でお赤飯を炊くもの、祝ってもらうもの、とポジティブに描かれていたので、自分から生理がはじまったら炊いてほしいと言ったし、炊いてもらえてうれしいと思った。(女性/37歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

●お祝いということで何も言わずに炊いてくれて、びっくりしたけれど嬉しかったです。(女性/33歳/食品・飲料/販売職・サービス系)

一方、単純に「うれしい」と感じていた人もいます。初潮を祝われる意味がよくわかっておらずなんとなくうれしかった人、生理にポジティブな印象を持っていたので素直に受け入れられた人など、理由はさまざまです。

ママが子どもの時代には、性の話を公にするのはタブー視される傾向がありましたが、現代では幼児期から親子で学べる性教育の絵本も多数発売されています。生理は赤ちゃんを育むために必要なこと。子どもが初潮に対して前向きになるよう、幼児期からポジティブに性と命について伝えていければいいですね。

お赤飯なしのスタイルも

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●母親に伝えると、おめでとう! という言葉とハグでお祝いしてくれた。そのときに「これはとってもプライベートなおめでたいことだから、みんなに一斉に伝える必要がないからここでお母さんとだけの秘密ね」と言ってくれてうれしかった。後に父親にもこっそり伝えていたようですけど、父親からはいっさいアクションなし。その気遣いがうれしかった。(女性/33歳/学校・教育関連/教育)

●母と一緒に外食しに行きました。女同士だったので気兼ねなく楽しめました。(女性/33歳/食品・飲料/販売職・サービス系)

●いいお肉のステーキみたいなものだったと記憶しています。敢えて盛大なお祝い、という感じではなかったと思います。ただ、普段の食事よりもいい食事だったので、なにかしら「お祝い」の意味があるのだろうと思い、なんとなく気恥ずかしかったです。(女性/38歳/学校・教育関連/講師)

お赤飯がごちそうの代表格だった昔と違い、今はごちそうといってもたくさんの選択肢があります。「お赤飯よりお寿司がよかった!」という声もありました。

お祝いのスタイルは家庭それぞれ。特に公表せず、家族でおいしいものを食べたり、お出かけしたり、というお祝いの仕方もあります。

異性の家族には、別の機会に丁寧に説明することもできます。すべてをオープンにしないのも、またひとつの方法でしょう。

まとめ

「初潮のお祝いにお赤飯を炊く」という慣習自体は、悪いものではありません。問題は、本人の意志に反して行われることや、女性の生理に対する理解不足のなかでなんとなく行われてしまうことです。もし現在女の子を育てているなら、本人が自分自身の成長を喜びとともに受け入れ、前向きにとらえられるようなお祝いをしてあげられるといいですね。

マイナビ子育て調べ調査日時:2024年4月26日~28日調査人数:185人(20代~40代のママ)

(マイナビ子育て編集部)


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マイナビウーマン子育て

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