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体の変化に伴い、心も大きく揺れ動く思春期。本人の葛藤はもちろん、親としても子どもとの接し方、関わり方について戸惑うことも多いでしょう。
今回は、「これから思春期」&「思春期真っ盛り」の子を持つ保護者におすすめな書籍7冊を、出版社などで働く本のプロがご紹介します!
「そろそろ性についてしっかり教えなきゃ」「被害者にも加害者にもならないように」「でも、思春期なりかけの子に説明するのはなかなか難しい……」思春期を迎えるわが子に「性」についてや、自分を大切にすることについて教えたい。でも、適切に説明できるかは自信がない……そんな多くの親御さんの悩みに応える本ができました!本書では、全国の小・中・高校1000校以上で性教育を行ってきた産婦人科医が子どもたちにどうしても伝えたいことを漫画とイラストでわかりやすくまとめました。子どもも大人も気軽に読めて、性についてポジティブに学べる本です。
思春期は「見た目はオトナ、頭脳はコドモ」。大人と比べると、感情をコントロールする脳が発展途上。一方で怒りや不安を司る脳の扁桃体が過剰に反応するため、自分でもコントロールが利かない。どんな子も発達に偏りがあり、進んでいる部分と遅れている部分がデコボコしていても、それは一人ひとりの個性。発達障害と呼ばれるものは、その延長線上にあって偏りが目立っているというだけのこと。これって思春期? それとも病気? 精神科医が、思春期の母娘が抱えがちな悩みに回答しながら、「自己発達力」「自己治癒力」を引き出す育て方をアドバイス! 父・息子も必読!!
いくら休んでも回復しない「慢性疲労」をご存知ですか?「疲れ」をうまく表現できない多くの子どもたちも「慢性疲労」であることがわかってきました。「授業に集中できない」「朝起きられない」「すぐにイライラする」「記憶力が低下した」―これらは、慢性疲労が原因かもしれません。慢性疲労とは、通常の疲労と違い、脳が情報交換エラーによる炎症を引き起こしている状態です。さらに近年では、恒常的に脳が炎症している「慢性疲労症候群」という病態も注目されており、大人では寝たきりになってしまうこともあります。そして子どもでは、じつに94%の患者が、慢性疲労のために、学校の成績の悪化を経験しているのです。本書は、HSPの臨床医第一人者の長沼睦雄医師が、疲れのメカニズム、脳の仕組み、疲労からの快復方法などを10代向けに易しく解説します。
◎『子どもの気持ちがわかるシリーズ』第3弾 フランスで60万部&世界的ベストセラー◎12歳から17歳の子どもの脳で何が起こっているのかが、手にとるようにわかります!◎子どもの行動を「子どもの言い分」「科学的な裏付け」など様々な視点から分析したうえで、それに対してどんな態度をとったらいいのか、具体的な提案をしてくれる育児書。◎脳科学からわかるこの時期の子どもの中で起こっていることを理解する。◎親の役割は、これまでと違って正面から向き合うのではなく、いつもすぐ隣にいること、1人で飛び立とうとしている子どもたちの航空母艦になり、彼らの周りには危険がいっぱいで、問題が次々と起こるだろうが、ときどき戻ってくる彼らを受け入れて、愛情のタンクを満たし、燃料補給をすることだと伝えています。◎シリーズ60万部を売り上げ、シリーズ1では1~5歳、シリーズ2では6~11歳を、本作シリーズ3では11~17歳を対象にし、特にこの3巻目では親子一緒に読んで問題解決ができます。
男の子が「気になっているけれど、面と向かっては聞きづらいこと」、パパママも「どうやって伝えたらいいかわからないこと」に、産婦人科医のサッコ先生こと高橋幸子先生がこたえます!
これから思春期を迎える男の子、思春期の入り口に立った男の子が知っておきたい「性の知識」をわかりやすく紹介します。マンガ・イラスト図解・全編フリガナつきの読み物で、子どもひとりでも、家族でも読める1冊です。
学校では教えてくれない、・これから起こる体の変化と対応法・家族や友達との距離感が変化し、心にも変化が訪れたときの対応法・SNSや友達同士の噂に惑わされないための正しい「性の知識」の身につけ方・体と心の変化に困ったとき、悩んだときの相談先の見つけ方などを解説。
性教育は子どもを守るだけでなく、子どもの自己肯定感をも高めることができます。正しい性の知識を学んで、自分も人も大切にできるようになりましょう。
思春期になると、子どもは勉強しなくなります。それどころか、スマホやゲーム依存、不登校になるなど、激しい反抗期を迎えることになります。そこで本書は、思春期の子どもの複雑な心を踏まえた、効果的な子育て法を紹介していきます。その方法はシンプルで、子どもにいちいち指示をする「しなさい言葉」を使うのをやめ、子どもの気持ちに寄り添い、愛情を伝える 「なかよし貯金」を貯めるという発想で接する方法です。これだけで、またたく間に子どもが心を開いて素直になり、やる気を出して、何事も前向きに取り組むようになります。本書では、その仕組みとやり方を4コママンガを用いてわかりやすく解説していきます。
東京の名門私立である開成中学校・高等学校の校長を9年にわたって務め、自身も2人の息子を持つ柳沢幸雄先生による、思春期男子の実態に迫る解説書!マンガや図解イラストが満載で楽しく読める一冊です。1しゃべらせる2「ダメ」と言わない3成長をほめる4得意を伸ばす5自立を促すといった「子育て五ヶ条」の紹介など、勉強、暴言、趣味、友人関係、メンタル等々、親の不安や悩みの解決方法を明快に提示して、子どもが今置かれている状況がよくわかります。
子どもの思春期を乗り越えるヒントが詰まった7冊をご紹介しました。
親として、子どもに伝えたい「性」のこと、思春期の心と体について知ることで、難しい思春期への不安や戸惑いが軽減されるかもしれませんね。
(寄稿協力:KADOKAWA、集英社、誠文堂新光社、かんき出版、日本文芸社、すばる舎、宝島社/マイナビ子育て編集部)
この記事のライター
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