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約5割の父親が育児参加の「障壁」に直面!もっと育児をしたいのに…「長時間労働、産業の状態化」「代替人員がいない」

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目次

2022年には産後パパ育休もスタートし、男性の育児休業取得が広く推進されるなど、父親の育児参加が当たり前と感じられるようになった昨今。では実際にパパたちはどのくらい育児に関わっているのでしょうか?今回は、キッズラインが行った調査レポートをもとに、令和のパパの子育てに対する意識を見ていきます。

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ベビーシッターや家事代行サービスを利用できる「キッズライン」を運営する株式会社キッズラインが、0~17歳の子を持つ父親265人を対象にアンケート調査を行いました。世の父親たちは自分自身の育児について、どう感じているのでしょうか。

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75.5%の父親が「育児に関われている」と回答

現在、育児に関わる時間についてどう感じているかという設問に対して、29.8%が「十分に関われていると思う」、45.7%が「ある程度関われていると思う」と回答。合わせて75.5%の父親が、自分は育児に関われていると感じていることがわかりました。

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キッズライン「父の日調査レポート」より

約半数が「もっと育児に関わりたい」

さらに、直近1年ほどの間に育児に関してどのようにしていきたいと考えているかという設問には、17.0%が「もっとたくさんの時間を育児に充てたい」、32.1%が「もう少し育児にかける時間を増やしたい」と回答しています。したがって約半数(49.1%)の人は今よりも育児に関わりたいと思っていることがわかります。

また、ここに「今と同じくらい関わっていきたい」(38.1%)を足すと9割近く(87.2%)を占めることから、ほとんどの父親が育児に関わることに積極的だといえるでしょう。

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キッズライン「父の日調査レポート」より

約半数が「育児に関わることに障壁あり」

しかしながら、ほとんどの父親が育児に関わりたいと思っている反面、障壁を感じている人も少なくないようです。

父親が育児に関わることに「障壁がある」と感じているかを聞いた設問では、17%が「とても感じる」、30.6%が「少し感じる」と回答。合わせて47.6%と半数近くの父親が、何らかの障壁を感じていることがわかります。では、どういったことが障壁となっているのでしょうか?

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キッズライン「父の日調査レポート」より

長時間労働と残業、職場環境が障壁に

父親が育児に関わるにあたって何が障壁となっているのか、具体的な項目を最大5つ選択してもらう形で聞いた設問の結果がこちらです。最も多かったのが「長時間労働・残業の常態化」で45.2%、次いで「仕事の責任が大きく代替人員がいないこと」34.9%、「職場の人出不足」27%が続いています。

やはりフルタイムで会社務めをしている父親が多く、しっかりと子どもを向き合える時間が取れるのは週末だけという人も多いのでしょう。気持ちとは裏腹に、実際にはなかなか時間が取れない状況が想像されます。もどかしく感じている父親も多いのではないでしょうか。

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キッズライン「父の日調査レポート」より

まとめ

仕事と育児の両立に悩む令和のパパたち

パパたちの多くは、育児に関わりたいという希望を持っており、もっと育児に関わる時間を増やしたいという人も少なくありません。その一方で、働き方が大きな障壁となっていることも明らかに。仕事と家庭の両立は、母親だけではなく父親の悩みでもあります。長時間労働や残業、人手不足といった職場の問題は子育て世帯だけでなく、すべての労働者にかかわる問題です。子育てに優しい社会とは、子育て中の人にとっても、子育て中ではない人にとっても優しい社会であるはず。企業でもさまざまな改革がなされているはずですが、まだまだ浸透していない様子がうかがえる調査結果でした。

(マイナビ子育て編集部)

調査概要

■父の日調査レポート/キッズライン調査対象:0~17歳の子を持つ父親265名調査時期:2024年5⽉17⽇〜27⽇調査方法:インターネット調査

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