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江崎グリコとアカチャンホンポは6月24日、「赤ちゃん連れの夏のおでかけ」をテーマにしたコラボイベント「助産師さんと話そう!育児のお悩み解決座談会」をアカチャンホンポ ららぽーと 和泉店で開催しました。実際に編集部が参加してきたので、その様子をレポートします!
会場に展示されていた江崎グリコのアイクレオ
同イベントでは、初めに助産師・看護師の篠宮晃子先生から「赤ちゃんと夏のおでかけをする際の水分補給の必要性」についてお話がありました。
赤ちゃんは体温調節機能が未発達で、体内に熱がこもりやすい特徴があります。さらに大人に比べて地面から近い距離で行動することから、熱中症に陥るリスクが高いため夏場は特に注意が必要だそうです。
助産師・看護師篠宮晃子先生
篠宮先生によると、赤ちゃんの熱中症対策には、暑さを避ける工夫とこまめな水分補給がもっとも重要だそうです。
暑い夏には通気性や吸湿性、速乾性のある衣類を身に付けたり、湿度が高くなりすぎないように意識したりすること、また赤ちゃんの喉が渇いていない状態であっても、時間を決めてこまめに水分補給をするのが大切とのこと。水分補給の量は口に水分を含む程度でも大丈夫で、一度に多量の水分を摂らなくてもこまめに与えることを意識するのがよいそうです。
夏場の水分補給の重要性について
私も、娘が赤ちゃんのころの夏場お出かけで、水分補給が足りているのか心配になることがよくありました。
でも今回篠宮先生から、「ゴクゴクと飲んでくれなくても大丈夫」と言ってもらえたことで、ママやパパの気持ちとしては少し安心できたのではないでしょうか。
まだ上手におしゃべりができない赤ちゃんの場合、脱水状態に陥っているかどうか判断するは難しいものです。
篠宮先生によると、何らかの感染症などによって下痢や嘔吐の症状があるときはもちろん、下記の気になるサインが出ているようであれば一時的に赤ちゃん用の経口補水液を利用したり、病院を受診したりするのがよいそうです。
<赤ちゃんの脱水症状のサイン>・尿の量が少ない・オレンジや赤っぽい色の濃い尿が出ている・頭部の柔らかい部分がへこんでいる・口の中や唇が乾燥している・両目がくぼんでいる・泣いているのに涙が出ない・覚醒レベルおよび活動量が低下しているなど
続いて話は災害時について。
篠宮先生によると、災害時は水が足りなくなることもあるため、泡で出る石鹸や、シャワー代わりになるような洗浄用のボトルなどを備えておくのもよいそうです。
また、おしり拭きは普段から1〜2枚で拭き取れるように練習しておくと、コスト削減だけでなく災害時にも無駄なく使えるメリットがあるとのこと。
また、災害用備蓄として、お湯を用意する必要がなく、そのまま飲める「乳児用液体ミルク」の紹介もありました。
江崎グリコの乳児用液体ミルク「アイクレオ 赤ちゃんミルク」
液体ミルクであれば調乳する必要がないので、外出先でミルクをあげたいときや赤ちゃんを預けたいときにもおすすめです。災害時用としてだけではなく、普段から使いまわせるので常備しておくのもいいですね。
江崎グリコから発売されている乳児用液体ミルク「アイクレオ 赤ちゃんミルク」は、付属のストローを挿して哺乳瓶や紙コップに移し替えて飲ませることが可能です。1パックあたり125mlなので、持ち運びやすく離乳食後のミルクとして使うのも向いているそうです。
付属のストローを使用して、哺乳瓶に液体ミルクを移し替えているところ。手に触れることなく、衛生的にミルクを用意できます
次に、「アイクレオ バランスミルク」シリーズ4品が、溶けやすくなってリニューアル( 7月から順次店頭販売が開始)したとのことで、今回は実際にどのくらい溶けやすくなったのか、目の前で見せてもらえました。左側がリニューアル後の溶けやすくなった「アイクレオ バランスミルク」、右側が現行品の「アイクレオ バランスミルク」です。
リニューアル後(左)と現行品(右)のスティックタイプの「アイクレオ バランスミルク」を同時に溶かします
お湯に粉ミルクを入れただけではほとんど変わりはありませんでしたが、実際に混ぜ合わせてみると、結果は一目瞭然。同じ時間混ぜ合わせたあとに瓶底を見せてもらうと、現行品(右)ではまだ粉ミルクが沈澱しているのに対し、リニューアル後の「アイクレオ バランスミルク」(左)では沈殿物がほとんどありません。
現行品(右)は黄色い沈殿物が見えますが、リニューアル後(左)は溶け残りがほとんどありませんでした
育児用ミルクの調乳時間が短縮できれば、赤ちゃんを待たせることがなく、また授乳の負担が軽減できるのでとても助かりますよね。
最後に、イベントに参加していたママやパパからのお悩みに篠宮先生が答える「お悩み解決座談会」がありました。寄せられた質問と篠宮先生の回答をご紹介します。
篠宮先生:新生児期であれば、体重1kgあたりに60〜160mlの水分量が必要になります。この値は授乳量も含まれている必要量なので、普段からしっかり授乳ができている場合はお茶などの水分量に厳密な決まりはありません。
ミルクを飲む量や食事の量が普段よりも少ない場合は、不足分を補うような感覚で水分を与えてあげるとよいですね。
篠宮先生:「ミルクを飲むとよく寝る」とも言われていますが、実際はミルクをしっかり飲んでも眠れない子は眠りません。
また、赤ちゃんが夜中に起きても、お腹が空いているわけではないこともあります。抱っこして気分転換してあげたり、ネントレを取り入れたりするのもよいでしょう。
ミルクのあげすぎが気になっている場合は、夜中の授乳を白湯にして哺乳瓶で与えてあげるのもおすすめです。
離乳食期の赤ちゃんは消化吸収も未熟なので、繊維がそのまま出てくることがあります。心配にはなるかもしれませんが、そういう時期だと思って見守ってあげるのもよいでしょう。
繊維が多い食べ物を与えたあとに、おなかを下したり便秘になったりする場合は、いったん控えるのもいいですね。
暑さが厳しくなる夏のお出かけで、赤ちゃんの熱中症を心配したことがあるママやパパも多いのではないでしょうか。
今回イベントに参加してみて、赤ちゃんの水分補給の必要性や熱中症対策、災害時の備蓄品など、これからの季節に知っておきたいことについてたくさん学べました。
赤ちゃんが脱水状態にならないためにもこまめな水分補給を意識して、外出時でも手軽に飲める育児用液体ミルクを取り入れてみてはいかがでしょうか。
(取材・文/谷岡友梨)
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