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身近な食材であるカニカマ。みなさんはどのように食べるのか好きですか? そのまま食べてもよし、煮たり焼いたり揚げてもよし。のせるだけで料理に彩りを加えてくれます。使い方が無限大に広がるカニカマの魅力と使い方をご紹介します。
こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。
普段使いできるお手ごろ価格と、そのままでもおいしく食べられる手軽さが魅力のカニカマ。カニの身のような見た目と味で人気ですが、実はカニではない……。そんな不思議なカニカマとはどのようなもので、どんな使い方ができるのか、今回は注目してみましょう!
カニカマとは「カニ風味かまぼこ」の略称。カニの身に味を(商品によっては見た目も)似せた蒲鉾なので、カニではありません。一般的なかまぼこと同じく、スケトウダラなどの白身魚のすり身が主原料となっている練りものです。
1973年に誕生したカニカマ。元々は、とある企業の失敗から誕生していたんです。1960年代後半に中国との国交が悪化し、輸入に頼っていた中華クラゲが手に入らなくなったため、人工クラゲの開発をしていた株式会社スギヨ。その失敗作がカニの食感に似ていることに気がついたことが、カニカマの誕生につながったのだそう。
プロモリンク / PIXTA
まさに失敗は成功のもと! カニカマは「インスタントラーメン」「レトルトカレー」と並ぶ、戦後の食品三大発明のひとつと言われています。
誕生してから50年以上が経ち、今では多くのメーカーでカニカマ商品が作られ、日本だけでなく世界中で大人気。カニカマ自体もさまざまなタイプの商品が登場し、本物のカニにより近い味わいのものまで作られて話題となっています。
魚由来のたんぱく質が豊富で、子どもも好きでよろんで食べてくれるシーフード食品。比較的低カロリーではあるものの、練りものなので塩分は多め。カニカマもそのまま食べてもおいしいくらいに味つけされていているので、何本も食べると塩分を取りすぎてしまう心配があるので気をつけてくださいね。
かまぼこの仲間であるカニカマは、魚のうまみが味わえる食材。1本そのままの大きさで使ったり、切ったり、手で割いて使うこともできます。
そのままパクっと食べても、煮たり、焼いたり、揚げたりしてもOK。うまみがだしとなってくれるので、全体の味をまとめて引き上げてくれたりもします。ちょっとうまみを足したいのよね~というときに、カニカマを加えてみるのもオススメ。
紅白の色合いもおめでたい色の組み合わせ。彩り食材としても使いやすく、トッピングにしたり、混ぜ込んで使っても映えます。
カニカマはやわらかさがあり、丸めたり、包んだりできる特徴があるので、デコ食材として大活躍します。特にお手ごろ価格のカニカマはロール状に巻いてあるタイプが多く、広げて赤い部分と白い部分に分けることができ、それを活かした使い方もできます。
細く割いたり、型抜きで抜いたり、ナイフで好きな形にカットしたりすれば、カニカマほど自由に使えるデコ食材はありません。味の相性を考えても、カニカマは和洋中のどの味つけでも使うことができ、一緒に使う食材や味つけを限定しないという点でもいいですよね。
キャラ弁講師として、デコ食材としてのカニカマの使い方を今までたくさん伝えてきましたが、今回は普段のごはんで活躍するカニカマレシピをピックアップしてみました。
パリパリに焼いた餃子の皮に、ふっくらしたカニカマととろけたチーズ。大葉の香りもいい仕事をしてくれます。餃子の皮に材料をのせてくるくる巻いて焼くだけなので、包丁も要りません。1〜2本からでも作ることができ、大量生産も簡単。すぐにできるので、あと一品やちょっとしたおつまみが欲しいとき、子どものおやつやお弁当おかずにもオススメです。
材料(8本分)・カニカマ……8本・餃子の皮……8枚・大葉……8枚・スライスチーズ……2枚・マヨネーズ……適量・油……適量
作り方① 餃子の皮にマヨネーズを塗る。② スライスチーズを半分に折って切り離し、さらに半分にして4等分にする。③ ①に大葉、②のひとつを重ね、真ん中にカニカマをのせる。④ くるくる巻いて端をしっかり貼り合わせる。⑤ 油を引いたフライパンでこんがり焼く。
※餃子の皮は、マヨネーズを塗ってあるので端もくっつきます。焼くときもパリッと香ばしく焼き上がります。
焼きたてはチーズがとろっとクリーミー。カニカマのうまみともよく合います。油を多めにすると揚げ焼き風になるので、お好みで量を調整してみてくださいね。
卵焼きにカニカマを入れると、魚のうまみがだしになっておいしく、彩りも華やかになります。小ねぎも入れてあげると、ねぎの風味や色も加わり、さらにおいしさも彩りもUP!
材料・カニカマ……1本・卵……1個・小ねぎ……1/2本・砂糖……小さじ1・白だし……少量・油……適量
※一般的な卵焼き器だと、卵3個くらいの量がちょうどいいくらいだと思いますので、おうちにある卵焼き器に合わせて材料を増やしてください。
作り方① 卵を軽く溶きほぐし、手で割いたカニカマ、小口切りにした小ねぎ、砂糖、白だしを加えて混ぜる。② 卵焼き器をよく温めて油を引き①を流し入れる。③ 軽く混ぜて半熟状になったら巻いていく。④ 形を整えて、粗熱が取れたら食べやすい幅に切る。
※卵1個分の小さめ卵焼きなら、材料全部を一度で巻いて焼き上げることができますが、卵3個を使うような量の場合は、3回に分けて流し入れて巻いていきます。
焼き上がったばかりの卵焼きは、やわらかくて形を変えることもできます。ラップで包んでやさしく三角に整えて冷ませば、三角形の卵焼きに。うずらの卵と合わせてきのこにしてみたり、海苔を巻いておにぎりの形にしてみたりもできますよ♪
シャキシャキ食感がおいしいキャベツと小松菜を、カニカマと塩こんぶと一緒にあえものに。カニカマの赤色がとても映えます。手軽に電子レンジで加熱してできる簡単レシピですが、しっかり野菜を食べたいときにも、手軽に作ることができます。
材料(4人分)・カニカマ……8本・塩こんぶ……15g・キャベツ……4枚・小松菜……1株・ごま……大さじ1・ごま油……大さじ1・ガーリックパウダー……小さじ1/2
作り方① キャベツを洗ってから手でちぎり、小松菜は4cm幅に切る。カニカマは手で割く。② 耐熱ボウルにキャベツと小松菜を入れてふんわりラップをかけ、600Wの電子レンジで3分加熱する。③ いったん出して軽く混ぜ、再度ラップをかけて2分加熱。④ カニカマと残りの材料も加えてよく混ぜる。
混ぜたてでも食べられますが、少し置くとより味がなじんできます。電子レンジで加熱しただけなので火が通りすぎず、シャキッとした食感が◎
今回はナムル風の味つけにしましたが、和風の味つけもOK。しょうがやレモンを加えたり、柚子もよく合います。
カニカマと三つ葉を入れた和風味のマカロニサラダです。コーンや枝豆も加えて具だくさんにしました。
材料(3~4人分)・カニカマ……6本・マカロニ……100g・三つ葉……3~4束・むき枝豆(冷凍)……100g・コーン(冷凍)……100g・ブロッコリースプラウト……少量・トマト……1/2個・ごま油……大さじ1・ごま……大さじ1・めんつゆ(3倍濃縮)……大さじ2・マヨネーズ……大さじ1
※枝豆とコーンは手軽に使える冷凍のものを使用しました。具材はかなりたっぷりめです。お好みで量は増減してください。
作り方① 三つ葉を4cm幅に切ってさっとゆで、冷水にとってからしっかりと絞って水気を切っておく。② カニカマは食べやすく手で割く。③ マカロニをゆで、終わり1~2分ごろに枝豆とコーンを加えて一緒に火を通す。④ お湯を切り、ごま油を混ぜる。⑤ マカロニが冷めてから、三つ葉、カニカマ、ごま、めんつゆ、マヨネーズを加えて混ぜる。⑥ ブロッコリースプラウトと薄く切ったトマトを飾る。
子どもが大好きなコーンと枝豆がごろっごろ。カニカマが入るといい感じにうまみと塩味が加わります。三つ葉の香りがアクセントになっておいしいのですが、大葉に変えても◎。めんつゆの代わりにポン酢で作るとさっぱり味になります。大人はラー油をかけて食べるのもオススメですよ♪
中華風のオムライスともいえる天津飯。炒飯を使えば天津炒飯になります。カニカマを入れたとろとろの半熟卵に、これまたとろとろの中華スープ味の餡をかけて、食べ応えのあるメニューにしました。本物のカニを使ったかに玉を作るのは材料費がかかりますが、カニカマで気軽に作ることができるレシピです。
材料(1人分)・カニカマ……3本・卵……2個・小ねぎ……1本・塩こしょう……適量・ごま油……大さじ1・ごはん(または炒飯)……茶碗1杯程度
▼餡・中華スープの素……小さじ1・しょう油……小さじ1/2・片栗粉……小さじ2・水……150ml
作り方① 鍋に中華スープの素、しょう油、水を入れて沸かし、片栗粉を水(分量外)で溶いて加えて、とろみをつける。② 少し深みのあるお皿にごはん(または炒飯)を盛りつけて丸く形を整えておく。③ 卵、手で割いたカニカマ、小口切りにした小ねぎ、塩こしょうを混ぜる。④ フライパンにごま油を引き、しっかり温めてから③を入れる。菜箸で軽く混ぜながら半熟になるまで加熱する。⑤ ごはんの上に④をのせ、①を全体にかける。
※卵をふわふわにするには、フライパンを十分温めてから入れることがコツです。強火で一気に火を入れ、とろとろになってきたら火を止め、火が通りすぎないようにします。
カニカマ入りのふわふわ卵と餡の組み合わせがいいですよね。天津飯の餡は地域やお店によって味が異なり、スープ系の味以外にも、甘みのあるケチャップ系の味や甘酢餡もあります。個人的にはスープ風味の餡が好きですが、お好みで変えてみてください。
手軽にうまみや彩りを加えてくれるカニカマは、便利で魅力いっぱいの食材です。通常のかまぼこと同じく、魚のすり身が主な主原料なだけあって、うまみがあり、たんぱく質も豊富。子どもも食べやすい魚としても人気です。
アイデア次第で使い方も広がる食材なので、さまざまなおいしさを発見してみてくださいね♪
この記事のライター
マイナビウーマン子育て
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