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赤ちゃんの夜泣きがひどく、まとまった睡眠が取れない日々が続くと、大人もギリギリの状態になってしまいますよね……。今回は、2児の母である30代女性のエピソードを紹介します。
(※写真はイメージです)
上の子が生後7か月ぐらいの時のことです。当時、なぜか夜泣きがいきなりひどくなり、夜間に起きて授乳したりあやしたりと必死でした。
抱っこしなければ自然に泣き止むことはなく、自力で寝つけるような「ネントレ」も効果がありません。
まるで新生児の頃のように2~3時間おきに泣かれて、まとまった睡眠もとれず、授乳もしているため、私の体力は根こそぎ持っていかれました。
初めての子どもでどうしていいかも分からず、正直、思い詰めていて精神的にもギリギリの状態でした。
(※写真はイメージです)
当時の私は辛くて辛くて、今考えるとノイローゼ気味だったのだと思います。自分の両親は遠方に住んでおり、夫の単身赴任も重なって、自分だけで育児の悩みやストレスを抱え込んでいる状況。かなり無理がありました。
最初は「よしよし、おっぱいあげようね」と余裕をもってあやすこともできたのが、次第に「なんで泣くの、さっきおっぱい飲んだでしょ!」「うるさい、私だって泣きたいよ!」とヒステリックにわめく夜も出てきてしまい、このままではいけない自覚があってもどうにもできませんでした。
そんなある日の午後、子どもと一緒に買い物から帰ると玄関のドアに手紙が挟まっていて……。
「マンションに住む者です」との書き出しに、「夜中にうるさいことへの苦情かもしれない」と、緊張が走りました。
(※写真はイメージです)
しかしその手紙に書かれていたのはーー
「毎日の子育てお疲れ様です。お子さんの夜泣き、大変ですよね。私も経験したのでお気持ちはよく分かります。大変でしょうが何か力になれることがあったら声かけてくださいね。こちらは赤ちゃんの泣き声もまったく気になりませんので、夜泣きも気にしないでください」
その温かな文面に「自分は一人じゃないんだ」という気持ちと、近隣への迷惑、どう見られてしまうかを気にしていた自分の緊張の糸が解けて、ボロボロ泣いてしまいました。
この手紙は私にとっては今でも宝物の手紙です。本当にありがとうございました。
====================※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。
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この記事のライター
マイナビウーマン子育て
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