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2022年1月にスタートした「夫婦でふうふう子育て」。いよいよ最終回です。締めくくりは、子育てを通じて「未来」が楽しみになったというお話です。最後までぜひ読んでみてください!
娘・ふーみんの3歳のお誕生日の夜、最初はふーみんだけではなく、私も変化したという話をしていたのですが、変わったのは夫も同じでした。特に変化したのは「未来の話をよくするようになった」こと。
夫は、ふーみんが生まれる前はあまり未来の話をする人ではありませんでした。今が楽しければそれでいいし、未来を想像すると、自分は年をとって弱っていくだけであり、気が重くなると言っていたのです。また、今現在の自分に関係のない話題には興味を抱くこともありませんでした。さらには変化すること自体、億劫だと嫌う傾向すらありました。
しかし、子どもには未来しかなく、これからどんどん成長していきます。そんな人間が生活の中心にいると、未来について考えざるを得なくなります。
しかも、その「未来」は大好きな我が子が歩く道。少しでもよいものであってほしいと思うようになります。すると自然に、夫にとって未来とは「気が重いもの」ではなく「よりよくなってほしいもの」に変化していきました。希望や願いが根底にあるので、未来のことも考えやすくなったと夫は言いました。
さらに自分にはよくわからないし関係がないから……と、気後れしたり思考がストップしてしまいがちだった政治や社会の多様性など今現在の社会問題も、ふーみんが今後かかわっていくことを思うと急に身近な問題に見えてきたり、話題に出すことにも具体性が増したり、自分の意見が出てくるようになったのだと教えてくれました。
子育てはとても大変だし、毎日の生活や夫婦の関係は変化せざるを得ず、しかも時間もお金もかかります。でも、日々成長し変化していく子どもは、私たち親に変化の楽しさ、未来をよりよいものにしたいと思う気持ち、そのために一歩踏み出すための勇気など……かけがえのないものを与えてくれます。
この先も、家族の変化を楽しんでいけたらいいなと思うし、ふうふう言いながらも、夫とふーみんと一緒なら楽しめるだろうと心から思います。
長らく「ふうふう子育て」を読んでくださり、本当にありがとうございました!この連載は今回で最終回となりました。連載中は、さまざまなご意見やご感想をいただき、とても勇気づけられたり、勉強になったり、とても嬉しかったです。
今後も私たち夫婦の子育ては続いていくのですが、家族や周囲の力を借りて、のんびり頑張っていこうと思います。また、どこかで皆さまとお会いできることがありますように。
その時もどうぞよろしくお願いいたします!
青鹿ユウ
(編集協力:大西まお)
この記事のライター
マイナビウーマン子育て
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