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育児をする夫に対し、周囲からの「いいご主人だね」の評価にモヤっとする…。私の心が狭いだけ?

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目次

お笑い芸人や音楽プロデュース、テレビ番組のMCなど、多忙な毎日を送りながら、2児のパパとして育児に奮闘する様子をSNSで積極的に発信している古坂大魔王さん。同じように育児や夫婦関係のことで悩んでいるパパ・ママのお悩みに、ズバッと切り込みます。

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今回のお悩み

古坂さんの回答

ぜんぜん心は狭くないです

最初に断言しますが、ぜんぜん心は狭くないです!

これね、う〜ん、確かにねぇ。正直、ぼくもよく言われていることですから。うちの妻は我慢強くて何も言わないほうですけど、年に何回かこれを言われることがある。そうすると、もうこっちは何も言えないですよね。お手上げです。

なぜかというと、そう思わせてしまうほど不具合が溜まっているということだから。

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ただ、これはね、ぼくも経験あるんです。忙しいなか締め切りまでに曲を作ってマネージャーに渡して、返事が「ありがとうございま〜す」だけだったとき、「そうじゃね〜んだよ」ってなりました。こちらは何日もかけて必死で曲を作って送っているわけです。先方に送る前に、「マネージャーは聴いたのか」「感想はどうなんだ」と。

このように発表後に金銭という対価、感想などの評価を受けられる仕事でさえ、大変な思いをしてやり遂げたら、誰かにわかってもらいたいわけです。

ところが、家事や子育ては、仕事以上に誰もほめてくれない。だから、当然、ほめてほしいという気持ちになると思いますし、自分よりやっていない人がほめられていたら、モヤっとすると思います。

普段やっている人はほめられない

こうして大人でも「自分の努力を見てよー!」って言いたくなるときって、だいたいスケジュールに無理があるんですよ。ただ、それだけなんです。スケジュールに余裕があるときは、そんなこと思いもしないんですね。

だからきっと、どらみさんのスケジュールには無理があるんだと思います。

もちろん、無理がなくても言う人もいるかもしれない。でも、どらみさんは、このコーナーに相談を送るほどモヤっとしたわけだし、お子さんの年齢は9歳、4歳と割と大きい、ここから導きだせる答えは「パパがあまり家事や子育てをしていないのでは」ということです。

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相談の内容にも「家事や育児に協力的」と書かれていて「協力程度」にとどまっているのではと思うし、送迎も普段はどらみさんがやっているわけですよね。大変だと思います。

そもそも、普段やっているパパであれば、家事や子育てをしても周りに何も言われません。ところが、月に数回とかだと「お〜すごい!」「えらいね!」などと言われてしまうんです。でも、本当にすごくてえらいのは、普段からしているほうですよね。

どらみさんの夫を「えらいね!」とほめる人が男性なら、自分が家事や子育てをしていない人でしょうし、女性なら夫が何もしない人かもしれません。自分自身や夫がしっかりやるタイプなら言わないんです。だから、モヤモヤしたら「こんなのたまにですよ!」って言っちゃえばいいと思います。

夫婦でスケジュールを見直して!

本来、家事や子育てって、夫婦で分担するものですよね。

もしも一部を外注していたとしても、残りをやっぱり分け合って、それも含めて愛情だったりするじゃないですか。たとえば炊事や皿洗いを外注していたとしても、シンクにコップが溜まっているときにひとつも洗わないと、パートナーはイライラすると思います。

だから、夫婦でスケジュール会議をしたらどうでしょうか? パパの家事や子育ての時間を増やしてもらう。この連載で何度も言っていますが、家事や子育てを含むスケジュールを立てることは仕事の効率化にも役立ちます。

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それと「ママのおかげだ!」「すごいよ!」と、ぜひパパにほめてもらってください。お互いにほめ合ってもいいですよね。家事や子育ては対価がもらえないし、ほめられづらい。だからこそ、家でお互いにほめ合ったらいいんです。

そうして、ちゃんと家事や子育てをするようになったパパは、もう外では「すごいね!」「えらいね!」なんて言われなくなります。当たり前になるからです。

きちんと仕事は続けているのに「どらみさんちのパパって働いてる?」と聞かれるようになったら、それこそ本当にすごいパパになったときかもしれません。

今回の結論!

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古坂大魔王さんプロフィール

1973年7月17日生まれ。青森県出身。1992年にお笑い芸人「底ぬけAIR-LINE」でデビュー。現在は、芸人、音楽プロデューサーのほか、文部科学省・CCC大使、総務省・異能vation推進大使、UNEPサステナビリティアクションアドバイザーを務めるなど、マルチな才能を活かして活躍中。2児の父。NHK Eテレ『すくすく子育て』では5年間MCを務めた。現在は、多数のバラエティ・情報番組に出演中。プロデュースするピコ太郎の幼児向けコンテンツ「ピコスタキッズ」のYouTubeチャンネルを開設。

YouTube ピコスタキッズYouTubeチャンネルTikTok ピコスタキッズTikTokチャンネルTwitter @kosaka_daimaou

本連載は、今回が最終回となります。長い間ご覧いただき、ありがとうございました!(編集部)

(取材・文:大西まお、撮影:天田輔[インタビュー]、佐藤登志雄[タイトル・結論]、編集:マイナビ子育て編集部)

『古坂大魔王のモヤズバッ!』これまでのお話はこちら


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この記事のライター

マイナビウーマン子育て

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