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普段の家事に加え、名前のつかない家事も暮らしの中にはたくさん存在しています。そんな「名もなき家事」を時短するには、家族の協力を仰ぐのがオススメ! 今回は口うるさく言わなくても家族が動いてくれるアイデアを紹介します。
こんにちは。ライフオーガナイザー®︎の門傳(もんでん)奈々です。
名前があるわけではないけれどやらないと暮らしが滞ることもある、いわゆる「名もなき家事」。ひとつひとつは家事として時間がかかるものでないものの、チリツモになればそこそこのお時間……。忙しい日々の中では、できる限り時短や効率を考えたいもの。
実はこの「名もなき家事」こそ、家族を巻き込んでみんなでやればいいんです!今回は家族を巻き込み、名もなき家事を時短するポイントを紹介します。
kapinon / PIXTA
名もなき家事にはスキルがいらず、誰にでもできるものだからこそ、忙しいときにはつい「やってくれればいいのに……」とイライラしてしまうんですよね。
そんなイライラを家族にぶつけずに、我が家で実践している自分事化してもらうための方法をお伝えします。ポイントは、家族が“一目でわかること”と“家族に動いてもらうようサポートすること”が大切です。
具体的な進め方を、以下にてご紹介します。
クリアファイルに伝えたいメッセージを書いた紙を差し込んだ手作りプレート
名もなき家事の代表格といえば「取り替え」や「詰め替え」。
たとえば、トイレットペーパーがなくなったときに新しいものに取り替えたり、シャンプー(コンディショナー)やボディソープがなくなったときに新しいものを詰め替えたり……。それらを家族にやってもらえたら、とても助かりますよね。
「取り替えといて」「詰め替えてね」と口で言ってしまうと、どうしてもやらせている感じが出てしまいます。そこでオススメなのが、ラベルなどで間接的に伝える方法です。
ラベルを見れば家族もわかるので、自発的に「やろうかな……」という気になってくれますよ。
家族が動くのは、最後の取り換える作業だけ。
ひとつの名もなき家事を分解して、家族の負担を軽くしてあげましょう。そうすると家族も重い腰を上げてくれることがあります。
たとえば、
・トイレットペーパーを替えてほしければ、新しいものを手に取りやすい場所に出しておく。・シャンプーを詰め替えしてほしければ、詰め替え用のパッケージをお風呂場の前に置いておく
などです。
「ここまでしなくちゃ家族は動かないの?」と思われるかもしれませんが、家族は名のなき家事を自分事としては捉えてくれていません。なので、習慣化されるまでは、家族が手を動かす量を最小限にしてサポートしておくことが大切です。
ここからは、我が家で名もなき家事をやってもらうためにした工夫を3つ紹介します。
5人家族の靴が散乱するのは日常茶飯事です。
マスキングテープを貼って家族に行動を促します。
家族が玄関で靴を揃えてくれない……こんな悩みを抱える人は多いのではないでしょうか? 実は、以前の私もそうでした。乱れた靴が散乱する玄関を見るたびにイラッとしながら並べ直したことも数えきれません。
「いつまでも私が家族の靴を並べてあげるのは納得いかない!」と思いたち、試験的にマスキングテープを1本貼ってみました。
ただのマスキングテープなのですが、意外な効果を発揮! なんと、マスキングテープの内側に家族が靴を揃えてくれるようになったのです。
マスキングテープは汚れてきたら交換できますし、来客時ははがせばいいだけ。とても簡単にできる方法なのでオススメです。
クリアファイルで作るプレートは、ホワイトボードマーカーで上書き可能です。
地味に面倒な詰め替え作業。これも家族にやってもらうために始めたのが、写真のラベルです。使わなくなったクリアファイルにメッセージを書いた白い紙を差し込み、リングで引っ掛けるだけです。
詰め替えてほしいものはストックから出しておき、お風呂場のドアの前に置きます。ここまでやると、家族も詰め替えてくれます。
トイレットペーパーを交換する人が気持ちよくできるよう、明るい口調のお願いメッセージを貼りつけています。
トイレに入って使おうと思ったら、トイレットペーパーがなくなっているときはイラッとしますよね。そんな苛立ちを少しでも和らげられるよう、トイレットペーパーホルダーの裏にメッセージを仕込んでおきます。
使い切った人が交換してくれるのがベストですが、そこばかりは本人の善意に任せるしかありません(笑)。
ただ、前もって気がついていなければ、トイレットペーパーを交換するのは便座に腰掛けた状態です。そこから立ち上がって上のほうにあるストックからトイレットペーパーを取り出すのは、誰でも嫌ですよね。
ですから、シャンプーと同様にトイレットペーパーの予備を事前に手の届く場所に置くことも忘れずに!
今回は名もなき家事を家族にやってもらう工夫を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
家族にやってほしい家事を伝えるときに大切なのは、「何を」「どうすればいいのか」を明確にしてあげることです。
家事に関心の薄い家族を動かすために、まずは指示を具体化することを心がけてみましょう!
『名もなき家事』は、大和ハウス工業株式会社の登録商標です。
この記事のライター
マイナビウーマン子育て
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