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揚げ物をした後の処理に迷う揚げ油。実は揚げ物に使用した油は一度だけでなく、数回使用することができるんです。今回は再使用にあたり注意するポイントと、きれいな油に保つコツをお伝えします。
こんにちは。ライフオーガナイザー®の門傳(もんでん)奈々です。
みなさんのご家庭では、揚げ物をしたときの油はすぐに処分していますか? 油の状態にもよりますが、実は油って数回使うことができるんです!
今回は、揚げ油を再使用している我が家の実例を紹介します。
油のラベルに書いてある保存方法などをもう一度確認してみましょう。
みなさんは、一度揚げ物で使った油を捨てるべきか再使用するべきか……迷った経験はありませんか?
我が家では揚げ物を一度しただけでは揚げ油を捨てず、よほど油が茶色に汚れていない限り、数回再使用しています。
「えっ、大丈夫なの?」と思われるかもしれませんが、実は揚げ物に使用した油でも3〜4回使用することができるのだそう。
3〜4回使用できるとは言っても、それは油の状態次第。唐揚げをすれば素揚げのときよりも油は汚れやすくなりますし、とっておいた油も時間が経てば酸化していきます。すでに一度加熱した油なので、未使用のものより変化が生じやすくなっていると考えるべきでしょう。
劣化した油は以下のような変化が現れます。
これらの症状が出た場合は、使用をやめて廃棄しましょう。
上記以外にも、揚げるものによって油ににおいがうつり、再使用に向かない状態になるものがあります。
我が家で再使用に向かないと実感した例は以下の2つです。
魚の竜田揚げなどをした後は、油に魚のにおいがうつります。その油を再使用しようとすると、熱した段階で油が魚臭くなるので再使用には向かないでしょう。
カレー粉を衣に使った揚げ物のあとは、油にカレーの香りが残ります。
衣にカレー粉を混ぜて揚げ物をした油は、カレーの香りが強く出ているので再使用には向いていないと感じました。ただし、カレーの材料を炒めるときに限っては、同じカレーなので大丈夫でしょう。
基本的には、においの強い食材は油ににおいがうつってしまうので、そのような食材を揚げるときは2〜3回使用した油で揚げるとよいでしょう。
油を酸化させないためにも、再使用する場合は早めに使ったほうがよいでしょう。
数回使うためには、揚げるものの順番を気にすることが大切です。オススメの順番を紹介します。
野菜の素揚げは油へのダメージが少ないです。
揚げ油を再使用するのにオススメなのは、味つけのないものから揚げていくこと。野菜の素揚げは香りも残らないのでオススメです。
磯辺揚げを作った後の油はにおい移りもあまり感じませんでした。
2回目の油も、できるだけ下味の少ない物を揚げます。我が家で作ったのは、ちくわの磯辺揚げです。油のにおいの変化もあまり気になりませんでした。
下味がついた食材を揚げたあとは油ににおいがつきやすいです。
我が家では、油の再使用は3回目を最後にしています。
このときに、下味がついたものを揚げています。下味がついた物を揚げたあとは、やはり揚げた食材のにおい移りが感じられました。
揚げ物などで使った油を再使用するためには、適切な方法で保存することが大切です。油のボトルにあるラベルには保存方法などが載っているので、確認してみましょう。
我が家の米油のラベルにある保存方法は、「直射日光を避け、常温で保存してください」と書いてあります。
また、一度使った油はオイルポットなどを利用して、新しいものと分けて保存しましょう。
揚げ物の後の油の処理は面倒ですよね。それでも繰り返して使うためには、油を濾して保存したり容器に保存することで、気持ちよく再使用することができます。
揚げるものの食材や下味に気をつけて使うと、油のにおいもあまり気にせず再使用することができますよ。ぜひ試してみてくださいね。
この記事のライター
マイナビウーマン子育て
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