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親や祖父母から譲り受け、さらに子どもへ受け継ぐ宝石「ヘリテージジュエリー」。この連載では、「私のヘリテージジュエリー物語」と題して、読者から寄せられたヘリテージジュエリーにまつわる素敵なエピソードを紹介します。今回は、大好きな祖母から憧れのエメラルドネックレスを引き継いだ40代女性のエピソードです。

(※写真はイメージです)
私が30代後半の頃、80代の祖母は病気で入退院を繰り返していました。
子どもの頃からとても優しくしてくれた祖母のことが大好きだったので、すごく心配で何度もお見舞いに行きました。
少し調子が良くなり、退院して自宅に戻ったときのことです。私は実家に付き添っていたのですが、祖母はおもむろにタンスからネックレスを取り出してきて「これをあなたにあげるわ」と。
それは私が小さな頃からとても憧れていたエメラルドのプラチナネックレスでした。お出かけのときに、祖母がよく身に着けていたものです。

(※写真はイメージです)
突然のことに私が驚いて「どうして?」と聞くと、祖母は「お母さんは興味がなさそうだし、あなたは小さな頃からキレイだと言って気に入ってくれていたでしょ? もうおばあちゃんはつけることがないから、あなたが大切に使ってね」と言いました。
まるで祖母が自分の死を意識しているようで悲しかったのですが、このネックレスを大切にするのは私しかいないと思って、笑顔で受け取りました。
その3ヶ月後に祖母は亡くなりました。
今では私は出かけるとき、頻繁にこのネックレスを身に着けています。いつも祖母を身近に感じて寂しくありません。
====================※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。
(マイナビ子育て編集部)
この記事のライター
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