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「TOY Publishing」の出版第2作目として、ボローニャ国際児童図書展受賞作の翻訳版『サンサロようふく店』が、4月22日(金)に刊行された。
韓国に実在する洋服店をモデルにした『サンサロようふく店』1,650円(税込)の舞台は、まだ誰もが民族服を着て暮らしていた頃。
町なかの「三叉路」に初めての洋服店「サンサロようふく店」ができて、通りかかる人たちはみんな珍しがる。
客のために、1着1着ていねいに洋服を仕立てる、店の主・ドックさん。
その姿勢は、時代が変わっても子・孫へと受け継がれていく、というストーリーだ。
親、子、孫の三世代の主人が客のために、ただただ実直に洋服を紡ぐ姿に、思わずじんわりあたたかい気持ちになる話だ。ところどころに、翻訳した詩人・林木林氏ならではの言葉づかい、言い回しがあるのが日本語版の特徴。
幼児から読めるように、すべての漢字にふりがながついている。
著者は、韓国の絵本作家・イラストレーターのアン・ゼソン氏。2014年と2017年の2回、ボローニャ国際絵本原画展で「今年のイラストレーター」に選出され、今後に注目されている絵本作家だ。
アン・ゼソン氏の、落ち着いたやさしい色合いの絵が魅力的な『サンサロようふく店』を、親子で読んでみては。
TOY Publishing公式サイト:https://toypublishing.com
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