/
全国の小学校で、「動物介在型の学習プログラム」を実施する「マナーニ」が、2023年1月より一般飼い主を対象にした「動物介在教育のハンドラー(飼い主)&介在犬(愛犬)」の養成講座を開始。その第1期生を11月11日(金)~12月31日(土)の期間、募集している。
同講座の受講期間は最短6か月間で、ハンドラーとして愛犬と一緒に、子どもたちに命の温かさや思いやりを伝える活動に参加できる。
「マナーニ」は、2014年より文部科学省・環境省の後援を得て、全国の国公私立小学校で犬を介在した体験型授業を実施している。なお、11月現在で99校6,941人を対象に実施した。
「動物介在学習プログラム」とは、同団体が東京学芸大学と共同で開発した、犬が本来持つ「共感力」や「コミュニケーション力」を生かした学習プログラム。
主に低学年の道徳科や生活科の授業として導入しており、1クラスに対して犬が5~6頭参加することで、児童がより間近で犬の躍動感を感じ、コミュニケーションを取ることができる授業として評価されているそうだ。
コロナ禍で子どもたちの体験不足が課題となる中、小学校からの実施依頼も増加傾向にあるという。
「動物介在型の学習プログラム」の活動開始より9年間、小学校教員や動物介在教育の専門家、ドッグトレーナーと共に、スキルの基準策定やリスクマネジメントのためのノウハウを構築しを行ってきたそうだ。
同講座の対象は幅広く「愛犬と一緒に活動に参加したい人」。現在は、一般飼い主、トリマー、看護師、ドッグトレーナーなどが、愛犬と一緒に活動に参加しているという。受講条件として一定の適正やスキルなどは求められるものの、広く多くの飼い主が受講することができる。
同講座は実践を重視した「ドッグスキル」と、座学による「ヒューマンスキル」のプログラムで構成されている。講師には、犬の専門家や教育の専門家など迎え、多角的に動物介在教育を学べる授業構成だ。
「ドッグスキル・プログラム」は、ヒューマン・ドッグトレーナーの須﨑大氏による、介在教育に必要なスキルを愛犬と共に学ぶ実践講座。
犬の行動学や心理学などに基づき、愛犬とのコミュニケーションスキルを上げることで、愛犬の可能性を引き延ばすことを重視したプログラムだ。
「ヒューマンスキル・プログラム」は、教育の観点から、伝達力や発問力を養う座学講座。
ヒューマンスキルでは、児童との対話の際に現場で求められるスキルなどを、現役の小学校教員などから学ぶことができる。
その他詳細は「マナーニ」公式サイトで確認を。
愛犬と一緒に、小学校で社会貢献活動をしたい人は「動物介在教育のハンドラー(飼い主)&介在犬(愛犬)」の養成講座を受講してみては。
マナーニ公式サイト:https://manani.jp/
第1期生公募:https://manani.jp/school/
(角谷良平)
この記事のライター
STRAIGHT PRESS
771
ストレートプレスは、トレンドに敏感な生活者へ向けて、ファッション、ビューティー、ライフスタイル、モノなどの最新情報を“ストレート”に発信します。
グルメ・おでかけの人気ランキング
新着
カテゴリ
公式アカウント