/
桂屋ファイングッズは、日本の伝統的な染色技法“ろうけつ染め”を自宅で体験できるキット商品「ろうけつ染め 大判ハンカチキット」を、4月1日(月)に発売する。
“ろうけつ染め”とは、溶かした蝋(ろう)を使い、絵画のように模様を描く染色技法。蝋を塗ったところは染まらずに味わい深い紋様となることから、日本では奈良時代、平安時代から愛されてきた伝統がある。しかし、この技法を自身で体験することは、愛好家に限られてきたという。
今回、桂屋ファイングッズは、“ろうけつ染め”をより多くの人が体験できるように、図案や染料に工夫を凝らし、誰でも使いやすいキット商品として新たに発売し、日本の伝統染色技法の家庭での普及を目指している。
図案は、縁起物の「達磨」と「招福猫」の2種類あり、どちらかを選んで制作できる。
初心者でも描きやすいよう、絵柄の大きさや線の太さに配慮しており、特に面の部分を大きく取っているのが特徴だ。“ろうけつ染め”ならではの“ろうのひび割れ”を楽しめて、その繊細さと美しさを表現できる。
染料は、4月よりリニューアル新発売となる「技法用染料リアクト」を同梱。熱湯を使わず色止めも不要で、その手軽さから同社商品の中でも人気の染料だ。
「ろうけつ染め 大判ハンカチキット」の作業時間は約90分~で、制作手順は以下の通りだ。
図案を基に、大判ハンカチに付属の「みやこ染消えるマーカーペン」で下絵を描く。下絵を描いた部分に、ろう溶器で溶かしたろうを筆で重ねて“ろう描き”したら、ハンカチを水に浸し、面の部分に適度に亀裂を入れる。
染料・定着剤を40℃のお湯に溶かし、染め液を作り、水に浸しておいた大判ハンカチを染め液の中に入れて、20分~40分かき混ぜながら染めよう。
台所用中性洗剤を加えた熱湯でハンカチを数回繰り返して洗い、ろうをとり、陰干しして乾かし、アイロンをあてて完成だ。
桂屋ファイングッズは、1890年(明治23年)、東京日本橋創業の家庭用染料ブランド「みやこ染」の製造販売元。厳選した原料で自社生産にこだわった安心安全の「みやこ染」ブランドの染料を提供している。
取扱店は、イオンパンドラハウス、オカダヤ、ハンズ、手芸センタードリーム、藤久クラフトタウン、ユザワヤ、その他全国手芸・雑貨・ホームセンター等だ。
また、染色の楽しさをより多くの人に知ってもらうためにと、同社は2017年6月に染色体験スペース「somenova(そめのば)」を東京・日本橋に新設し、各種ワークショップを開催している。
自宅で手軽に日本の伝統的な染色技法にチャレンジしてみては。
■ろうけつ染め 大判ハンカチキット
商品構成:大判ハンカチ(54㎝×54㎝)1枚、粉末染料2.5g×1包、定着剤7g×2包、みやこ染 消えるマーカーペン1本、説明書(図案2種付き)
価格:1,650円(税込)
カラーラインナップ:全2色(ネイビーブルー、レッド)
桂屋ファイングッズ公式HP:https://www.katsuraya-fg.com/
(Higuchi)
この記事のライター
STRAIGHT PRESS
773
ストレートプレスは、トレンドに敏感な生活者へ向けて、ファッション、ビューティー、ライフスタイル、モノなどの最新情報を“ストレート”に発信します。
グルメ・おでかけの人気ランキング
新着
カテゴリ
公式アカウント