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金の犬殿製作委員会と石富プロパティーは、日本の伝統建築技術を用いた犬小屋を製作することによって、それらの技術のすばらしさを世界に伝えることを目的とした「金の犬殿プロジェクト」を開始。
石富プロパティー所属のパラアーティスト・MUSASHI/武蔵氏とコラボレーションし、EXPO2025 大阪・関西万博「世界の武蔵個展」に出展する。
パラアーティスト・MUSASHI氏が、EXPO2025 大阪・関西万博「世界の武蔵個展」を開催するにあたり、その表現する世界観をサポートするために「金の犬殿」が製作されることが決定。
「金の犬殿」とは、文化財構造計画が、社寺建築の技術を駆使して製作した至高の犬小屋である「犬殿」に、割板で屋根を葺く技術や金箔貼りの技術など、さらに多くの伝統建築技術を加えて製作された作品だ。
「金の犬殿」は、ユネスコに世界無形遺産として登録されている「伝統建築工匠の技 木造建造物を受け継ぐための技術」に選定された17の技術のうち、「建造物木工」「杮(こけら)葺き」「屋根板製作」「建造物彩色」「建造物漆塗り」「漆生産・精製」「縁付金箔製造」の7つの技術を用いて製作されている。
動画による製作の記録も作成される予定で、金の犬殿製作委員会は、MUSASHI氏のアートを支えるとともに、日本伝統建築のすばらしさを世界の人々に伝えたいと考えている。
展示においては、MUSASHI氏が製作した立体アートの御殿となり、正面に掲げられる扁額(へんがく)もMUSASHI氏のアートだ。また、「金の犬殿」製作にあたった職人やその技術をモチーフにした作品も展示される予定とのこと。
「世界の武蔵個展」は、2025年7月9日(水)・10日(木)、ギャラリーWESTで開催される。
パラアーティスト・MUSASHI氏について紹介しよう。
MUSASHI氏は、2003年、大阪府寝屋川市出身。幼少期から立体造形などの制作が好きで、中学生で本格的に絵を描き始め、マーカー、アクリル、顔彩などを巧みに取り入れ、色彩に優れた作品、キャラクターなどを描くことをスタイルとしている。
BeatやLyricから生まれる作品や、花柄などを用い、ポジティブマインドからダークな表現までメッセージ性のある作品をキャンパス、デジタルアート、立体造形などに落とし込むスキル&スタイルに注目だ。
「金の犬殿プロジェクト」を企画・運営する、金の犬殿製作委員会は、今回の「世界の武蔵個展」出展のために「金の犬殿」を製作するプロジェクト会社で、文化財構造計画と石富プロパティーほか、プロジェクトを支援する複数の会社によって設立された。
文化財構造計画代表取締役として、文化財建造物の保存修理・耐震補強・公開活用の設計監理を行う冨永善啓氏が代表を務めている。
冨永善啓氏は、松江城天守・大阪中之島図書館など200棟以上の文化財建造物に耐震補強を行い、2017年に「日本イコモス奨励賞」を受賞。2022年に至高の犬小屋「犬殿」をリリースした。
日本の伝統建築技術を世界に伝える「金の犬殿プロジェクト」の今後に注目してみては。
「金の犬殿プロジェクト」公式サイト:https://golden-inudono.com
MUSASHI氏公式サイト:https://musashi-ishitomi-art.com
MUSASHI氏公式Instagram:https://www.instagram.com/musashi_ishitomi
(佐藤ゆり)
この記事のライター
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