更新日:2022年8月27日 / 公開日:2022年8月27日
独特のフォルムと食感が美味しいカヌレ。真っ黒に焦げた表面からは想像出来ない中身の柔らかさも魅力の一つ。今回はカヌレ型を使って作る本格カヌレのレシピをご紹介していきます。
カヌレ作りの際、あの独特の形に仕上げるには他の製菓型では代用出来ないので、専用の型が必要になってきます。
本格的に作るのであれば銅型を使用しますが、高価で焼き方にもコツが必要なので初心者さんには少し扱いが難しいかもしれません。
おすすめなのはフッ素加工やシリコン樹脂でコーティングされた金属製(スチール)の型。銅型よりも安価で熱伝導も良く、型離れも良いので初心者さんでも難しいコツなどもなく綺麗なカヌレが焼けます。
シリコン製の型は金属に比べると焼き色が付きづらいですが、型離れは抜群です。
今回はカヌレ天板(スチールにシリコン樹脂コーティング)を使用して作っていきます。
・牛乳 250g
・薄力粉 40g
・強力粉 25g
・グラニュー糖 100g
・卵黄 1個
・全卵 卵黄と合わせて40g
・ラム酒 20g
・無塩バター 10g
・バニラペースト 小さじ1
鍋に牛乳を入れ沸騰させる。 火から下ろし、粗熱が取れたらラップして冷蔵庫で一晩冷やす。
※牛乳は一度沸騰させて休ませないと焼成時に吹きこぼれやすくなります。これは牛乳に含まれるたんぱく質の性質によるものです。
【カヌレの生地を作る】
① ボウルに薄力粉・強力粉を合わせてふるい入れ、グラニュー糖も入れてホイッパーで混ぜる。
② 一晩おいた牛乳を2回に分けて加え、ホイッパーで混ぜる。
※混ざれば良いので泡立てないように。
③ 別のボウルに卵黄を入れ、全卵を卵黄と合わせて40gになるように計量する。
④ ③を②に入れ、ホイッパーで混ぜる。 さらにラム酒・溶かした無塩バターを加える。
ザルで一度漉し、バニラペーストを加えてゴムベラでザっと混ぜる。
表面にぴったりラップをして、冷蔵庫で丸1日(18~24時間)寝かせる。
※カヌレの生地は最低でも12時間以上寝かせて、グルテンを落ち着かせないと焼成時に吹きこぼれやすくなります。(このレシピでは18時間以上寝かせるようにしています。)
【カヌレを焼成する】
① 焼成する1時間ほど前に冷蔵庫から出しておき、常温に戻しておく。 底の方に粉類が沈んでいるので一度ゴムベラで全体を丁寧に混ぜる。
その合間にカヌレ型にバター(分量外)をたっぷり塗って冷やしておく。
② 型に6等分に流し入れる。
③ 230℃に予熱したオーブンに入れて10分間焼き、190℃に下げてさらに50分程度焼く。
※焼成時間はオーブンによって変わってくることがあるので、焼き色を見て微調整してください。
④ 焼成後はひっくり返して型から外し、網の上で冷ましておく。
表面はカリッと、中はもちっとした食感が美味しいカヌレの出来上がり。
カヌレは焼き菓子なので日持ちはしますが、カリッとした食感を楽しめるのは当日中までなので、作ったらその日のうちに頂くのがおすすめです。
食べきれなければ生クリームを絞って冷やすと流行りの生カヌレになって美味しいですよ。
ぜひ本格的で美味しいカヌレ、おうち時間に作ってみて下さいね。
この記事のライター
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