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料理研究家・調理師・食育インストラクター・野菜ソムリエのsachiです。鶏の唐揚げは、夕飯やお弁当のおかずとしては勿論、居酒屋のメニューとしても大人気な定番おかずですよね。今回は、基本のから揚げの作り方に加えて、粉の違いで変わる、鶏の唐揚げを深堀してみましょう。
今回は、基本の唐揚げレシピに加えて、唐揚げの衣について深堀りしてみましょう。片栗粉・小麦粉・両方ミックスの3種類で検証します。
ベースの鶏の唐揚げは、基本のシンプルな味付けと作り方にしてあります。衣だけ変えて、揚げ方と温度も同じにしてあります。
鶏もも肉 大2枚(約650g)
塩 小さじ1/2杯
胡麻油 小さじ1杯
酒 大さじ1杯
醤油 大さじ1杯
にんにく(すりおろし) 1片分
しょうが(すりおろし) 1片分
卵 1個
揚げ油 適量
小麦粉 適量
片栗粉 適量
① 鶏もも肉を一口大(1枚を7〜8等分)にカットしてボウルに入れ、塩・胡麻油を加えて1〜2分ほど揉み込み、酒・醤油・にんにく・しょうがを加えてさらに揉み込み、15分程漬け込んでおきます。
※はじめに塩・胡麻油を揉み込んでおく事で、余分な水分が抜けて後から入れる調味料が染み込みやすくなり、胡麻油を揉み込む効果により、ジューシーに仕上がります。
② 溶き卵を加えて卵液がなくなるまで、よく揉み込みます。
※卵液を揉み込むことにより、ふんわり柔らかい仕上がりになります。
③ ②に粉をまぶし、160℃に加熱した油に入れ、薄ら色付きはじめたら油の温度を180℃に上げて、こんがりキツネ色に揚げます。
サクサクとしてしっとりとした、3つの中では一番柔らかい唐揚げ。冷めてもしっとりとして柔らかいので、お弁当にも適しています。
外はカリッと、中はジューシー。片栗粉が衣の唐揚げは、最近流行の傾向にあります。
想像通りかとは思いますが、小麦粉で作った時と片栗粉で作った時のちょうど中間の食感。今回は検証するので、片栗粉と小麦粉を同量をミックスしてから鶏もも肉にまぶしました。
少し手間はかかりますが、小麦粉を鶏肉に揉み込んで絡めてから、片栗粉をまぶして揚げると、外はカリッと、中はしっとりとしてジューシーになり、いいとこ取りの唐揚げになります。冷めてからも、外はほどよくカリっと、中はしっとりジューシーなので、お弁当にもおすすめです。
どの粉を使うのかは正解があるわけじゃなく、どちらも正解です。日本料理や西洋料理の衣には小麦粉を使われる事が多く、中華料理の衣には片栗粉が使われる傾向が強いかなと思いますが、好みによって使い分けるのが一番ですよね。
最近は、米粉でカリッとグルテンフリーに作ったり、もち粉を使ってもちっとハワイ風の唐揚げにするのも人気があります。他に、上新粉やタピオカ粉を使ってお好みの粉と味を見つけるために探求してみるのも楽しいかもしれませんね。
鶏の唐揚げの作り方は無限大!ぜひ、自分好みの唐揚げを作ってみて下さいね。
この記事のライター
野菜ソムリエ
sachi
19835
料理研究家・野菜ソムリエ・料理ブロガー(LINE公式ブロガー)・クックパッドレシピエール。レシピ開発、メディア出演・掲載など。健康的で体にもお財布にも優しい、簡単に作れるお料理をブログにて紹介しています。
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