更新日:2024年3月25日 / 公開日:2024年3月25日
料理研究家・調理師・食育インストラクター・野菜ソムリエのsachiです。春はいろんなアブラナ科の野菜が出回る季節ですね。その中でも特に、春の印象が強い菜の花と、こちらも旬のホタルイカを使った、春色パスタをご紹介します。
独特のほろ苦さがある菜の花は、含んでいる栄養素が他の野菜を圧倒するほど、栄養価に富んでいます。カリウムはモロヘイヤ並み、カルシウムは小松菜並み、各種ビタミン類は動物性食品並みと、群を抜いてます。
季節になれば容易に手に入る野菜なので、積極的に取り入れたいお野菜ですね。菜の花といえば、お浸しや辛子和え、ごま和え、炒め物や漬物、わん種にするのが代表的ですが、今回ご紹介するパスタにしても、とっても美味しく頂けます。
もう一つ、旬の食材のホタルイカも、様々なビタミンやミネラルが豊富に含まれています。ですが、美味しく食べるには、少々下処理をしなければいけないのが面倒な所。手順は下記で解説してますので、参考にして下さいね。
この2つの旬の食材を合わせ、アンチョビをソースにしたパスタは絶品です!作り方はとっても簡単!オリーブオイルでにんにくとアンチョビを炒めたら、ホタルイカ、パスタ、菜の花を加えて全体に絡めるだけ。
菜の花 1束
ホタルイカ 90g
スパゲッティー 200g
にんにく 1欠片
アンチョビフィレ 6枚
オリーブオイル 大さじ2杯
パスタの茹で汁 30~50g
岩塩・黒粒胡椒 各少々
① 菜の花は根元を落とし、2等分にカットしておきます。
② ホタルイカは目と口を取り除いておきます。口は足の付け根にあり、目止めの周りの黒い部分、口をそれぞれ手や骨抜きなどで摘むと、スポッと取れます。
※目や口の部分は、食べると固く残り、食感も悪いですし、目の周りにある黒い部分が臭みの原因になりやすいため、しっかりと取り除きましょう。
③ フライパンにオリーブオイル、つぶしたニンニクを入れて弱火にかけ、じっくり炒めて香りをオリーブオイルに移し、アンチョビを加えて炒めます。
④ ホタルイカを加えてさっと炒め、パスタの茹で汁を加えて乳化させます。
⑤ フライパンの作業と同時進行でパスタを、袋の記載の−1分で茹で上げ、茹で上がる30秒前に①の菜の花を加えます。
※パスタは、水に対し、8%の塩を加えて茹でます。
⑥ ④のフライパンに⑤の茹で上がったパスタと菜の花を加えて全体に絡め、岩塩・黒粒胡椒で味を整えます。
※アンチョビやパスタの茹で汁、ホタルイカにも塩気がある場合が多いので、必ずパスタの味を見てから、岩塩や黒粒胡椒を加えて調節して下さいね。特に塩加減を注意して下さいね。
⑦ お皿に盛り付けたら、完成です!
ほんのりと苦味のある菜の花と、アンチョビの魚介の旨味がホタルイカの美味しさを引き立て、とてもバランスの良い、春らしいパスタです。旬の今しか味わえない美味しさなので、ぜひ作って食卓にも春を取り入れてみて下さいね!
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