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料理研究家・調理師・食育インストラクター・野菜ソムリエのsachiです。春野菜がたくさん出回る季節になりましたね!今回は、今が旬の新玉ねぎを使った、とってもお手軽な絶品おつまみ、『新玉ねぎのチーズソテー』をご紹介します。
今回の主役、『新玉ねぎ』は、春先だけに出回る早生種の玉ねぎのことで、皮が柔らかく、みずみずしいのが特長です。普通の玉ねぎは収穫後に乾燥させますが、新玉ねぎは、乾燥せず、収穫後にすぐ出荷されます。
新玉ねぎの栄養は、玉ねぎ同様、硫化アリルという辛味成分が特長です。この成分は、生で摂取すると効果的ですが、加熱時間を短くすることで、損失を抑える事ができます。
逆に、加熱する事で、抗酸化作用のあるポリフェノールの含有量が増えると言われています。ビタミンCやEと同じく、美肌効果、シワ予防など、アンチエイジング効果があるのは、女性にとって嬉しい効果ですよね。
普通の玉ねぎと違い水分量も多く、みずみずしいので、薄切りにして水にさらし、鰹節と醤油をかけて頂くのが代表的な食べ方ですが、加熱すると、より甘みを増し、果肉がとろけて絶品の美味しさになります。
じっくり加熱する事で、玉ねぎの中のアミノ酸が分解され、旨味成分であるグルタミン酸やアスパラギン酸が増加します。加熱することにより細胞壁が壊れ、栄養素が体内に吸収されやすくなります。
収穫してそのまま出荷された新玉ねぎは、みずみずしく水分が多いので保存性は低く、傷みやすいので、購入したら早めに消費しましょうね。保存する時は、皮を剥かずにキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫で保存します。
今回ご紹介する『新玉ねぎのチーズソテー』は、櫛形に切った新玉ねぎに粉チーズをまぶし、オリーブオイルで焼くだけです。ソテーした新玉ねぎは甘く、柔らかくてとろける美味しさです。
新玉ねぎ 1個
粉チーズ 大さじ2杯
岩塩・黒粒胡椒 各少々
オリーブオイル(バター) 大さじ2杯
水 大さじ1杯
鰹節 2g
小ねぎ(小口切り) 1本分
① 新玉ねぎの上下を落として皮を剥き、玉ねぎの芯の部分は残したまま、8等分の櫛形切りにカットし、つながった状態にしておきます。(もし、分裂しそうになった時は、爪楊枝を刺して離れないように補強しておきます。)
② ボウルに①を入れ、粉チーズ・岩塩・黒粒胡椒を加えて、全体にまぶします。
③ 熱したフライパンにオリーブオイル(バター)をひいて、②の断面を下にして並べて入れ、中火で焼き付けます。
※バターのみで使用すると焦げやすいので、少量オリーブオイルも加えて加熱するのがオススメです。
④ 焼き色が付いたら裏返し、水を鍋肌から回しかけ、フタをして弱火で3分程蒸し焼きにします。
⑤ お皿に盛り付け、鰹節と小ねぎをトッピングしたら、完成です!
お好みで、ポン酢をかけてお召し上がり下さい。バターで焼いた時は、醤油で頂くのがオススメです。今が旬の新玉ねぎならではの味わいが楽しめますので、ぜひ作ってみて下さいね。
この記事のライター
野菜ソムリエ
sachi
19835
料理研究家・野菜ソムリエ・料理ブロガー(LINE公式ブロガー)・クックパッドレシピエール。レシピ開発、メディア出演・掲載など。健康的で体にもお財布にも優しい、簡単に作れるお料理をブログにて紹介しています。
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